夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

建国記念日   紀元節についての思い出

2009-02-11 09:04:10 | Weblog

    2月11日今日は建国記念日です。以前は紀元節とされていたのが、
    1966年に建国記念日として制定されたのです。43年前ですから、戦後
     すぐではないのです。 主権在民の共産党は建国記念日には反対でした

    わたしは小学校5年生が終戦ですから、それまでは紀元節は天長節
   (天皇誕生日)、明治節(明治天皇誕生日)、三大節として、学校では
   祝賀式典が行なわれました。
           神武天皇と天孫降臨の絵図
          

       その日は授業はなく、洋服も普段着でなく、良い服を着て出かけました。
    学校では、全員講堂(当時は体育館はない)へ整列、御真影(天皇、皇后
    の写真)を仰ぎ、校長先生がうやうやしく読み上げる教育勅語(お盆に載
    せられ紫の紐がかかった巻物)を下を向いて聞きました。話し声はない
    ですが、この時期ですから、咳払いや洟をすする音だけは聞こえました。

     後、紀元節の歌を先生のオルガンまたはピアノの伴奏(テープはない)
    で歌いました。
            紀元節の歌

        雲にそびゆる高千穂の ねおろしに草も木も

       なびきふしけん大御世を 仰ぐ今日こそ楽しけれ

        この日は紅白のまんじゅうがもらえるのが何より楽しみで、三大節や元日
     の式典も喜んで行ったものでした。

        紀元節は神武天皇即位を記念してですから、皇紀(今は世紀)で
     2669年になります。2600年の時、わたしは伊勢市に住んでいて幼稚園
     の頃でした。 町中で奉祝の提灯行列がありました。今でも歌は覚えています。

           紀元2600年の歌

      金鵄(キンシ)輝く日本の 栄えある光、身に受けて
         今こそ祝へこのあした 紀元は二千六百年、
         ああ一億の胸は鳴る。
         
70歳以上の人では今でも歌えるでしょう