学生時代の友人に出した年賀状の返信が、3月末に奥様から届いた。昨年暮に友人は、くも膜下出血でこの世を。行年60歳、還暦を迎えられずに。学生時代に馬鹿やってた頃が脳裏を。かまやつひろしさんの『我が良き友よ』の歌詞そのままに。怖いものも知らず、大人の注意も聞かず、勢いのままに生きていたあの頃。
【追伸】
かまやつひろしさんの『我が良き友よ』の歌詞で最も友人を思い出すフレーズは『家庭教師の柄じゃない。金の為だと言いながら、子供相手に人の道、人生などを説く男』かな。何でもが熱い男で、屁理屈こきで、世の中の批判ばかりをしていたな。大卒10年後に、かまやつさんの歌詞を引用したのかな、『俺は今でも、この街に住んで、女房、子供に手を焼きながらも、生きている』という年賀状が届いた。60歳を超えて、20歳前後の事を思い出すと、あの頃に返ってみたいな、と思う心が湧き起こってくる。60歳のこの状態(知識、知恵、経験を備えた)で20歳の頃に戻ったら、今度はどんな生き方をしていくんだろうな、と時折、考える事が。
