外は猛暑でしたが、今日は朝から多気郡明和町にあるシネマズ
明和へ映画「剣岳 点の記」を森夫妻、友だちM・Tさん、親戚のTさん
の5人で鑑賞となりました。映画館の中は涼しく、贅沢な一日でした。
映画館は水曜日はレディースデーのため開館まえから行列を作っ
ていました。たくさんの映画が上映されていますから、「剣岳・・・」の
方は割りに空いていました。
「剣岳 点の記」
原作は山岳小説家の新田次郎氏です。(八甲田山死の彷徨の
作者)「点の記」とは山の三角点のことで、地図を作るために重要な
箇所です。
明治39年から40年にかけて陸軍陸地測量官柴崎芳太郎(浅野忠信
主演)が陸軍の命を受け、前人未踏と言われる剣岳に登り、四等三角点
を設置し周辺の測量するまでの事実を基にした物語です。
妻役の宮崎あおいさん 浅野さん 香川さん
全面に雪の立山連峰が広がり、秋は紅葉の美しい景観となる
アルプスの山、 しかし剣岳のそそり立つ絶壁、また突然の天候
異変、落石、大雪崩など多くの障害、そこには山の案内人長次郎
(香川照之熱演)が 居たからこそ乗り越え 登頂成功となる。
名誉や利のためでもない、それぞれの仕事への誇りが彼らを
危険をものともせず挑んだ男たち、最後の剣岳頂上に至る手前
で絶えず先頭になって登頂していた案内人の長さんがザイルを
外し、
「最初に登るには柴崎さんです。」と自分は引き下がる。
しかし柴崎は
「今まで苦労を共にしてきた仲間はみんな同じです。」と案内人
数名とと共に三角点への名を刻む。胸がジーンとしたシーンで
した。
当時剣岳への登頂を先駆けしようとしていた日本山嶽会(山岳会)の
の人も最後には測量隊の栄誉を讃えていました。
監督の木村大作氏は映画「八甲田」のカメラマンとして活躍された
方で初の監督作品です。計画までに2年、上映までに、3年の年月
をかけてのすごい撮影で、空撮でなく、全て歩いての撮影だそうです。