城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

バラの剪定 22.1.8

2022-01-08 19:11:37 | バラ、クレマチス等
 新年となり、いよいよバラの冬剪定、誘引、消毒、元肥と重要な作業が始まった。

 まず最初はつるバラの剪定と誘引の作業。前年のうちに3~4m以上にも伸びたバラ、このままだと「頂芽優勢」という植物の生理現象でバラの枝先にしか花が咲かなくなってしまう。これを避けるためには、できるだけ水平に近くなるように誘引する必要がある。これは結構面倒な作業で、とげを避けるために革の手袋をすると、紐でとめるのが大変。おじさんは不器用なので、薄い手袋だけでやっているのだが、とげが遠慮なく手に刺さる。

<作業手順>
 ◯まず余分な枝(細い枝、古くなった枝)を切る 元気なつるバラだと枝が一杯出ているので、どれを切って良いのかわかりにくい。前年に長く伸びた太い枝(赤っぽい)を残す。できるだけ途中で折れないようにやるが、それでも折れることがある。
  
   我が物顔に伸びている
  
 ◯着いている葉を全部とる
 ◯フェンス等に紐でくくりつける
  
  

 つるバラは全部で3株。その他に半つる性のバラがある。いつものだと他の木立性(つるバラ以外)と同じ剪定で思い切りよく切っていたが、花が少ないので、今年はフェンスに誘引することにした。

 3m近くある

 先端をあまり切らずにできるだけ水平に誘引した

 木立性のバラの本格的な剪定を近々行うつもり(いつもだと1月下旬から2月上旬に行っていた)。ひとまず葉をとり、細い枝、混み合っている枝を整理した。

 写真のため、一株だけ剪定してみた 高さは1m70cm

 剪定後 当初の半分程度の高さに剪定 芽が外側に向いているのを切る わからない時は適当に切れば良い

<年間の作業等>
 1月~2月上旬 剪定、硫黄石灰剤による消毒(2回)、元肥、土の改良のため堆肥を施す      
         ※肥料、堆肥は清水園芸店(鳥取)から買っている(地植えには良い結果が出ている)
         植え替えするのならこの時期(バラは休眠中)が最適
 3月下旬~4月 芽かきを行う 一枝に2芽程度(芽かきしないと葉が混みすぎで風通しが悪くなり、病虫害の被害を受けやすくなる)
         この頃から一週間に一回程度は薬剤(殺菌剤と殺虫剤を混ぜる、一月程度で別の薬剤に変える)散布を行う
         枝の下から40cm~60cmの高さにある葉を黒点病予防のためとる(雨水の跳ね返りが葉にかかる、この中に黒点病の菌がいる。しかし、露天では黒点病を完全に防ぐことは不可能)
         ※黒点病にかかるのは梅雨時以後がほとんど。7月、8月ともなると葉の数は減ってくる。これが秋の花に影響する。
 4月中旬以降  ぞうび虫に注意する(つぼみの根元を吸い枯れさせる)
 5月      初旬ころから咲きだし6月初めくらいまで楽しめる
 6月      花がほぼ咲き終わった株から追肥を行う
 7月      この頃に根元に近い所から赤みがかかった枝(シュートという)がたくさん出れば株が元気な証拠(このシュートが来年以降の主枝になる)
 8月下旬~9月初旬 秋花のための剪定、追肥 花の咲く時期をコントロールすることはおじさんたちはほとんど不可能、株ごとに生育記録をつけ、どの程度剪定したら良いのか判断できればそれはプロ
 10月~12月 秋の花、冬の花を楽しむ(時期はバラバラ、花数は少ない)
 ※バラ苗を鉢で買ってきたなら、地植えならいつでもできる。鉢で育てるのなら、10号程度の鉢が良い。できるだけ鉢の土を落とさないように植付ける。

 以上、おじさんが実際に行っている作業を書いたが、他にもいろいろなやり方があるだろう。いろいろ試して良い結果が出ればそれがあなたのやり方になるだろう。        
 
 
コメント
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