偉大な創造者エホバ神の忠節な愛を理解すると、私たち人間を神の像(かたち)に創造し、しかも畏怖の念を抱くまでにくすしく創造してくださり、私たちも忠節を表わすことができる能力を備えてくださっていることに深い感謝の念が深まるのではないでしょうか(創世記1:26,27.詩編139:14~16)。そうであれば、愛情深いお父さんエホバ神に近づきたいと思われるのではないでしょうか(ヤコブ4:8)。今日は「エホバの忠節な愛は救いの道を開く」という内容でお伝え致します。引き続き神エホバの忠節な愛について理解を深めてくだされば嬉しく存じます。
歴史を通じて、神エホバは忠実な人々に対して驚くべき忠節を示してこられました。事実、神エホバは幾千年もの間、「滅びのために整えられた憤りの器を、多大の辛抱強さをもって忍んで」こられました。なぜでしょうか。それによって、「栄光のためにあらかじめ備えられた」「憐みの器に対するご自分の栄光の富を知らせようとされた」のです(ローマ9:22,23)。それら「憐みの器」とは、神の王国でイエス・キリストと共同の相続人となるべく聖霊で油注がれ、正しく整えられた14万4千人のクリスチャンたちです(マタイ19:28)。神エホバは、それら憐れみの器のための救いの道を開くことにより、アブラハムへの忠節を保たれました。神エホバはアブラハムと次の契約を結んでおられました。「あなた(アブラハム)の胤によって地のすべての国の民は必ず自らを祝福するであろう。あなた方がわたし(エホバ)の声に聴き従ったからである」(創世記22:18)。
神エホバは同様の忠節を、「大患難」から出て来て回復される義の宿る地上の楽園で永久に生きる見込みを持つ「大群衆」に対しても示しておられます(啓示7:9,10,14.ペテロ第二3:11~13)。神エホバの僕が不完全であるにも関わらず、神エホバは忠節にもそれら僕たちに、地上に回復される楽園の地で永久に生きる機会を差し伸べておられます。どのようにでしょうか。神エホバの忠節の最大の表明であるみ子イエスの贖いの死のよってです(ヨハネ3:16.ローマ5:8)。神エホバの忠節には、心の中で義(公正)を渇望している人たちを引き付けます(エレミヤ31:3)。あなたも、神エホバがこれまでに示され、これからも示してゆかれる奥深い忠節のゆえに、偉大な創造者エホバ神をいっそう身近に感じるのではないでしょうか。神エホバに近づくことは、神エホバの願いであると当時に私たちの願いでもあるのです(ヤコブ4:8)。忠節をもって神エホバに仕えようと決意を強めることにより、神エホバの深い愛にこたえてゆきたいものです。
次回からは「キリストの愛を知る」という、内容についてお伝え致します。引き続き神エホバの愛について、深く理解をして下されば嬉しく存じます。
WWW.JW.ORG
母子寮の 葉桜豊か 風受けし 今日の一句
道辺に咲いている「椿」