息子の強迫行為は日常程度に戻り、チックも気にならなくなったので、メンタルクリニックで処方されたランドセン錠は服用していません。
中学校へは提出物だけ出しに行ったり、通級教室に行ったりという状態ですが、先日の実力テストは、自ら「5教科受験する」と決め、息子はそれを実行しました。
教室で授業を受け続けることも難しい息子が、よくもまぁ受験できたなぁと思いますが、やりました!
息子は1年生の2学期から勉強出来ない状態が長かったので、理科8点、数学16点・・・と、テストの結果は予想通りでしたが。
実は、息子、9月の終わりに、
「勉強を教えてほしい!」
と、言い出しました。
中学生の問題とはいえ、すっと答が出てこない私に教えられる能力はありません。
小学生の高学年から適応障害になるまで通っていた塾には、冬期講習と3ヶ月分の授業の振替分が残っているのですが、息子は行きたくないようです。
そこで、学習支援してくれる放課後等デイサービスに通うようになりました。
4時頃に来所して、おやつを食べ、間に10分の休憩をはさみながら30分の勉強を3回、各々の基礎学力の向上や進学を目指して学習する塾のような所で、スタッフも元学校の先生が多く、とても丁寧に教えてくださっています。
もちろん、今はまだ息子の調子が悪くて欠席する日もありますが、
「何でこうなるのかが分かった!」
という経験を繰り返して、勉強が少し好きになり、自信を少し持てるようになったのかなと思います。
そこで、
「まずは、全科目受けてみようか!」
と、励まされ、息子は5教科受験に挑戦する気になったようです。
テストを受けてみると、簡単な「読み仮名」などのサービス問題に手を付けていなかったり、点数アップするための課題も見えてきました。
勉強していないとはいえ、テストの結果はショックだったのか、
「11月の実力テストで、数学40点以上を目指す!」
と、息子のやる気は十分です。
放課後デイサービスで息子に数学を教えてくださっているのは、高校の数学教師を定年退職された先生です。
「14歳で数学の面白さに目覚めて、何十年経っても、今なお数学を探求し続けてるんやて!」
という話を息子から聞きました。
「『〇〇君、答よりも過程が大切なんやで。』って言われた。」
などと、その先生の話をよくするので、きっと息子と相性の良い先生なのだろうと思います。
また一つ、息子を支えてくれる場所、人が見つかりました。
感謝、感謝です!