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一昨日のその社説「響かぬ首相の強弁」もまた、朝日の姑息と狡猾が炸裂したものでした。
朝日新聞の〈伝統芸能〉ともいうべき論理のすり替えの顕現。
この箇所です。
「安倍首相は国会閉会を受けた記者会見で、特定秘密保護法について・・・「これまでルールすらなかった特定秘密の取り扱いについて、この法律のもとで透明性が増す」と説明した。
言葉尻をとらえるつもりはない。だが、・・・首相らが何度も国会で引き合いに出した政府の「特別管理秘密」は、すでに約42万件が指定され、一定のルールのもとで保護されている。秘密を漏らした公務員には、国家公務員法や自衛隊法などによって罰則が定められている。「ルールがない」とは強弁に過ぎる」、という詭弁。
なぜこれを「詭弁」と私は言うのか。それは、現行法のルールでは国家機密を守れないタイプの「秘密漏洩の行為類型」が存在するから、よって、米英という顕在的と潜在的の同盟国との間で、更なる、高度の安全保障上の情報の共有が困難だから、特定秘密保護法を安倍政権は成立させたのです。さもなければ、支那や韓国および北朝鮮といった特定アジアの反日国家から日本は自分を到底守れないだろうから。
つまり、些か、同語反復になりますけれども、「現行法のルールでは国家機密を守れないタイプの秘密漏洩の行為類型」については、安倍総理が指摘された通り、「これまでルールすらなかった特定秘密の取り扱いについて、この法律のもとで透明性が増す」と言っても何ら間違いではないのです。要は、法案を推進した側では、誰も「秘密の内容」について問題にしているのではなく、「秘密漏洩のされ方」について問題にしているということ。
比喩を使わせていただければ、例えば、安倍総理が「同盟国の皆さんを歓待すべく、米英の皆さんに日本で一層寛いでいただけるように、日本も〈寿司屋〉くらい作りましょうよ」と言っているのに対して、朝日新聞は「日本にはすでに魚屋があるのだからその必要はない」と言っているに等しい。ならば、今日の朝日新聞の社説もまた、論理のすり替え以外の何ものでもないもんの言説、鴨。
すなわち、秘密漏洩の類型を看過して、「政府の「特別管理秘密」は、すでに約42万件が指定され」云々と、前者にのみ--秘密の内容にのみ--読者の注意を引こうとするこの朝日新聞の社説は、論理のすり替えの姑息を犯している。それは反日と反安倍政権に向けた世論操作の狡猾なる詭弁。そのことは間違いなかろう。と、そう私は思います。
尚、安倍総理の発言、「特定秘密の取り扱いについて、この法律のもとで透明性が増す」、すなわち、「特定秘密保護法によって日本の安全保障能力が向上するだけでなく国民の知る権利の保護もまた一層手厚くなる」という経緯に関しては下記拙稿をご参照いただければ嬉しいです。
・知る権利の守護神としての特定秘密保護法
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/b380656bbb3a4824443646ae1db602b4