やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

通常学級か支援学級か・・・2

2015年07月07日 | 通常学級か支援学級か・・・

通常学級か支援学級か・・・息子がどちらで学ぶ方がいいのか考える上で、まず、自分の気持ちを整理しなければならないと思いました。

 

父親である主人は、「難しい問題や・・・」と言うだけで、答を出そうとしてくれませんでした。

「〇〇が楽しく学校生活を送れたら、それでいい」と、私に一任するのですが、分からなくても、本やネットで調べたり、相談に行ったり、一緒に悩んでほしいと思いました。

 

就学前に支援学級を勧められた時は、ただ単純に、息子が、通常学級での学習が困難な程の障害を持っているとは思えずに、私自身が必要性を認めることが出来ませんでした。

 

あらためて、学校から支援学級を勧められた2年生当時も、まだ学習内容がさほど難しくなかったので、国語や算数などの勉強にとりたてて遅れはありませんでした。

家ではじっとしていない息子ですが、授業中に声をあげたり、席を離れるようなこともありません。

ただ、先生からの指示・・・耳から聞こえる情報を理解して、行動にうつすことが苦手なので、授業が難しくなると、先生が何を言ってるのか分からなくなる可能性はあると思いました。

 

支援学級は少人数クラスなので、息子に合わせて勉強を教えていただけます。

その反面、一定時間支援学級で学習することは、通常学級で学ぶことより遅れをとらないかという不安も感じました。

 

3年生からは、理科や社会の授業が始まり、実験や校外学習など定形通りに進まない授業が増えてきます。

支援学級に在籍すると支援員さんが付いてくださるので、変化に対応することが難しい息子にとっては、支援員さんからの補助・声掛けがあることは、非常に心強いと思いました。

また、息子の一番苦手とするのは、人とのコミュニケーションです。
クラスメートとのトラブルは先生の目の届かないところで起こるので、支援員さんの存在は、とてもありがたいです。

 

それでも、支援学級に通うことによって、息子が嫌な思いをしないだろうか・・・
そんな不安が私の中にありました。

息子自身が劣等感を感じたりしないだろうか? また、お友達にどう思われるだろうか?

出来ないことや苦手なことがあるのは、理由があるのに、それに「劣等感」を感じてしまう私自身をもどかしく思いました。

もしかしたら、そんな私の不安が伝わって、息子に「なかよし学級に行きたくない」と思わせてしまったのかもしれません。

 

息子にとって、一番いい学びの場所を与えてあげたいと思いました。

支援学級で、息子が苦手を克服しながら、のびのびと学んでいけるなら、それが一番いいと思いました。

でも、息子が「行きたくない」という後ろ向きな気持ちを持ったままでは行かせられません。

 

まずは、私自身の気持ちを変えようと思いました。

そのためにも、息子の障害のことをきちんと知りたいと思いました。

 

その頃、息子は、喉を「ウッ、ウッ」と鳴らす音声チックが頻繁に出ていたので、近くの心療内科に通い、そこで、発達検査をしてもらうことになりました。

  


通常学級か支援学級か・・・1

2015年07月05日 | 通常学級か支援学級か・・・

息子は、現在、通常学級に在籍しています。

通常学級か支援学級か、どちらが本人にとってよいのか・・・入学する前からずっと悩んできた問題です。

 

入学前に、発達相談の心理の先生から「支援学級」に入ることを勧められましたが、正式に診断を受けていなかったことと、幼稚園での成長ぶりに安心していたこともあり、「絶対、通常学級でもだいじょうぶ」という気持ちが、私の中にありました。

就学前相談を受け、小学校の先生とも話し合い、先生方に幼稚園の様子を見に行ってもらって、通常学級で学ぶことになりました。

 

けれど、今、何をしなければならない時間なのか、目まぐるしく変わる状況の中で、息子はなかなか理解することが出来ずに、落ち着かない状況が続いて、1週間にたとえ1時間でも、「本人がのびのびと授業を受けられる時間」があった方がいいと、5月から、週1回の通級教室に通うことになりました。

 

2年生になって、クラスメートにからかわれたり、息子の机だけ廊下に出され、筆箱や教科書を女子トイレに置かれるなどのいじめが起こりました。

息子は、会話でも何でも、人より理解するのに時間がかかるので、みんなのペースからずれてしまったり、完全にフリーズして動けなくなってしまったり、または、癇癪を起こして大声を出してしまったり・・・確かに、他のお子さんからすると、付き合いにくいところがあるとは思います。

 

また、クラスでは班活動が多くて、例えば、班全員が帰りの支度が出来たら、その班から先生と挨拶をして帰るということがあり、早く支度が出来ない息子と、息子を急がせるために、声をかけたり、手伝おうとしてくれるお友達との間でトラブルが続きました。

 

その頃、通級の先生から、支援学級に入った方がよいのではないかというお話がありました。

私は、息子がクラスで辛い思いをしているなら、支援学級で学ぶ方がいいのかもしれないと思い、息子に話をしました。



「なんで、ぼくだけ、なかよし(支援学級)に行くの?」と、不安そうに聞くので、

「なかよし学級では、〇〇の苦手なところを〇〇にあわせて教えてくれるよ」と、答えると、

「みんなと一緒に勉強したいねん」と、泣き出してしまいました。

 

当時、息子は、こども発達支援センターで療育を受けていたので、担当の先生に、「息子は、支援学級に入らなければならない程、重い障害を持っているのか」聞いてみました。

 

「障害が重いから支援学級に入るのではなく、支援学級で学ぶ方が本人の学びにプラスになるのであれば入った方がいいし、クラスで支援を受けながら学んでいく方がプラスになるのであれば、通常学級のままでもいいと思います」
と、言われました。

 

また、「支援学級は、通常学級でしんどい思いをしている子供が、自分らしく落ち着いて過ごせる時間を持てるという役割もあり、〇〇君にとって、そういう時間が、週1回の通級の時間で足りているのか、1日に1時間等、もっと必要としているのか見てあげないといけない」とも言われました。

 

それから、「〇〇君に対するクラスの雰囲気も大事だと思います。クラスの人達の理解があるだけで、落ち着いて過ごせるようになることもあります」とも。

 

後日、発達支援センターの先生方が、息子の学校での様子を見に行ってくださり、学校の先生に話を聞いてくださることになりました。


 


嵐の中の登校

2015年07月01日 | 日記

朝から、嵐のようなお天気です。

ゴォーー、ヒューーと風が唸り、時折、叩きつけるように雨が強まります。 

それでも、警報も注意報も出ておらず、学校からは「安全に注意して登校するように」とのメールが届きました。

 

今日は、学校の購買ボランティアの当番に当たっていて、私も、7時50分までに学校に行かなければならなかったので、嵐の中、子供達に混じって登校しました。

 

「ほんまに学校あんの~?」

風で飛ばされそうな傘を必死でつかみながら、息子が聞きます。

息子の傘は、骨が曲がって、すでに変形していました。

 

「あるよ。安全に気ぃつけながら登校してって、メールきたもん」

 

小さな1年生・2年生は、傘をさしていると、本当に体ごと飛ばされそうです。

傘をさすのをあきらめ、レインコートを着ている子供達も大勢います。

学校に着くまでに、ぼろぼろになった傘を持っている子供が何人いたでしょう。

私は、14本骨の丈夫な傘を持っていたので壊れはしませんでしたが、両手でしっかり押さえ、体を低くして、一歩一歩踏みしめるようにして歩いて行きました。

そんな中でも、少し体の大きな男の子達は元気です。傘が壊れようが、びしょ濡れになろうが、ワーキャー大はしゃぎしていました。

 

たった10分ほどの道のりでしたが、学校に着いた頃には、体はびしょ濡れ、なんだか、どっと疲れを感じました。

そのまま、購買コーナーで子供達に文房具を売り、こんな日でも、売上は、6245円ありました。

小一時間ぐらいで全ての業務を終え、家へと帰ります。

 

驚いたことに、まだ、何人もの子供達が、学校を目指して歩いていました。

体の小さな低学年の女の子達が多かったです。

「大変やったね!」

「よう頑張って来たね!」

「後ちょっとやで。頑張れ~!」

思わず、一人一人に声をかけていました。

 

遠くから登校する子供達かもしれません。

雨風と戦いながら、倍近く時間がかかったのかもしれません。

 

エネルギー、使い果たしたかも・・・。

先生、今日は、授業中に子供達がぐったりしていても、大目に見てやってくださいね。