やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

サッカー部の顧問の先生にお願い

2018年05月06日 | 日記(息子・中学生)

今年のゴールデンウィークはサッカー部の練習や試合(息子は試合前の練習のみ参加)があったので、ばあばとお寿司を食べに行ったり、主人と息子のみでセレッソ大阪の試合を観に行ったぐらいでしょうか。

私は専ら、洗濯や衣替え、カーペットやヒーターの手入れと、夏の準備に忙しくしていました。

 

さて、この休みの間にサッカー部の説明会がありました。

1年生の入部は7人で、5人のお母さんが参加されていました。

サッカー部の顧問・副顧問の先生は共に二十代とお若く、またサッカー経験者でもあり、特に副顧問のY先生は、

「小さい頃からずっとプロを目指してサッカーをやってきましたが、ケガもありそれが叶わなくなって、何かサッカーに関わる仕事がしたいと思って選んだのがこの仕事でした。」

と、おっしゃっていました。

 

「仲間とサッカーを続ける中で学んだこと、苦しいことも嬉しいこともたくさんあって、それが全て自分の大きな力になっていると実感していますので、そういうことを子ども達に伝えていきたいと思っています。」

と。

 

このY先生が、中学入学前の体験授業で息子に声をかけてくださったようです。

 

先生方の自己紹介の前に、キャプテンと副キャプテンの生徒さんからあいさつがありましたが、

「府大会に出場して、Y先生に恩返しがしたいです。」

というようなことを、3人が口々に言っていました。

Y先生に色んなことを教わったのでしょうね。

 

顧問のS先生曰く、

「恐らく、(Y先生は)中学一の熱い先生で、部活にも一番情熱をかけているんじゃないかと思います。」

と。

 

S先生は、教師6年目だそうです。

「自分は大学ではサッカーから転身して、太鼓を叩くサークルに入ったり、子ども達が劇をするのを裏方として応援したり、と、色んなことを経験してきました。そういうことが生かせたらいいなと思っています。

主にサッカーの技術面はY先生が、子ども達の生活面や事務的なことは私が担当します。

2人で子ども達に混じってサッカーしながら、見せて伝えていこうと思っています。」

 

今年の1年生7人のうちほとんどが初心者らしく、息子もみんなと一緒にじっくりと教えていただけそうです。

 

放課後の練習は、月・火・金。

朝練が、水・木。

木曜日はノークラブデーなので放課後の練習はありませんが、水曜日は希望者のみ自主練を行うことがあるそうです。

土、日は、試合や練習がほぼ入ってくるそうです。

 

ただ、1年生は、夏休みまでの朝練は水曜のみ。

また、顧問の先生が会議などでクラブの指導が出来ない日も1年生のみ当分休みにするらしく、家庭訪問中はずっと休みでした。

 

夏休みは8月の12日から16日の予定で、家族旅行は出来るだけこの期間に予定を組んでほしいと言われました。

また、去年の夏休みには3日間、みんなで集まって勉強をしたらしく、今年も余裕があれば行う予定だそうです。

 

先生、大変じゃないですか

と、思わず言ってしまいそうになります。

土、日も夏休みもなく、子ども達を見てくれるなんてありがたい限りですが、ご負担の大きさを想像すると心配になってきます。 

 

説明会の後、少しS先生とお話しました。

Y先生は、自己紹介の後すぐに練習の指導へと向かわれました。

 

S先生は、息子のことを、

「体も大きいし、能力もあると思いますよ。

Bチームの子よりうまいんちゃうかなぁ、と思って見てました。」

と、言ってくださいました。

 

「サッカー限定なんです。

鉄棒も跳び箱も水泳も苦手で、みんなと同じようには出来ません。

7歳の時の発達検査で、色んな運動の発達が遅れていて2歳~3歳ぐらいだと言われました。

ただ、サッカーが好きでずっとボールを蹴っていたり、筋トレや走りこみをしてトレーニングしてきました。」

 

「筋トレ、驚きました。

2~3年生よりしっかり出来てましたよ。」

 

腕立て伏せも腹筋も、去年の今頃は1回も出来なかったんです

力の入れ方が分からなくて・・・。

1年かけて、ようやく30回ずつぐらい出来るようになりました。

人より出来るようになるまでに時間がかかるので、同じスタートラインに立って始めたことは難しいと思います。

ただ、『朝練の筋トレ、俺が一番出来ててみんなに驚かれた~!』って、ものすごく喜んでいました。

努力した結果を実感出来たようで本当に良かったです。」

 

「今、彼が悪戦苦闘しているのがステップです。

見ていて、こういうことなんだろうな、と思いました。

でも、彼ならきっと時間がかかっても、練習して自分のものにしていくと思います。」

 

悪戦苦闘している様子が目に浮かぶようです。

息子はスキップが出来ません。

どれだけ説明しても見本を見せても、ぎこちないステップになってしまうのです。

それ以上の複雑なステップなら、もっと難しいと思います。

 

「サッカーが好きで好きで、それでも◇◇FCを2ヶ月でやめることになってしまったので、どうしても心配になります。

他にも、視覚的な情報をとらえることが苦手なので、試合とかだいじょうぶなのかなって。。。」

 

「1対1には強いけれど、試合全体を見ることが難しいってことですね。」

 

「(苦手なことは)ある程度割り切って、得意なことを生かしながら、みんなとサッカーしていけたらと願っています。

ずっと一人でトレーニングしてきたので、やっと『サッカー』が出来ると喜んでいたので、どうかどうかよろしくお願いします。」

 

ただただお願いせずにはいられません。

サッカー部で、息子も共にかけがえのない経験を積み重ねていけるよう、どうぞ温かくご指導お願い致します。