1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【追伸】住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 かまやつさんの『我が良き友よ』で、「今の暮らしに飽きたら2人で、夢を抱えて旅でもしないか、あの頃へ」という歌詞が。いいね。

2022-04-26 10:53:53 | 法話
学生時代の友人に出した年賀状の返信が、3月末に奥様から届いた。昨年暮に友人は、くも膜下出血でこの世を。行年60歳、還暦を迎えられずに。学生時代に馬鹿やってた頃が脳裏を。かまやつひろしさんの『我が良き友よ』の歌詞そのままに。怖いものも知らず、大人の注意も聞かず、勢いのままに生きていたあの頃。

【追伸】
かまやつひろしさんの『我が良き友よ』の歌詞で最も友人を思い出すフレーズは『家庭教師の柄じゃない。金の為だと言いながら、子供相手に人の道、人生などを説く男』かな。何でもが熱い男で、屁理屈こきで、世の中の批判ばかりをしていたな。大卒10年後に、かまやつさんの歌詞を引用したのかな、『俺は今でも、この街に住んで、女房、子供に手を焼きながらも、生きている』という年賀状が届いた。60歳を超えて、20歳前後の事を思い出すと、あの頃に返ってみたいな、と思う心が湧き起こってくる。60歳のこの状態(知識、知恵、経験を備えた)で20歳の頃に戻ったら、今度はどんな生き方をしていくんだろうな、と時折、考える事が。




【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 お金は人間の体でいうところの血流。血流がスムーズにいかねば病気に。街に活気がないは、銀行の責任も大きいかな。

2022-04-22 18:00:55 | 法話
読者が「番組『ダウンタウンDX 』を見てたら出演者が、銀行に小銭を大量に持って行ったら『幾らあるか数えて下さい』と言われたとの事。住職のところはお賽銭があるでしょ。どうしてるの」と。「そんな事を言ってくる銀行はあるとは聞いていたが、拙僧の信金は、入金手数料は取られるが『数えろ』はないよ」と。

【追伸】
この読者が「数えろ、と言われたら、どうしますか」と。「数えなくていい銀行に、移るかもしれんね。結局、煩わしいから、銀行側も小銭入金をしたくないのかな。『数えろ』なんて言われたら、頭にきて他に持っていくだろう、と少しは思ってるのかもね。ただ、そうなれば、顧客も失う事になるだろうけどね。仮に、数えて持って行っても、銀行はまた、数えるでしょ。その日の業務後に1円合わなくても、夜中までその1円の行方を探すと聞いてますよ」と。
 因みに、銀行といえば、こんな話が。檀家爺様が癌に。先を心配して爺様が、預金を全て婆様名義に。間もなくして、婆様が痴呆に。この夫婦には子供も、遺産相続者もなく、戸籍と診断書を持って拙僧、爺様を連れて銀行に。すると支店長が「奥様直筆の委任状がないとどうしようもないですね。キャッシュカードを作っておれば、私達も見て見ぬ振りが出来るのですが。こういうお金が沢山あって、我々も困ってるんですよね」と。これには流石に立腹し「見て見ぬ振りが出来るのなら、通帳で降ろしてあげればいいじゃないですか。こういうお金があって困ってるとは、どういう事ですか。このお金(お客の預金)を運用して、あなた達はご飯を食べてるんでしょうが」と。が、結局、受け入れられず爺様「自分が一生懸命働いて、女房と2人で貯めたお金なのに」と泣いて拙僧に。結果、亡くなるまで、100円降ろすのにも、司法書士に書類を書いてもらい、裁判所に提出し、認可をもらって銀行に。以後、わが寺の檀家お年寄り達には「全て普通預金にして、キャッシュカードを作り、信頼出来る人に預けておきなさい」と指示を。最近は少しだけ、緩和されたみたいですけど。これじゃ、箪笥預金は減らないよね。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 この知人社長が「日本は、ロケット弾を撃ち込まれても『話し合うぞ(憲法9条)と言い続け、数多の国民を失う事になるんだろうな」と。

2022-04-20 10:28:47 | 法話
知人社長が「強行する者、傍観する者、能天気に構える者、ちゃちゃ入れる者、火に油を注ぐ者と、人類は完全に歯車が狂ってきた。あとは壊れるしかないか。『そうすりゃ、そうなる』が分かっていながら改善出来ないな、人間は。そろそろ地球さんも、第6回目大量絶滅のリセットボタンを押す時期を考えてるかな」と。

【追伸】
更に知人社長が「人間を殺している第1位は、蚊、第2位が、人間。因みに、第4位が、犬、と。地球さんもそろそろ、元の姿に戻して、新たな生物体に地球を委ねようと思ってるかもしれんね。時に地球さんは、それに相応しくない人物に、歴史の運命を委ねる事がある。地球さんの遊び心かな。滑稽には、滑稽で対応しよう、と。戦国時代、豊臣家を滅亡させる為だけに存在した小早川秀秋公の様に。昨日だが、日本がウクライナに防護マスクを提供、と決議した事に対し、ロシアが『日本はウクライナの生物化学兵器を後押しして、また、戦争犯罪を繰り返すつもりか』と猛抗議をしてきたね。火のない所から、煙を出させるが上手いな、ロシアは。日本の政治家はどうも、頼りになりそうもないし。1ヶ月程前に国会で野党が『原発にロケット弾が飛んできたら、防ぐ方法はあるのか』と政府に能天気な質問をしてたな。がっぱりしたわい。住職がその野党の質問に対し、法話の中で『自分で考えたら、わかろうもん』と一言。大爆笑した。『防ぐ方法があるなら、言ってみい』だよね。何か、こう、人類滅亡の絵が見えるよね。少し前までは、その絵が見える事は、なかったけどな」と。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 史実は、四(史)割事実で、六割が嘘と。歴史資料もその時代に書いた人の主観が。なればこそ、面白い、ロマン。

2022-04-19 18:50:55 | 法話
街道から寺内が丸見えの無防備な本能寺に、信長公は僅かの家来を連れて宿泊を。戦国時代にあっても、自分が襲われるなど、微塵にも思ってなかったんでしょうね。そう考えたらある意味、人の良い、おめでたい、人を疑う事をしない、そんな童の様な人だったのかな、と。覇王のレッテルは、江戸時代に付けられた、と。

【追伸】
信長公の死には疑問に思える事が幾つか。その筆頭はやはり、秀吉公の動向。光秀公が街道(本道)を通って、1万5千騎が本能寺へ。情報網に長けた秀吉公の耳に入らない訳がない。中国大返しも、2万の兵を40キロ近い鎧を持たせて、途中、食糧を工面しながら、あの日数で。到底無理な話。昨今、600艘の船に兵隊の鎧を乗せて、人間は裸で街道を走らせたとの資料が。光秀公謀反の知らせを受けて、すぐに600もの船を集めるは至難の業。前もって用意をしてなければ、無理。これから考えると、やはり、下克上の時代か、と思わざる負えない。発見される資料は、本当の事が書かれてあるのか、と言えば、それもまた、確かめる術はなし。時の実力者が自分に都合の良い様に書かせたとも考えられる。史実は、四(史)割事実で、六割は嘘と。光秀公も昨今発見の資料で、関ヶ原当日、徳川側に参戦の為、移動中に川で溺死したとの資料が見つかったと。光秀公は天海という説も浮上。あらゆる状況から鑑みても、秀吉公と光秀公が手を結んでいたのではないか、の疑問も。そういった憶測も立てられるから、歴史は、面白い。歴史は、ロマン。が、こういった流れも、もし、本能寺の変の時、近くの妙覚寺で宿を取っていた信忠公(行年26歳)が逃げておれば、明智勢に挑み掛かっておらねば、生き長らえておれば、恐らく、秀吉公、家康公の時代はなかっただろう、というほど、優秀な将(信長公息子)であったと。













【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 余命僅かの病床に、息子が付きっきりで看病を。その父親が「住職。やっとあいつと親子になれた様な気がします」と。その数日後に他界を。

2022-04-19 17:05:48 | 法話
高度経済成長を支え、大戦後、僅か20年で日本を世界第2位の経済大国に押し上げた、昭和の親父がまた1人、この世を去って逝った。国を支える仕事の裏には、勿論、犠牲になった人達も。その最たるものが家族。葬式に続き、初七日の取り上げ法事後の親戚食事会で、息子が遺骨に供えてあるグラスに、わがグラスを。

【追伸】
取り上げ法事後の食事会の時、妹さん(故人の娘)さんが拙僧のところへ寄って来て、小声で「住職、驚いたよ。兄がお父さんのグラスに『乾杯』と、わがグラスを当てるなんて。初めて見ました。一緒に飲んだ事など、1度もなかったのに。やっとわだかまりが取れたんでしょうね。住職の葬式での法話の『葬式は、人間世界の卒業式。哀しくもあり、めでたくもあり』も、心に響いたのかも。あのグラス当ては『お疲れ様。ゆっくり休んでくれ。卒業おめでとう』だったのかもしれませんね」と。