やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

職業体験の事前訪問に行く

2019年06月20日 | 日記(息子・中学生)

中学2年生は7月4日、5日に職業体験があり、6月14日金曜日に、履歴書(らしきもの)を持ってそれぞれの会社や事業所に事前訪問することになっていました。

 

息子は、先生方の配慮もあって、もう一人の登校困難な生徒と一緒に鉄道会社で職業体験をさせていただくことになっていました。

もう一人の登校困難な生徒というのが、昔から母子共に仲良くさせていただいているY君で、彼は、息子より少し前から学校に行くことが出来なくなっていました。

不登校になってからも2度程、お母さんと一緒に遊びに来てくれました。

 

Y君は、発熱を繰り返したり、頑張りたくても頑張れない体の不調から、登校出来なくなったそうです。

彼も、息子のように自分を責めて一時は酷く調子が悪くなったそうですが、今では二時間程の応接室登校を頑張っていて、登下校も自分でしているそうです。

 

そんな彼と一緒とあって、とても心強く思っていたのですが、事前訪問の前日にママさんから、

「Yの調子が悪いので、もし、集合時間に来なければ、一人でバスに乗ってね。」

というLINEが入りました。

 

ちょうどメンタルクリニックでカウンセリングを待っているときでした。

 

「え~、Y行かれへんの!?

どうしよう、何したらいいか分かれへん。。。」

 

息子は、通級教室で個別に説明を聞いているはずですが、まだ登校するだけで精一杯で、「勉強しても頭に入ってこない」と言っていたので、本当に分かっていないのかもしれません。

その上、初めてのことは極端に苦手で緊張してしまうし、緊張すると頭が真っ白になって何を言われているのか聞こえてこないのだそうです。

場を見て臨機応変に対応することも出来ないので、親としても不安で仕方がありません。

 

Y君のママさんは私の友達でもあり、これまでの息子のこともよく知ってくれているので、今回、またLINEの一件で息子が先生に謝罪することになったことや、息子の調子が悪くなっていることを伝えました。

 

そして、

「Y君おらんかったら、〇〇一人では無理やわ~

かと言って、〇〇も確実に行けるか分かりません。

どうするか、本人に任せるしかないです!」

と、LINEを送りました。

 

すると、彼女は、「謝ってけじめを付けてから授業を」という社会の先生の対応に憤っていました。

私以上に強く憤ってくれるので、

「〇〇は、6か月前はその先生に会って謝るのは無理やったし、他の生徒はみんな謝ってけじめを付けてるから、特別扱いせずに、普通に接しようとしてくれてるのかな・・・」

と、返信したほどです。

彼女とやり取りするうちに、私の中でもやもやしていた何かがす~っと消えてなくなりました。

 

その後、彼女は、

「Y、明日行くって。

〇〇君、調子悪くて休んでも一人で行きます。」

と、連絡してくれました。

 

Y君と〇〇は直接電話で話をし、

「俺は、一人でも行くから。

無理せんでいいけど、俺は行くから、一人じゃないで。」

と、言ってくれたそうです。

 

「俺も行く。」

と、息子も言っていました。

 

そういう経緯があって、〇〇は鉄道会社に訪問することが出来ました。

事前訪問は、職業体験当日の確認のみで10分程で終了したそうです。

 

息子が事前訪問出来たこと、それは奇跡的なことともいえます。

なぜなら、息子は、今週ずっと登校出来ないままでいます。