自民党総裁選を巡り、政界を引退したはずの<ご隠居>が豪快な「オウンゴール」を決めてくださった。元自民党幹事長の野中広務氏による麻生太郎幹事長批判のことです。サッカーに喩えれば、自民党総裁選で麻生幹事長と一騎打ちを演じている福田康夫元官房長官の陣営では、後半もあと15分を切り5対1で勝っているというのにやらずもがなの嫌な1点を相手に与えてしまったというところでしょう。 それにしても、政界引退から久し . . . 本文を読む
安倍晋三首相の非常識なまでに潔い退陣を巡ってある二つの説が人口に膾炙している。マルクスの『共産党宣言』の顰に倣えば、「永田町とマスメディアを2人の幽霊が徘徊している。「クーデター説」と「麻生路線への怒り説」という幽霊が」という具合かもしれません。
ポイントは、いずれの説も現下の自民党総裁選で一騎打ちを演じている片方の候補、我らが麻生太郎幹事長にダメージを与えるものということ。例えば、平成の大宰相 . . . 本文を読む
中世はどんな時代だったのか。否応なくポスト安倍政権の時代に直面せざるを得ない日本人にとってこれは結構重要なことのように思われる。蓋し、平成の大宰相・小泉純一郎前首相が<55年体制という現在の古代>を打破した後、それに続く<現代の中世>とも言うべき時代を日本人は生きているのかもしれないから。本稿はこのブログにちょうど2年半前にエントリーした記事「中世とはどんな時代だったのか」(2005年3月20 . . . 本文を読む