城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

今日の貝月山は手強かった 22.1.13

2022-01-13 17:39:34 | 山登り
 雪山は楽しい!! しかし、何より天気に恵まれ、メンバーの力も揃わないと登頂することは難しい。それでも新雪を踏みしめて進む感覚は最高だ。これは経験しないとわからない。今日登った貝月山(1234m)、雪のない時期であればゲレンデから登っても2時間で頂上に立てるが、今日のような雪であればこんな初級者向けの山でも健脚で4時間程度はかかるであろう。昨年の1月25日に登った記録がこのブログ(「様々な幸運の貝月山 21.1.25」)にあるが、あのとき前日までは雨が降っていたこともあり、その後の冷え込みにより雪は硬くしまり、全く埋まることはなかった。このため3時間20分で山頂に立つことが出来た。

 今日の貝月山は「てんくら」によると登山不適のCで、午前中の一時期を除くと15mを超える風と雪の予報だった。今日のために休みをとったメンバーと名古屋から来るメンバーのため、行けるところまで行こうというのがEさんとおじさんの了解事項だった。今朝揖斐の市街地は積雪0で、国道303号線から揖斐高原方面に左折すると道路に少し雪が現れたが、早朝除雪された後のようであった。貝月ロッジ前は5cmほどの積雪だった。今日の5人、おじさんを含め3人はスノーシュー、2人はわかん。ゲレンデをジグザグに先頭を交替しながら登って行く。20cm程度埋まるだけでも結構しんどい。メンバーの体力差があるから、強い人は長く、そうでない人は短くラッセルを行うのが基本だ。

 7:52 ロッジ前からゲレンデ スキー場は廃止された

 ゲレンデの登りが始まり、林道に出る。もちろん避難小屋まで続く林道は雪が一杯である。林道から離れ、登山道に入る。林間ということもあって雪は少なめでときに硬く凍っているところもある。約1時間で避難小屋から上がってくる道との合流点に達する。しばらくは日も差すくらいの天気だった。

 9:05 合流点

 EさんとYさんはスノーシュー 合流点で

 9:15 日も差す

 9:33 同上

 おじさんと名古屋の山とも
  夏道を歩いたり、時には斜面を直登した。いつも雪庇が出るところは左の林の中を進んだ。雪は次第に多くなる。所により40cm、常に風にさらされる尾根上は雪がクラストし、埋まらない

 9:57 最初の雪庇

この頃から再び西からの風が強くなる。まだ小貝月山までは高度差にして100m以上、距離で600m程度ある。時計は10時50分、少し早いが天候の回復もなさそうなので、撤退することに決まった(おじさん少し未練、他の2人は撤退で下山に決まり)。高齢者の登山ではいさぎよくあきらめるのが安全登山の基本となる。


 青い丸に△があるところが今日の到達点 高度1093m 小貝月山1226mは左下(左側の線は貝月谷沢登りコース)

 10:51 下山開始

 11:24 休憩 この先には崩壊地があるが、雪で見えない

 何回も登っているのだが、雪でトレースは消え気味で、下山時は特に注意が必要となる。今日は使わなかったが、赤布を使った方がより安全だ。避難小屋で暖かく食事ができた。雪山では寒さでなかなかゆっくりと食事が取れない。したがって、休憩時にとにかく食べておくのが良い。避難小屋からの林道は意外ときつい。傾斜は緩いため距離が長く、雪も樹間より多くなる。避難小屋からかつてのゲレンデを直接下った方が楽だったかもしれない。13時頃ロッジに到着。

 避難小屋

 12:45 ゲレンデ上部からロッジ方面

くどくど書いたけれども、まずは身近な雪のある山に登ってみることをお薦めする。きっと貴方はその魅力に取り付かれるであろう。

コースタイム ロッジ前7:52→合流点9:05→標高1093m地点(引き返し)→避難小屋12:00~12:25→ロッジ前13:00
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