今日のシネマ
2020年 フランス・ベルギー合作
◆俳優の名前をクリックすると詳細が見れます◆
フランス革命前夜の18世紀フランスを舞台に、
世界で初めてレストランを作った男の実話をもとに描いた人間ドラマ。
1789年。宮廷料理人マンスロンは、創作料理「デリシュ」に
ジャガイモを使用したことで貴族たちの反感を買って解雇され、息子を連れて実家へ帰ることに。
ある日、マンスロンのもとに謎めいた女性ルイーズが料理を習いたいと訪ねてくる。
彼女の熱意に負けて料理を教えることになったマンスロンは、
失っていた料理への情熱を徐々に取り戻していく。
やがてマンスロンはルイーズと息子の協力を得て、
一般人のために開かれた世界初のレストランを開店する。(映画comより)
映画レビューが溜まっています
でも 焦っても仕方ない・・・一つずつ片付けます
↑青字のレビューに ”世界で初めてレストランを作った男の実話をもとに・・・”
と 書いてありますが、どこまでが実話なのか、ちょっとわかりません
それに、世界で初めてのレストラン・・については 諸説あるみたいです
まあ、それはこっちに置いといて・・
貴族のお抱え料理人のマンスロンが、食事会で創作料理の「デリシュ」を出したことで解雇されます
その「デリシュ」とは、
”薄切りにしたジャガイモとスライスしたトリュフを重ねて生地で包み焼きしたパイ”
まあ、なんて美味しそう!
でもね・・
当時のヨーロッパでは ジャガイモもトリュフも 悪魔の産物 と言われて
豚の餌にしかならなかったそうですよ 😲
「天に近いところにあるものほど聖なるもの」
つまり、鳩などの鳥類が最上級で、土に埋まっている根菜類は人間が食べるものではなかったのですね
クビになったマンスロンの元に、ある日、ルイーズという女性が 「あなたの弟子にしてほしい」 とやってきます
意気消沈していたマンスロンは彼女によって料理作りへの情熱を取り戻していきます
そして、このルイーズの正体が後半で明かされ、その後の展開が見ものです
ただの田舎の家が徐々にレストランらしくなっていく様子はワクワクしました
そして、マンスロンを解雇した公爵がお店にやってくる場面・・
貴族が下々の者たちと一緒に食事をするなど考えられないことで、
これ以上の辱めはないのではないでしょうか
痛快でした
悪魔の産物だったジャガイモから
今では老若男女が大好きなフライドポテトが生まれる瞬間も興味深かったし
お客さんに、小皿に料理を盛って順番に出していく、
いわゆるコース料理のアイデアも この頃に考えられたのですね~
マンスロンは グレゴリ-・ガドゥボワ
ルイーズは イザベル・カレ
公爵は バンジャマン・ラベルネ
料理の映画って観てるだけで楽しい♪
それに、お皿や食材が並んでいる様子はまるで絵画みたい
それにも増して、フランスの田園風景が四季折々とても美しかったです
こんなレストランがあったら、絶対行っちゃう!
2023-13