もういっちょ本ネタいかせていただきます。
『ひそやかな花園』 角田光代。
すごく気になってた作家さんです。
読みたい作品がいっぱいあります。
これはパパから回ってきました。
不思議なストーリーだなって 読み進めて行ったら
すごく ヘビーな題材が隠れていた。
〝どう生まれたかじゃなくて、どう生きるか、
つまるところ それしかないんじゃないですか。
どう生きてきて、どう生きているか。″ (本文より)
これはわかる。
わかるけど、この話の核になってる 〝生まれ方″ については
私は反対です。
こんな方法があるってこと自体、驚きました。(実際にあるのかどうかは知らない。ないことを祈りたい)
でもここに至るまでの夫婦の葛藤は想像するに余りある。
すごくナイ―ブな問題なのでこれ以上は書きません。
でもこのストーリーはその問題自体を取り上げているのではなく
〝どう生きるか" って部分。
きみが触るもの、味わうもの、ぜんぶ人と違う。
きみがいなければ、きみの見る世界はなかった。
で、帯に書いてあったこの言葉に繋がるんだね。
角田作品、絶対また読みたいと思います。