再々掲:ウォーキング de 我が街「新百合ヶ丘」シリーズ記事の目次ですよ
https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/2b680910fc0d58497ba6e371f165236b
「麻生不動院のダルマ市」は一日のイベントとしては、ある意味、新百合エリアで一番有名な年中行事です。明治の終わり頃から、(雨が降ろうが雪が降ろうが、槍が降ろうが焼夷弾が落ちようが、はたまた、テポドンが飛んでこようが民主党が政権を取ろうが)必ず毎年1月28日に行なわれる。もちろん、私も仕事の段取りをつけて行ってきました。今回はそのダルマ市のレポート。尚、麻生不動院(不動尊)の場所については下記川崎市のHP記事をご覧ください。
・麻生不動のダルマ市
http://www.city.kawasaki.jp/73/73tisin/miryoku/suishin/hakkei_10.htm
まずは、麻生不動院(麻生不動尊)の豆知識の紹介。
◎麻生不動院(木賊不動)あさおふどういん(とくさふどう)
応永年間(1394年~1427年)、足利公方の庇護を受け堂舎が建てられ、鎌倉二階堂大楽寺開山願行上人鋳造の不動明王を安置した。現在の本堂は昭和43年(1968年)再建されたもの。不動尊は昔から「火伏せの不動」といわれ、火難から人を守る不動として信仰されてきた。毎年1月28日は初不動の縁日。境内から周辺にはダルマ市が立ち、関東の納めのダルマ市として賑わう。「ふるさと麻生八景」にも選ばれている。
【出典:川崎市 麻生の魅力】
http://www.city.kawasaki.jp/73/73tisin/kankou/asaofudo.html
б(≧◇≦)ノ ・・・なるほど!
小田急柿生駅からバスで現地に向かいます。上は柿生駅からバス停に向かう道筋。ちなみに、所謂「日本三大ダルマ市」(①静岡県富士市の毘沙門天:旧正月の7日~9日、②東京都調布市の深大寺:3月3日~4日、③高崎市少林山達磨寺:1月6日~7日)のような50万人~20万人には負けますが、毎年1月28日には「麻生警察所の臨時現地警備本部」が設営されるくらいで、毎年6万人前後の人出はあるそうです。蓋し、麻生不動ダルマ市は、新百合住民の贔屓目では満更なくて関東レベルで見ても結構メジャーなイベントなんですよ。
と、バスに乗ります。バスの前面にもさりげなく「ダルマ市」の宣伝が(笑)
柿生駅から麻生不動尊の最寄のバス停「麻生不動入口」までは道なりに1.7キロ、徒歩20分前後の距離です。ウォーカーとしては歩いて当然の距離なのですが、今回は仕事の都合もありバスを利用しました。バスで約8分といった所でしょうか。
と、バス停斜め前の道路には交通整理をする警察官の勇姿が。
ちなみに、手前の警察官の方の左手に隠れている道路向こう側の石の道標は、前にこの連載でも紹介した(「南 市ヶ尾 川和 横浜」「西 柿生駅 鶴川 原町田 八王子」「北 柿生駅 近道真福寺 生田 登戸」「東 王禅寺 石川 溝ノ口」と記してある)あの道標そのものなのです。つまり、我々は今そんな場所にいるということ。ご興味があれば下の過去記事を参照してみてください。
【麻生不動尊関連記事】
・ウォーキング de 我が街「新百合ヶ丘」:あざみ野~浄慶寺~柿生編(上)
【麻生不動尊の近辺、月読神社関連記事】
・ウォーキング de 我が街「新百合ヶ丘」:岡上地区-完全包囲編(八)
:麻生川花見&総合目次編参照
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/608a9c0e185fa7a994299f5dabae8483
石の道標地点から麻生不動尊までは、Yahoo地図のお見立てでは道なりに徒歩約250メートル(匍匐前進しても兎跳びでも250メートル)。その間、道の両側にはほとんど隙間なく屋台が並んでいます。また、要所要所の小さな広場には植木市が。かなりの賑やかさです。
屋台は食べ物系だけではなく、こんな子供の(否、TVゲーム全盛の今は、寧ろ、「大人の」でしょうか)遊び心をくすぐる屋台も。
と、その横には、
そう、
民主党政権ができた<8・30>の総選挙で、落選必至、立候補することに損はあっても得は全くないことを熟知しつつ、「裏切り者=山内康一」が逃げ出した神奈川9区の自民党不戦敗だけは阻止するべく、己を空しうして断然立候補に及んだ、そう、我等が中山展宏氏のポスターでした。
б(≧◇≦)ノ ・・・よく立候補した、中山展宏候補!
б(≧◇≦)ノ ・・・家族・親族ぐるみでよく戦った、中山展宏候補!
大きな声を出してすっきりした所で麻生不動尊の前を流れる真福寺川に掛かる橋にでます。そこには「下麻生自治会警備本部」の案内が。実際、「PTA」や「パトロール」の腕章をつけた方をたくさん見かけました。
ここから麻生不動尊までは100メートル足らず。而して、その100メートルの道中も、左右は<大人の子供心>をわくわくさせる屋台がびっしりでしたよぉー。ということで、いよいよ麻生不動尊に到着です。
而して、
お参りもそこそこに、
お目当てのダルマを物色(笑)
ちなみに、売り子さんに聞いたら、不動尊までの道中にある屋台のダルマ屋さんは外部のお店で、不動尊境内のダルマ屋さんは地元のお店だそうです。値段は一番小さいのが2,000円、一番大きいのが18,000円。4,000円前後のものが一番の売れ筋のようでした。ちなみに、我が家は置く所もないので一番小さなダルマをいただきましたが、200円まけてくださいました。
尚、ネットで検索したら(店じまいが近くなると)2,000円のダルマは1,500円にはまけてくださるそうですが(笑)、縁起物を値切っても仕方がない、というか、本末転倒なので1,800円でありがたくいただいてきました。と、ブログには書いておきます。
ヽ(^o^)丿
而して、お代を払うと、「よよよい、よよよい、よよよい、よい♪」と、三三七拍子よろしく、粋でいなせな掛け声と火打ち石で、ダルマに魂を吹き込んでくれる。実は、麻生不動尊でダルマを買うのは私は初めてだったので、買ったお店で(持ち帰り用の)「袋に入れてください」とお願いしても入れてくれずダルマを「むんず」と渡された。
で、「な、な、なんだよー聞こえないのかよぉー!」と心の中で呟いていたら、
よよよい、よよよい、よよよい、よい♪
が始まり、
その掛け声と火打ち石の儀式の後にはちゃんと綺麗な袋に入れてくださった。マジ、心の中で赤面してしまいました。いやー、財務大臣が「公共投資の乗数効果」の概念を知らないのは赤面ではすまないでしょうが、「無知の智」ではなく「無知の恥」とはこういうことなの、鴨。
ところで、
麻生不動のダルマ市は「関東の納めダルマ市」として結構有名らしいと上でも書きましたが、けれど、それこそ日本三大ダルマ市の中でも、そして、武蔵国に限定しても「東京都調布市の深大寺」のダルマ市は3月3日~4日。じゃ、なんで「納めダルマ市=最後のダルマ市」なのか。
思うに、
それは新年の願掛け用のダルマを求めるダルマ市の中で最後のものということじゃないのか。と、この願掛けを粋でいなせに演出してくれる「よよよい、よよよい、よよよい、よい♪」を自分の買ったダルマに対してしてくださるのを聞いて、そう直感しました。旧暦システムで小の月(29日)に一月がなることも考えて、その場合でも最後の日の前日にはなる1月28日に毎年市が立つようになったの、鴨。と、そういう仮説を立てたということ。
皆さんはいかが思われますか。
いずれにせよ、
ということで、
無事にダルマ市でダルマをゲット。慌しく帰路に向かいます。下は帰路の屋台で見かけた招き猫。「来年も来いよにゃー」と言ってくれてる気がして、パチリんちょと記念撮影。と、この招き猫の画像で今回の「ウォーキング de 我が街「新百合ヶ丘」番外編:麻生不動ダルマ市」もお仕舞いです。最後まで読んでくださってありがとうございました。
【ダルマの目の入れ方】
http://www.daruma1.com/wish.html