18日火曜日、この日は2学期終了前の懇談になっていました。
担任と私と養護教諭(保健室の先生)の3人で行う予定になっていましたが、息子が、
「一緒に行ってもいいか、先生に聞いて。
直前に行かれへんようになるかもしれへんけど・・・。」
と、言い出しました。
もちろん、先生が断るはずもなく、通級の先生も加わって5人で懇談することになりました。
直前まで行くか行くまいか悩んでいた息子でしたが、授業外ではありましたが、8日ぶりに学校へと向かいました。
先生方も、息子とすれ違う友達も、とても温かく息子に接してくださっていました。
懇談が始まると、
「久しぶり。よく来たね~。」
「会えて良かった~!」
と、和やかに話が進みました。
10月半ばから息子の調子が悪くなり、期末テストも本人の予想に反して散々な結果でしたが、今は成績云々どころではありません。
担任の先生から手短に成績表などを受け取り、あとはスマホの話になりました。
息子は、Lineを全て見られて、ものすごく嫌だったことを話しました。
「先生達もな、それは申し訳なかったなと思ってるねん。
でも、〇〇、誰にあの動画を送ったか記憶がはっきりせえへんかったやろ。
もし、誰かに送ったその動画が残ってしまっていて、万が一、何かに使われるようなことがあったら大変やから、彼の名誉を守るために見させてもらってん。
先生達、画像のやり取りがあった子ら全員、一人一人にお願いして消去させてもらった。
それぐらい、画像や動画っていうのは大事なものやねん。」
そう、通級の先生が言いました。
「そういう動画のやり取りをしてた子らみんなとも話をしたんやけど、何が悪かったとか、何であかんのかとか、〇〇とも一つずつ確認していきたいねん。」
「もう分かってるし、1ヶ月ぐらい前からこんなんしてたらあかんから、もうやめようって思っててん。」
息子が言う「こんなん」とは、先生の紹介写真の画像をLineにあげて悪口を書き込んだことです。
「でも、あれも理由があるねん。
俺は入ってなかったけど、1年生4人がディフェンスの練習をしているときに、(サッカー部の顧問の先生が)『お前ら置くより、でっかいコーン置いといた方がよっぽどましや』とか、試合がうまくいってないときに『お前ら、このままどうしようもないまま終わってしまえ』とか言うから、嫌な気持ちになってん。」
「嫌な気持ちになってんな。
先生らかって、『なんであんなこと言われなあかんねん!』って思ったり、友達と言いあったりすることあるよ。
だけど、それをスマホに書いたらあかん。
あのスマホの画面を見た人は、『こんなこと書かれる先生って、どんなけひどい先生やねん!』とか、『こういうこと書く子も最低やな!』って、思うかもしれへん。
だって、ここには、〇〇がこれを書くきっかけになったことはどこにも書いてないし、さらに言えば、△△先生があんなこと言った本当の理由も分かれへん。
ただ、先生の写真と悪口があるだけやから。」
「△△先生は、〇〇が調子崩して、本当に心配してたで。」
「分かってる。学校行かれへんくなって、電話くれたし、だから、こんなんやったらあかんって思った。」
「△△先生と話をすれば、きっと分かってくれるし、謝らなあかんことは謝ろう。
そのためにも、スマホの一件について確認していこうと思うんやけど、いつがいい?」
「いつって?」
「まず、〇〇の調子がいいときで、先生らの授業がないときやから放課後かな。」
「先生って?」
「学人主任の先生が話をするけど、担任の先生は必ず一緒に。あとは〇〇の話しやすい先生。」
結局、翌々日の木曜日の授業が終わってすぐ、〇〇が一番落ち着くという保健室で、学年主任と担任と通級の先生と保健室の先生と〇〇で話をすることになりました。
この日は4時半からカウンセリングの予定があり時間がない中でしたが、先生方は息子の決めた日に話し合いをと、昼食の時間もとらずに12時半から行ってくださることになりました。