米海兵隊沖縄県普天間基地配備のオスプレイ1機が15日午後3時25分頃、米海軍厚木基地に飛来を強行しました。 同基地で給油後同日午後4時半過ぎにキャンプ富士に向けて離陸しました。 大和市の騒音測定では、着陸時の午後3時24分に最大94.2デシベルを記録しました。
15日午前10時に平和委員会は、基地北側の相鉄線トンネル脇に監視ポイントを設置し、監視行動を開始しました。 周辺には、テレビ局の中継車も数台配置され、また、航空機マニアだども多数参集していました。
11時には、午後の「オスプレイ来るな! 緊急抗議集会」実行委員会による基地司令官への抗議行動が行われました。 この場面は、テレビ東京が同時13分ニュース番組で放映しました。
その後、普天間基地を12時頃オスプレイ1機が飛び立ったとのニュースが伝わり、厚木着陸は午後3時半頃だろうとの観測情報が流れました。
午後2時からは、予定通り大和公園で、「緊急抗議集会」が始まりました。 200名予定が倍の400名を超える集会となりました。 集会には、綾瀬市の笠間城治郎市長からメッセージが寄せられました。 笠間市長は、「(集会は)基地周辺に暮らしている住民の気持ちを代弁するもの」と述べ、「オスプレイが厚木基地に飛来しないよう、国や米軍に強く働きかけていく」と表明しています。
集会後午後2時40分に、米軍基地に向けて様々な旗や横断幕、オスプレイの模型などを掲げてデモ行進が出発しました。
オスプレイ来るなのたたかいは、新たな局面を迎えました。 住民ぐるみ、自治体ぐるみのたたかいの発展、沖縄、全国との連帯を一層強めていきたいと考えています。
午後6時半、日本共産党創立92周年記念講演会が開かれました。 志位和夫委員長は、「『亡国の政治』と決別し、未来に責任を負う新しい政治を」と題して講演しました。
志位氏は、日本と国民に災いをもたらしている安倍政権の「亡国の政治」を集団的自衛権、暮らしと経済、原発、米軍基地の4つ問題から浮き彫りにし、「安倍政権は、歴代自民党政権の中でも、戦後最悪の反動政権だといわなければなりません。 このような内閣は1日続けば、その分だけ、日本と国民に災いをもたらすことはあきらかです」(「しんぶん赤旗」16日付)
「安倍政権打倒の国民的大運動を起こそうではありませんか」とよびかけました。(同紙)
そして、「日本共産党がこのたたかいの先頭に立つとともに、国政の緊急の4つの転換ー①『海外で戦争する』国づくりを中止、憲法9条を生かした平和日本への転換 ②くらし破壊の『逆立ち』経済をただし、暮らし第一で日本経済再生をはかる ③原発再稼働ストップ、『原発ゼロの日本』への転換 ④米軍新基地建設ストップ、基地のない平和な沖縄の実現 を訴えました」(同紙)
日本共産党が、「政権打倒」をよびかけることは、私の記憶では、最近の歴史になかったことです。
志位氏は、「いま日本政治は、戦争か平和かをめぐって、戦後最大の歴史的岐路を迎えています」と述べ、「この戦いの最終的な帰趨を決めるのは国民の世論と運動です」と語っています。
そして、このたたかいの発展のために多くの方々の日本共産党への入党をよびかけています。