新譜、エジプトステーション。
ビートルズといえばジョンレノンだった。
リンゴスターは、ポピュラー音楽にロックのビートが大胆で、かつ繊細であることを示した。
ジョンレノンは、それが儚く、悲しく、切ないものであることを教えた。
ジョージハリスンは、ナチュラルで、スピリチュアルなものかもしれないと諭した。
さて、ポールマッカトニーは。
なんとなく、名古屋公演がソールドアウトと聞いてもピンと来なかった。
しかし、76歳のレジェンド、いや、ロックの、いや、音楽の神様が、
と思えば、せめて音漏れでもと思ったところに追加発売。
まんまとプロモーターの炎上商法に引っかかって、8日に行く。
何を求めて日本へ来るのか。
伝説の音楽の巨匠をかつて収監したこの無粋なファーイーストエンドの島国へ。
新譜は、この神様の持てる力をすべて投入したのであろう。
今までに聞いたことのない、サウンド的な要素がちりばめられている。
重厚な低音、きらびやかな高音、そして、枯れたボーカル。
いろんな楽器の音がたくさん入っているけど、とっ散らかってないのは、
同時に鳴らしてないからだと思う。
ポールマッカトニーが音楽にもたらしたのは何か。
それを見てきたいと思う。