夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

 厄年 「還暦お祝い」 「厄落とし」 

2009-02-09 18:42:12 | Weblog

   最近の都会生活では「厄払い」などの慣習は薄れてきているでしょうが、
    わたしの地区では還暦、喜寿、米寿のお祝いや、42の「厄落とし」の慣習
    残っています。

      2月に入り、節分が過ぎ立春を迎える頃厄年を迎えた家では親戚や
    組仲間(20軒余)に、お祝いや厄落としの物品を配布します
    先日から私の家にも還暦のお祝いが配られました。
           

       厄年を迎えると、旧暦の初午(今年は2月6日)に厄除けのお寺にお参
  
りします。近くでは伊勢市の松尾観音松坂市の岡寺へお参りしてお払い
    を受けます。 松尾観音           岡寺
    
       わたしも還暦を迎えたとき(数え年61歳)友だち数人と岡寺へ行き、
   身につけているハンカチを後ろ向きに落としてきました。(厄を落とす)
     帰りには料理屋で自分達でお祝いしました。

      19や25の厄は親が、33や42は自分で(一番栄えている時) そして61
   は子どもが今の61は充分に若いですから自分77は子どもが88は孫
   が祝うとなりますが、(厄年は全て数え年)今はどうでしょう。

       このような風習は田舎ほど残っていて、漁村では村(町)をあげて、42歳
    の厄年の行事をするそうです。

       わたしには覚えはないですが、わたしの父の42の厄落としでは、一斗樽
   (日本酒) を空けたと聞いたことがあります。わたしの生まれる前です。

   今は昔ほど盛大にはしないですが、親戚の米寿のお祝いにご馳走になっ
    たことはあります。赤い帽子やちゃんちゃんこを着せられお祝いです。 

   還暦や喜寿、米寿はお祝いですが、その他の19歳(女子),25 歳(男子)
    33歳(女子)、42歳(男子)はお祝いでなく厄落とし・・・禍をおとす・・・と
    言うことで、人々に厄(禍)を拾ってもらうと言うことです。

       何が謂れかは分からないですが、人生の節目、その頃仕事のし過ぎ、
    仕事を終えた頃の気の緩みなどで、身体に注意との戒めでしょうか?

        後2年でわたしも喜寿(77)を迎えます。・・・生きていればですが・・・