先週の土曜日に、サッカーの試合がありました。
3試合行って、1勝2敗。
その1勝は、息子がキーパーをかわして決めた1ゴールが決勝点となったものでした
ゴールを喜び、息子に駆け寄るチームメイト達。
試合後は、チームメイトの他、コーチやパパさんママさんと、もうみなさんから、
「初ゴール、おめでとう!」と、祝福していただきました。
そんな誇らしくも嬉しい思いをした息子でしたが、次の日の練習に、参加することは出来ませんでした。
頑張ろうと思ってはいたようです。
息子は、笑顔で「頑張る!」と、言ったり、
「だいじょうぶかなぁ?」と、不安そうな顔をしたりして、気持ちが揺れ動いているのが分かりました。
2時からの練習だったのですが、昼食のときには、涙をぽろぽろ流し始めました。
「練習、行かなあかん・・・?」と。
食事も喉を通らない様子でした。
「〇〇、『1ヶ月だけ頑張ってみる。』って、言ってたやん。
逆に聞くけど、行かなくても、〇〇は後悔せえへん?」
私の問いに、
「やっぱり行ってくる!」と、息子は答えました。
今、辛くても頑張れば、体力もついてきて、練習にも慣れ、またサッカーが楽しくなってくるはず・・・
という思いが、私にはありました。
大好きなサッカーだからこそ、出来るなら、続けさせてあげたいとも思っていました。
そう思いながらも、
乗り越えられるものなら・・・という思いと、
乗り越えさせようと、頑張ることを強い続けてもいいのか・・・ という思いが、私の中でも戦っていました。
ただ、こんな気持ちのままで練習に参加したとしても、余計に集中できずに普段出来ることさえ出来なくなって、ますます自信をなくしてしまうかもしれないと思いました。
「気持ちがしんどい時は、お休みしてもいいんやで。
気持ちを落ち着けて、来週から練習に行く?」
私がそう聞くと、
「うん、そうする!」と、嬉しそうに息子が言いました。
「じゃあ、コーチにそう言っとくよ。」
私は、学校に提出しているサポートシートをコーチにもお渡ししようと思いました。
5年生のコーチは、どうやら3~4人いて、日によって違うようです。
お仕事をしながら、大学に通いながら、子ども達のご指導をしてくれているので、都合のつく日が限られているせいなのかもしれません。
この日は、19歳の若いコーチが担当してくださる日でした。
「コーチのみなさんへ・・・」と、お手紙を添えてお渡しすることにしました。
息子は、特性ゆえに困難なことが多くて、チームの中で頑張っていく自信をなくし、やめようかどうか迷っていること。
息子の特性を知っていただくことで、それによって、指導法を変えてほしいということではなくて、息子のことを少しでも理解していただけるのではないかと思っていること。
もし、息子が練習に参加することが出来たなら、また温かくご指導をしていただきたいと願っていること。
・・・などをお伝えしました。
会う子ども達が、口々に、
「〇〇は~?」と、心配して聞いてくれます。
「今日は、調子が悪いから、休ませるね~」と、答えながら、
どうして、息子だけが・・・という、切ない気持ちがこみ上げてきました。
それは、きっと、息子自身が深く感じることになってしまったことなのかもしれません。