泡盛と草の香り

　２２日、夕方、すごい雷雨が。
少し小降りになったとは言え、普通の土砂降り。
傘を差して、いつもの駅へ。家に帰ろう。
しかしＪＲ不通。落雷とのこと。復旧めど立たず。
しばし考えて、待つ作戦に。１９：４５。
本屋で立ち読み。２０：４５、まだだ。
タクシーなら３８００円、無理。
歩くと２時間、無理。
会社に戻って営業車を借りるか？
結局、地下鉄で遠回りすれば、中間地点までいける。
一時間で歩ける。
地下鉄を降りると、さ、腹ごしらえ。いつも、自転車で通る道。
２１：３０、居酒屋へ。泡盛と何品かご注文、２２：０５、店を出る。
ちょっといい気持ち。そして歩く。
雨上がりで、川は増水している。夜の川はなんか怖い。
川原の一本道は街灯すらない。蒸し暑い。
草のにおいが、凝縮されている。悪くない感じ。
少し、野生が戻ってくる気がする。
橋を渡り、片道４車線を信号で渡り、高速の高架をくぐると
もうすぐ我が家。
ちょうど一時間、たまに歩くのも悪くない、２３：０５。

苦学と半額

　「若いときの苦労は買ってでもしなさい。」
そう。苦労するのは若い頃だけだと思っていた。
居酒屋で言えば、むらさきとか養老の滝とかって、
学生か、まー引っ張っても２０代前半で卒業するんだと思っていたあの頃。
大人になったら、小料理屋とか、粋な店にしか行かなくなるんだろーなー。
安い居酒屋、好きなんだけどなー、思い出の店になっちまうんだろーなー。
心配は無用だった。

卒業どころか、落第してしまっている。

先日のライブの打ち上げ、べーシストの家でやりまして、
スーパーへ買出しに行ったわけですよ。２１：３０ごろ。
寿司、天ぷら、冷奴、等々買いまして、結構贅沢メニューでしょ。
ところが、お一人様、５８０円也。
半額なんですよ。赤いシールは正義のしるし。
大の大人が４人、夜のスーパーで”安い”を連呼する。
こーなったら、”モッタイナイ”の向こうを張って、”ハンガク”も
国際社会へデビューさせよう。アクセントは”ガ”に持ってきて。
なんかいい感じでしょ。

腑抜け

　自分自身にとっての、非常に大きなイベントが終わった。
前回のライブから３ヶ月、結構なプレッシャーでした。
ま、趣味とはいえ、貴重な休日と、チケット代を費やしてくださるお客さんには、
こちらもそれ相当の覚悟を持って望むのは当然だ。言い訳などもってのほか。

全ての表現者は非常に気になるのですよ。
どうだったのか。良かったのか、がっかりしたのか。
とにかく、反応が欲しいわけです。
自分たちの表現が、どうだったのか、これをフィードバックしていただいて、
初めて表現が完結するのだと思うのです。
大げさに言えば、それがあるから生きているのです。

やれることはやったという自負は有る。
あとは、腑抜けになって、反応を待とう。

ＭＡＲＲＹ＆ＦＵＮＮＥＲＳの１０年

　８／１５、終戦記念日。ニュースは、朝から神社の話題でもちきり。
かまっちゃいられない。そう、今日は１０年ライブの日だ。
１９時開演。１３時にアメリカ村のスタジオに集合。３時間の練習。
強行軍はわかっていた。遠距離恋愛バンドは練習機会が少ない。１３、１４日も
４時間づつ練習した。前回はドラムレス、バンドの音量が小さかった。
うちのドラマーは、音が大きい。
私、長く歌っても声が枯れることは無いんです。さすがに、３日で１１時間、
爆音の中で歌い続けると、アウト。練習の最後は、ギタリストに歌ってもらった。

１７時、エレバティ入り。
リハーサル。声がやばい。出ない。
でもね、こういう練習しかできなかった。歌わずして歌の練習はできない。
うがいをする、のど飴をなめる。
信仰心のなさを嘆いた。祈る神すらない。
なんとか、１ステージ、３０分だけもってくれ、あとはなにも望まない。
そういう心境だった。

１９時、出番だ。結構、お客さんも入ってる。
もう自分を信じるしかなかった。
何とか声も出た。

出せる力は全部出した。思い残すことはない。
８／１５は新しい記念日になった。

何が楽しいのか？

　大のおとなが４人もそろって、そろいもそろって盆休み、
昨日から、せまいスタジオに集まって、あーでもない、こーでもない。
そして今日は迷うことなし。ライブの曲順通りにリピート・アーンド・リピート。
さすがに４時間は疲労コンパイ・モードなのだ。
いよいよ明日やけんね。
　ギターの弦は張り替えた。プロモーションもやった。あとはやるだけ。
８／１５、忘れられない日になるぞ。

渋滞と美輪明宏

　名古屋から大阪まで車を運転した。
帰省ラッシュで７時間かかった。
いつもならラジオ。
なんとなくＣＤを聞いた。
退屈な車内に流れる歌。
「美輪明宏ベスト」。
はじまりは愛の賛歌。かっこいいセリフから始まり、歌詞はフレンチ。
”ヨイトマケノウタ”
時速５ｋｍで泣きながらハンドル。
男でありながら女、女でありながら男。
さて、自由とは何か。

効くラー

　カラダによい食べ物って、だいたいおいしくないというのが
通り相場である。そして、薬じゃないので、そんなに効かない。

先日、暑い日の昼、大曽根で昼飯を食おうと思った。
ファッキン休日出勤の帰り。自転車で、ちょうどその辺りで
ちょっと遅い昼食のタイミングだったのだ。
快晴、すごく暑い。見上げればラーメン屋の看板。
暑いときに熱いものを食う、江戸っ子の粋（福岡出身）である。
根菜を中心に、いろんな食材を煮込んだ特製スープとのこと。
カラダに良いらしい。ちょっと高めの￥６３０。
名前は本陣、ＯＺモール商店街の中。

一見、どろどろ濃厚スープは、根菜主体のためか、意外とあっさり。
一口目はちょっと物足りない味。
しかし包丁人味平世代は知っている。一口目でおいしいというのは、
実は、トゥーマッチなんですな。
そして、チャーシューは自家製。これがうまい。チャーシューって、
こんなにおいしい食べ物だと教えられた。
ごちそうさま。そして汗だく。

本題はここから。
そして、灼熱のアスファルトジャングルへ、自転車で漕ぎ出した。
なんか、元気になってる。告白すると２日酔いでしたのに。

これは発見だ。体によくて、おいしくて、効く食べ物。

ライブ、ライブ、ライブ

この世は９９％のカネと１％の勘違いでできている。
この勘違いをある者は愛とよび、ある者はやさしさという。
そして俺は嘘という。
だが、俺たちの人生は違う。
生きる喜びと希望に満ちている。
だが、ときどき悲しく、ときどきつらい。
だから俺たちは歌い、叩き、弾く。
叫び続ける。

”ＭＡＲＲＹ　ＡＮＤ　ＦＵＮＮＥＲＳ”
来る８／１５（火）、大阪、塚本でライブやります。
１０年ぶりに豪華メンバーが勢ぞろい。

場所詳細はライブハウスのＨＰ、下記参照下さい。
http://www.elevate.jp/
出演順は、トップ（１番目）、１９：００から３０分の予定です。

チケットは、当日、受付にて取り置きしておきます。窓口でマリーアンドファナーズ、もしくはメンバーの名前を言ってください。
当日券￥１，５００ところ、なんと今回、特別に数量限定、１００名様のみに￥１，０００で
ご奉仕させていただきます。
「これは安い！！」
このチャンスをお見逃し無く。
別途ドリンク代￥５００が要ります。

お友達、ご家族、ご親戚、ご近所、職場仲間、バンド仲間、最近気になるあの人、このひと、
お誘いあわせの上、是非、お運びくださいませ。
よろしくお願いします。

ごめんね、モーちゃん

モーちゃん。
ほんとの名前はモーツァルト様へ。
去年の発表会が終わってから、ソナチネアルバムより、
ソナタを選んで練習してきました。
でも私のレベルでは、正直、まだ難しいです。
今年の発表会にも間に合いそうにありません。
でも、すてきなメロディー、今までの練習曲にない、
流れるようなフレーズ。大好きなんです。

今年、前半、いろんなことがありましてね。
つらい別れもしました。
クラシックとは関係ないですが、１０ぶりにライブもやりました。
ピアノの練習がままならぬ日もありました。
疲れてくると、どうしてもピアノに向かう気力がなえてしまいます。
がんばった時期もありましたが、無理しないことにしました。
乗らないときにはやらない。だって、好きなピアノに追い込まれて、
ストレスなんて、よほどナンセンスですもの。

あなたの２５０歳の記念に、あなたの曲を演奏する、なかなか、
いいイメージだったんですけどね。
もう一年、やってみます。
来年こそ、あなたの楽譜に、生きる喜び、悲しみ、全霊をこめて、
ホールいっぱいに響かせたいと思います。

来年、２５１歳のモーちゃんへ。