2月11日今日は建国記念日です。以前は紀元節とされていたのが、
1966年に建国記念日として制定されたのです。43年前ですから、戦後
すぐではないのです。 主権在民の共産党は建国記念日には反対でした。
わたしは小学校5年生が終戦ですから、それまでは紀元節は天長節
(天皇誕生日)、明治節(明治天皇誕生日)、の三大節として、学校では
祝賀式典が行なわれました。
神武天皇と天孫降臨の絵図
その日は授業はなく、洋服も普段着でなく、良い服を着て出かけました。
学校では、全員講堂(当時は体育館はない)へ整列、御真影(天皇、皇后
の写真)を仰ぎ、校長先生がうやうやしく読み上げる教育勅語(お盆に載
せられ紫の紐がかかった巻物)を下を向いて聞きました。話し声はない
ですが、この時期ですから、咳払いや洟をすする音だけは聞こえました。
後、紀元節の歌を先生のオルガンまたはピアノの伴奏(テープはない)
で歌いました。
紀元節の歌
雲にそびゆる高千穂の ねおろしに草も木も
なびきふしけん大御世を 仰ぐ今日こそ楽しけれ
この日は紅白のまんじゅうがもらえるのが何より楽しみで、三大節や元日
の式典も喜んで行ったものでした。
紀元節は神武天皇即位を記念してですから、皇紀(今は世紀)で
2669年になります。2600年の時、わたしは伊勢市に住んでいて幼稚園
の頃でした。 町中で奉祝の提灯行列がありました。今でも歌は覚えています。
紀元2600年の歌
金鵄(キンシ)輝く日本の 栄えある光、身に受けて
今こそ祝へこのあした 紀元は二千六百年、
ああ一億の胸は鳴る。
70歳以上の人では今でも歌えるでしょう
今こそ祝へこのあした 紀元は二千六百年、
ああ一億の胸は鳴る。
70歳以上の人では今でも歌えるでしょう