昨夜、息子の寝る前に、「まんてんべんとう」(くすのきしげのり作 伊藤秀男絵)という絵本を読み聞かせしました。
明日は遠足。お母さんのお弁当はいつも自慢で、楽しみにしているなおくん。
でも、お母さんの具合が悪くなって、熱を出してしまいます。
そこで、なおくんが取った行動とは・・・!?
読みながら、涙がじわーっと浮かんで、うるうるしてしまいました。
お母さんを大切に思うなおくんと息子が重なって、息子が愛しくてたまらなくなりました。
私は、日常の子供たちの心を温かく描き出してくれるくすのきさんの作品が大好きです。
そして、親として考えさせられます。
息子が1年生の時に、くすのきさんの「おこだでませんように」を読み聞かせしました。
そのとき、ポツリと、息子が、「ボクと一緒や・・・」と言いました。
「おこだでませんように」は、妹を泣かせたり、女の子を驚かせたり、お友達に手を出してしまったり・・・
何かがうまくいかなくて、いっつも先生やお母さんに怒られてばかりいる男の子の話です。
彼が、七夕の短冊に、一文字一文字一生懸命に書いた「おこだでませんように」の言葉。
この天に向けての願いが、息子も一緒だというのです。
その頃はまだ、息子の特性を理解しておらず、とにかく息子が困らないようにと、私は、必死で息子に注意し、しつけをしているつもりでした。
「そんなことしたら、お友達に嫌われるよ」とか、
「お友達がいなくなっちゃうよ」とか、息子を傷付けるようなことも、平気で言っていたと思います。
私を困らせたくてトラブルを起こすのではないことは分かっていたけど、
「怒られませんように」と祈るように思いながら、息子は、息子なりに気をつけて頑張っていたのです。
くすのきさんの作品に出てくるお母さんのように、私も、息子を抱きしめていました。
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