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書評☆コーヒーが廻り世界史が廻る-近代市民社会の黒い血液

2011年01月03日 09時55分56秒 | 書評のコーナー
  世に「悪魔のように黒く、地獄のように熱い、天使のように清純で、恋のように甘い」と評される珈琲。本書、臼井隆一郎『コーヒーが廻り世界史が廻る』(中公新書・1992年10月)は、<珈琲>がいかに人類史に登場し、人類史の中で<珈琲>がどのような役割を演じてきたかが骨太な構図の中に描かれた作品です。而して、著者のバックボーンは些か陳腐なマルクス主義経済理論と思われる。しかし、「どこから弾が . . . 本文を読む