日本共産党の志位和夫委員長は1日、安倍政権が同日、集団的自衛権行使容認にむけた閣議決定を強行したことに対し、声明を発表しました。 それから、約2週間が経ちました。
同声明は、「日本共産党は、憲法違反の『閣議決定』を撤回することを強く求める。 『閣議決定』を具体化し、『海外で戦争する国』を目指す立法措置をめざす動きは、そのどれもが憲法に真っ向から背反するものであり、断じて許されない」
「日本は今、戦争か平和かをめぐって、戦後最大の歴史的岐路を迎えている。 このたたかいの最終的な帰趨を決めるのは、国民の世論と運動である。 世界に誇る日本の宝―憲法9条を亡きものにする逆流に反対する、すべての良識ある国民の声を一つに集めよう」
「『海外で戦争する国』づくりを許すな、解釈で憲法を壊すなーこの一点で、空前の国民的共同のたたかいをおこし、安倍政権の軍国主義復活の野望を打ち砕くために、ともに力をあわせることを、心からよびかける」
と国民の空前の規模の共同とたたかいをよびかけました。
1日の安倍政権の「閣議決定」が、安倍首相の豪州などへの訪問や小野寺防衛相の訪米でその本質や狙いがはっきりと現れはじめています。
安倍首相は8日、オーストラリア連邦議会での演説で、「なるべくたくさんのことを諸外国と共同してできるように、日本は安全保障の法的基盤を一新しようとしている。 法の支配を守る秩序や、地域と世界の平和を進んでつくる一助となる国にしたい」と語ったと報じられています。
安倍首相は、1日の記者会見では、「現行の憲法解釈の基本的考え方は、今回の『閣議決定』でも何らかわることはない」と強調していました。
小野寺防衛相は、訪問先のアメリカで、オスプレイに試乗したり、オスプレイやF35戦闘機を積載し、戦地に派遣される強襲揚陸艦に試乗し、日本の自衛隊の大改造計画を進めようとする姿を露骨に示しています。
「戦争か平和かの戦後最大の岐路」を迎えている日本、そのたたかいの中心的地域の一つが神奈川になりつつあることも明らかになってきたように思います。
15日の「オスプレイくるな! 緊急抗議集会」の成功に全力を上げたいと思います。