今日のシネマ
2021年 ノルウェー・フランス・スウェーデン・デンマーク合作
◆俳優の名前をクリックすると詳細が見れます◆
30歳という節目を迎えたユリヤ。
これまでもいくつもの才能を無駄にしてきた彼女は、
いまだ人生の方向性が定まらずにいた。
年上の恋人アクセルはグラフィックノベル作家として成功し、
最近しきりに身を固めたがっている。
ある夜、招待されていないパーティに紛れ込んだユリヤは、
そこで若く魅力的なアイヴィンに出会う。
ほどなくしてアクセルと別れ、新しい恋愛に身をゆだねたユリヤは、
そこに人生の新たな展望を見いだそうとするが……。(映画comより)
2022年の第94回アカデミー賞で国際長編映画賞と脚本賞の2部門にノミネートされました
主人公のユリヤ・・・せっかく入った医学部の研修中に
「外科は切ってばかりで大工と同じ」 と 心理学に転向
それも飽きて今度は写真の世界へ入ったと思ったら
今は 書店員として働く日々・・・
自分の思うがままに生きる姿を見て
いい加減にしな、って思うか 羨ましいと思うか
同年代の人が観たら きっと自分と重ね合わせ
色々な感情が渦巻くんだろうな、と思いますが
私はちょっと引いた立場から 他人事としてながめていました
途中でイライラしちゃう自分を想像してたのですが
そうならなかったのは、ユリヤ役の レナーテ・レインスベ が
とても魅力的だったから
賢くて ちょっとズルくて 無邪気で大胆・・・
とにかくユリヤを チャーミングに演じきっていましたね
タイトルの ”わたしは最悪。” って邦題が 最初 ダサッ・・って思ったのですが
英語のタイトルが 「The Worst Person in the World」
あら、じゃあ仕方ないか
原題はノルウェー語で「Verdens Verste Menneske」
失敗した時に使う言葉らしいです
例えば 「やっちゃった!」みたいな??
最初の彼氏に アンデルシュ・ダニエルセン・リー
次の彼氏に ハーバート・ノードラム
監督は ヨアキム・トリアー
理想と現実のギャップに悩むのは 年齢は関係ないかもしれない
でも、刺激を求めるか安定を求めるか
それは ある程度は年齢で変化してくるだろうな
今後のユリヤがどうなっていくのか、ちょっと追いかけてみたくなりました
R15がついてます
2023-11