この2週間の読書は、山崎豊子さんの「運命の人」1,2、3部作を
しっかり読みました。仕事の片手間と言うのではなかなか読めないで
す。一夜にして、1冊の半分ぐらいは読まないと、話がつながりません。
社会派と言われる山崎豊子さんです。「運命の人」も10年の歳月
をかけての集大成です。実在の人物も少し名前を変えて登場です。
昭和46年の沖縄返還に関わる新聞社政治記者と外務省の秘密
漏洩をめぐる問題作です。国民の知る権利を主張する記者側、極秘を
守ろうとする外務省、そこには外務省審議官の女性秘書が介在しま
す。あらすじは簡単には書けるものではないです。
4部が届いているかとライブラリーへ行きましたがまだでした。
本が傍にないと淋しいわたしです。4冊ほど借りてきました。
「寒紅の色」 立松 和平 著 北国新聞社
金沢を舞台に加賀友禅をめぐる男女の最新作
「妖しい詩韻」 内田 康平 著 角川事務所
今までの推理小説ではなく死者の独白
”穏やかな死などはなき こんなことで死ねるのか の声
天を突く” 辺見じゅん歌集より
「いかだ満月」 山本 一力 著 角川事務所
江戸時代小説 何故かこの著者の小説には人情味があり
悪者が居ない。
「院長の恋」 佐藤 愛子 著 文芸春秋社
エッセイではいつも憎まれ口が看板ですが、
「わたしは人間が好きなのだから怒るの」・・・と
「よく見ておきなさい、あれが恋という病気よ。」
85歳の愛子先生、これが最後の作品集(5編)ユーモア
たっぷり・・・・
大相撲名古屋場所千秋楽 白鵬優勝
朝青龍を下してのV