引き続き、福島県浜通りの浪江町で東日本大震災に被災したブログ友nanaさんの<詩>の紹介。福島県内、就中、福島市内では避難者の収容のキャパに限界もあり、また、いろんな事情から移動を余儀なくされ、北関東各地の避難所を転々とした後、現在nanaさんは茨城県におられるとのこと。幸いなことに愛犬の甲斐犬ルイ君もずうっと一緒だったとのことです。息子同然のルイ君と一緒でなによりですよね。ということで、今回はルイ君のコメントも紹介させていただきます。
Soma's broken swings hard by the TSUNAMI
いま、茨城県にいます
仕事探して、西、東。地名も判らず奔走してます。。正直、ひと月この状態続けば、疲労度も、増す。頑張らなきゃと思っても、先が見えない分、人々から焦りと、政府に対する不満の声が…。
茨城県県内も、被害がずいぶん在るんですよ
ごめんね、ななも地元優先の記事で精一杯で、
報告が遅れました
(2011/4/12(火) 午前 11:41 頑張れ東北)
元記事URL
http://blogs.yahoo.co.jp/nana7pannda8/37887959.html
それにしても、津波の恐ろしさよ、です。この記事2枚目の画像は相馬市のある公園ですが、ブランコがよじれている他は綺麗ですよね。Top画像やこのすぐ上の瓦礫が街に積みあがっている画像に比べればそう言えましょう。でもね。実は、瓦礫は波が到達した最先端部分に掻き集められる傾向がある。だから最先端部分とは違い、その途中には何も残らないということ。つまり、このブランコに2011年3月11日午後3時くらいに人や家族の一員のワンちゃんやニャンーちゃんがいたとすれば・・・・。
畢竟、そんな津波をともなう大震災に被災地は襲われたということ。そして、そんな大震災からの復興に我々日本人は向かおうとしているということですよね。そう考えれば、やることはシンプル。すなわち、日本社会の団結。結局、非被災地による被災地の支援、そして、被災地間の相互支援。これらの粛々とした実行あるのみ、鴨。と、そう私は考えます。
と、以下、引き続いて甲斐犬ルイ君のコメント、コメント中の「はは/ハハ」はもちろんnanaさんのことです。お母さん思いのルイ君らしい温かいコメントですね。ただ、読みやすくするために下にKABUの方で少し手をいれたものも併せてアップさせていただくことにしました。
ルイの春
こんにちは。
いっしょに、ひなんせいかつしてます
いちじは、はなされるかとしんぱいだったじきもありましたが、いまのところ、ひなんじょでかわいがられて、すごしています。
そういえば、レイしぶちょうのごきんじょの、ジュンイチローくんのようなせいかくだったんじゃ…と、ははがしんぱいだったにもかかわらず(ヂツハ、ハハハ、ヨソノイヌニカマレ、イシャイキマシタ)、ちいさいこがきても、いいこにしています。いまや、ひなんじょのアイドルをじふしてます
かわいがってくれるひとのなかには、いちにち、ふつかでかえれるとおもい、いえにつないだままで、そのままもどれない、と、ぼくじゃない、なをつぶやくひともいます
せつないです
(2011/4/12(火) 午後 0:24 ルイくんをよろしく)
こんにちは。
なな一家と一緒に、避難生活してます
一時は、家族から引き離されるかと心配だった時期もありましたが、いまのところ、避難所で皆さんにかわいがられて、すごしています。
そういえば、【南相馬市在住の母のブログ友で今回同じく秋田で避難生活しているアイアン主婦さん家の、トイプードルの←説明が長~い!】レイ支部長のご近所の、【人格者(?)として周辺では有名な】ジュンイチローくんのような性格だったんじゃ…と、母が心配だったにもかかわらず(実は、母は、他所の犬に噛まれ、お医者さんに行きました)、小さい子が来ても、ルイは良い子にしています。今や、避難所のアイドルを自負してます
かわいがってくれる人の中には、一日か、二日で帰れると思い、家に犬をつないだままで、そのままもどれない、と、だから、「ルイ」という僕の名前じゃない別の、名をつぶやく人もいます
せつないです
元記事URL
http://blogs.yahoo.co.jp/nana7pannda8/37888063.html
蓋し、
б(≧◇≦)ノ ・・・解題不要!
昔、福者(Beato)マザー・テレサは「貧しくとも他者に施す」ことの実践的重要性と信仰的な価値を説きました。而して、正に、nanaさんの記事にある「ごめんね、ななも地元優先の記事で精一杯で」という言葉は、その境地に少なくとも隣接していると私は思います。
ことほど左様に、多くの日本人の間では、非被災者は当然、被災者同士でも相互支援するマインドセットにギアは入っている。少なくともクラッチは踏んでいる。まして、(自分の不幸をすべて国や他者のせいと考える節のある、あの強請りたかりが専門のある県の県民を除けばでしょうか)非被災地域の国民の多くは節電にせよ震災の波及効果による所得減にせよ、それが日本再生のために不可避ならば甘受するしかないと覚悟を決めているのではないでしょうか。ならば、挙国一致の体制を整えるために自らが身を切る(バラマキマニフェストを撤回する、あるいは、政権から降りる)覚悟ができていないのは、現下の民主党政権だけなの、鴨。と、そう私は考えないでもないです。
いずれにせよ、
放射能は正露丸、更には、正露丸とワンカップ大関を飲めば大丈夫。
と、そう思っていれば大丈夫、鴨。
と、そうも言えない長期戦が不可避な現状。よって、能力のある政権による政治の安定がいかに大切な国民のアセットであったかが身に沁みて感じられます。だからこそ、次の選挙は<8・30>政権交代のようなお遊びは止めて本当に考えなければね。そう考えれば、この大震災直後の日々という<時空>の流れは、日本再生の画期を告げるなごり雪なの、鴨。と、そう私は考えています。
而して、
б(≧◇≦)ノ ・・・頑張れ、東北!
б(≧◇≦)ノ ・・・君は一人/独りじゃない!
б(≧◇≦)ノ ・・・共に闘わん!
<参考記事>
・東日本大震災被災者詩集☆浪江のまち
http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60386161.html
・東日本大震災被災者詩集☆くつろぎの…
http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60382875.html
・東日本大震災被災者詩集☆あれからなんにち?
http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60375097.html
・東日本大震災、被災者支援は「善意」ではない
http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60369985.html
・東日本大震災後の日本☆平成の「米騒動」は深く静かに浸透する
http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60370361.html
・地震と政治-柘榴としての国家と玉葱としての国民(上) ~(下)
http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60340034.html