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尖閣紛争で日本人は覚醒するか-実は、中国にとっても<迷惑>な民主党政権?

2010年10月22日 14時15分40秒 | Weblog


【解題】

ブログ友のPONKO姉さんの記事です。

蓋し、論理的には、米国からの相対的自立を掲げる民主党政権下でこそ、憲法改正、集団的自衛権の政府解釈の変更、非核三原則、武器輸出禁止は見直されざくなる。問題は、論理的にはこれらを見直さざる得ない民主党政権が、これらの見直しをすることなく米国離れを行なう可能性も強いこと。

而して、アメリカは日本自体のことなどどうでもいいのですよ。出て行けと言うならさっさと出て行くのがアメリカ流ですし、寧ろ、アメリカ国内の世論は日本駐留には冷たいとまでは言わないが生暖かい視線ですから(というか、日本なんかほとんど意識にない)。問題は、民主党政権のこの「やることやらずの米国離れ」がアジア地域の不安定要因になること。実は、短中期的にはそれは支那も「勘弁」と思うこと。要は、日本の民主党政権は支那からでさえ問題視されるトンデモ政権ではないか。

正に、それは行動力のないドン・キ・ホーテ、性善説という名の傲岸不遜なる天動説的外交。いやはや、インド人も吃驚、ならぬ、支那人も迷惑な民主党政権ではないか、と。と、そう私は考えています。

蓋し、現実を見据えるための好個の記事、そう思い転載させていただきました。尚、この記事を考える上での国際政治理解の私の基本的なパラダイムに関しては下記拙稿をご参照いただければ嬉しいです。以下、引用記事。


・書評☆「ワケありな国境」
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59986724.html

・「偏狭なるナショナリズム」なるものの唯一可能な批判根拠(1)~(6)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59953036.html

・戦後責任論の崩壊とナショナリズム批判の失速
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59898544.html

・<中国>という現象☆中華主義とナショナリズム(上)(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59895258.html





◆尖閣紛争で日本人は覚醒するか


「小さな戦争」を奇貨として

今日の産経新聞一面トップには「中国『尖閣棚上げ』打診 首脳会談に向け懐柔か」とある。

南沙諸島でも同様の手口で実効支配してしまった常套手段だという。ならば自民党政権の犯した過去の過ちを繰り返すこと無く、民主党政権は敢然として実効支配の具体的な行動で対応すべきである。

戦後日本に蔓延した空想的平和主義を打ち破るには、北朝鮮から核ミサイルを一発落としてもらうしかないのではないかとPonkoは常日頃半分本気で考えている。尖閣衝突事件は核ミサイルには程遠いが、小型焼夷弾くらいにはなったかも知れない。

同じく産経新聞のコラム「正論」で入江隆則明治大学名誉教授は、「日本人覚醒させる『小さな戦争』」と題して、日本は戦後、米国に守られて空想的平和を貪ってきたが、「この迷夢から覚醒させるには、普通の手段では難しい」という。

日本人は本来柔和な国民性を持っているがイザとなると180度、国勢を転換させることが出来たとして、明治維新と日米戦争を上げている。現在直面している中国との「第三の国難」で日本人を覚醒させる小さな戦争が尖閣諸島をめぐって戦後初めて起こる可能性があるという。

日本の自衛隊は世間が考えているよりはるかに精強であり、日本は中国に勝つかも知れない。そうすれば中国の反日世論が中国政府に向かい、共産党一党独裁政権は倒れるかも知れない。仮に日本が負けそうになれば米軍の介入もありうる。尖閣は日本領と確認されて「戦争」は終わる。

この結果、国民はようやく空想的平和主義から覚醒し、集団的自衛権の不行使、非核三原則、武器輸出三原則の呪縛から解放される・・・

と入江氏は言う。

まことに喜ばしいストーリーである。北朝鮮から核ミサイルを撃ってもらわなくて済む。しかし、民主党政権では「柳腰」と称して中国に媚び諂い尖閣諸島も沖縄も中国に取られかねない。なにせ仙谷官房長官によれば「日本は昔から中国の属国」だからである。

入江氏はこう結語する。

「戦うべきときに戦わない国は、滅亡する。海保と自衛隊の奮起を望んでやまない」

なにやらクーデターをそそのかしているようにも聞こえるが、そのくらい日本はいま危機的状況にあるということである。


転載元: 
http://blogs.yahoo.co.jp/nipponko2007/36333014.html






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