やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

まずはレポート

2022年04月26日 | 日記(息子・高校生)

息子、15日の家庭科のスクーリングには行くことが出来ませんでした。

 

家庭科や美術、体育や理科系科目はスクーリングの必須回数が多いのですが、実技は息子の苦手科目です。

 

先日、4~6時間目に府立体育館で行われるスクーリングに参加した息子ですが、5時間目にリタイア

スクーリングでは、4時間目に卓球、5時間目にバドミントンが行われたそうです。

 

前もって、高校にどんなスポーツを行うのか問い合わせましたが、

「どれだけの人数がスクーリングに参加するかによって出来る種目が変わるので、事前には分かりません。」

とのことでした。

 

卓球はともかく、バドミントンは、息子が小学生の頃に公園で遊ぼうとしましたが、全然向いていないことが分かって、それ以来ラケットも触っていないはずです。

そもそも、息子がやりたいと思えるのは「フットサル」ぐらいしかありませんが・・・。

 

体育のスクーリング後、また息子の不安が強くなって、まだ他のスクーリングには参加していません。

 

けれど、息子は、家で勉強をするようになりました。

前期7科目のレポートが18枚、期限はなんと5月10日。

通信制とはいえ、やはり高校を卒業するためには勉強しなければなりません。

 

一般のレポートは、参考にする教科書のページ数を書いてくれているので、息子一人でやり切ることが出来ます。

問題は美術の課題で、「グレースケールの作成」や「レタリング」、「水彩画 屋外の風景」なんていうのもあって、ゴールデンウィークは絵を描きにどこかへ出かけるか、少なくても風景写真を撮りに行かなくてはなぁと思っています。

 

それと、スクーリングの代替レポートも、今の息子にはハードルが高そうです。

 

これは、NHKの高校講座を観たり聞いたりして、内容を600字に要約し、400字で感想を書くというものです。

「学習メモ」というのはあるのですが、それを見ても、600字にまとめるというのは結構難しいです。

 

息子一人で取り組むと、1時間のスクーリングの代替レポートなのに3時間以上かかっても仕上がらず、訳が分からなくなってしまっていたので、前期は私が手伝うことにしました。

 

現在、一般のレポート8枚、スクーリング代替レポート4枚が終わりました。

 

息子の勉強に付き合っていて、多くの科目でSDGsのことに触れ、考えを促しているように感じました。

環境破壊問題やジェンダー平等、子どもの貧困などです。

 

また、DVや消費者問題など、こういう困ったことが起こったときにどこに相談すればいいのか?、などがレポートの質問になっていました。

 

大人になる前に知っておいてほしい問題だなぁと思いました。

 

息子は、適応障害になってから不安が強い状態が続いていて、登校どころか勉強が出来ない状態が続いていました。

「勉強」することが何かのフラッシュバックを引き起こし、気持ちが悪くなるのかなぁと心配したこともあります。

漫画の本さえ読めないのに、教科書なんて眺めることさえ出来なくても当然かもしれません。

 

本人が高校に行きたいと思うようになって、勉強に特化した放課後ディサービスで勉強を教えていただいたこともありましたが、今はそこにさえ通えなくなったので、最低限のスクーリングに参加することさえ、息子にとっては相当なハードルの高さかもしれません。

 

でも、今は、とりあえず「出来ることから始めよう!」と、息子と話しています。

 

息子が不利益を被らないように、知らない間に誰かを傷付けてしまわないように、考えられる大人になれるように・・・。

 

そして、レポートをやり切ることが息子の成功体験になることを信じて!!