快風丸

俺の船に乗らないか。

テーブルテニス

2010-08-30 23:47:45 | Weblog
 九州の田舎町で育った僕は、稲刈り後の田んぼでの野球にも飽きてしまっていた。

あのころ、卓球場が最先端のプレイスポットだった。

 そう、ピンポンはスポーツでも競技でもなく、遊戯だった。

 黒ずんだ貸しラケットと、はがれかけたラバー、湿った空気と、醒めた情熱が、青春の湿度を高めていた。


               

 これがほんとのテーブルテニス。


 最近、息子がピンポンに打ちこんでいるらしい。友達のこうめい君と、元気っこセンターで打ち合っているらしい。こうめい君の漢字は、
「諸葛孔明のこうめい」  らしい。

 元気っこセンターは自転車で3分、市の施設で、子育て支援センター、卓球台が
2台、タダでプレイできるうえに、隅っこのほうで不良たちがキャロルのレコードジャケット
見ながら、ニヤニヤしつつ煙草吸ってたりしてないし、そっちに球が飛んでって、

「ぐぅおぅらぁ、なんじゃあ、なめとんか、くぅおぅるぁあ。」

 なんて凄まれたりしない。極めて健全に、レクリエーションとしての卓球が楽しめる
素晴らしい施設である。

 こうめい君は、将来、卓球の選手になりたいそうである。

 私、ひさかたぶりに、ペングリップ。
入社したころに、寮のレクレーション室でやって以来です。

 しかし、テニスやってますから。
ぜんぜん打てますよ。

             

 小学生の夢 VS 温泉卓球。

 純粋な少年 VS 汚れた大人。



 

どまつり

2010-08-30 00:05:49 | Weblog
 ダンスに心惹かれるようになったのは、愛・地球博でアフリカンダンスを
目の当たりにしてからだ。
 魂が揺れるのだ。

        

 と真中祭り、通称どまつり。踊りながら練り歩く祭りで、数えて12回目、勝川
ステージは3回目とのこと。

 この狭い商店街に大音響の音楽と、ダンスが炸裂するのである。

           

 こんな感じの、トラックの後方にでっかいスピーカーを搭載して、それについて
踊り子たちが踊り狂うのである。
 日頃は一方通行の狭い道路なので、ほんとに目の前で、迫力のパフォーマンスが
体感できるわけです。意外と観客も少なく、わりと自由に見れます。
 あんまり近くて、こっちが圧倒される感じは、不思議な空気感ですが、この近さ
こそがこの会場の意義であろう。

          

 楽しいから、踊る。踊るから楽しい。それが伝わったのだよ。

ザ・コーブ

2010-08-29 01:28:45 | Weblog
 賛否両論がある。
どちらも正しく、どちらも間違っているだろう。

 だからこそ、自分で見てみなければ始まらない。

            


 率直に素直に「面白い映画」だと思った。
映画的なワクワク感に満ちたスリルとサスペンスの娯楽作品だ。

 重く暗いだけのつまらないものを想像した心は裏切られた。

 牛を殺して食う国の奴らが、何を言うか、と思っていた。

 しかし、イルカ漁をやめさせなければならない理由は、イルカは
人間並みかそれ以上に知能の高い生き物であること。
そして、野生動物であることである。

 映画である。ねつ造だのプロパガンダだの、そのドキュメンタリー映画
としての質を問う声も大きい。
 これを武器として使おうというのである。そこに意図的な編集がなされる
のは必然である。

 一方で漁業は合法で、それで食ってる人たちである。
攻撃されるべき対象ではない。

 この映画のすべてがでっち上げだったとしても、少なくとも、何かを感じ、
考え始めるきっかけには十分であった。そのうえで、議論を始めるべきであろう。

 貴重な体験だった。
 
 

炎天下のステンレス

2010-08-27 00:08:33 | Weblog
 いや、暑い。
日曜日はテニス。午後一時から。
このネットポールの金属感が酷暑感を増幅してました。



 いつもより休憩を多めに。なんせ二人ですから。
「雨よりいいじゃん。」
早めに上がって銭湯でウォータープルーフ日焼け止めを洗い流す。
で、車なので、生まれて初めてキリンフリーを飲む。
うん、ビールっぽい。

 で、家に戻ります。まだ家族は大阪。ここから一人です。

   


 商店街は宵市。
すごい人。
とりあえず屋台を冷やかして、安いベタベタのタレの利いた焼き鳥とか食べ歩いて、ビール。

 スポーツで消耗したので、キチンと晩ご飯にしよう。
で、フランテへ。

    

 鯛の切り身が半額だったので、参考までに申し上げますとこれで¥252.-、安い。
ハーブとソルトで焼きまして、安いワインで頂きました。
 焼き物は、火加減と塩加減ですね。そして、”冷や奴+食べるラー油”。

 とてもおいしかったです。

晩ごはん ひとり

2010-08-20 00:31:55 | Weblog

  

 夏野菜は、体温を下げたりとか、夏に食べるべき理由にあふれているらしい。

食べましょう。
氷で冷やしましょう。

    

 豆腐。1cmスライス。
でね、流行りの食べるラー油をかけます。

 うん、ご飯に合うものは、生野菜とか、豆腐とか、OKみたいです。
で、青いトマト。この酸味がたまらんです。トマトは果物じゃなくて野菜です。

 で、ワインは、この安いマンズワイン。
ライトタイプは、食べ物を選びません。

 氷で全部冷やして、いただきます。
 

マリーアンドファナーズの大晦日

2010-08-16 11:18:29 | Weblog
 マリーアンドファナーズの一年は、8/15に終わる。



 塚本エレバティ。10年ぶり復活LIVEから数えて5回目。
今年は、出番を4組中の一番にしてもらった。
 そうすることで、リハーサルが最後になるので、アンプやPAのセッティングを変更しなくて済む。また、ステージ上に楽器を置いておけるので、舞台に上がってからもたつかずにすぐに演奏を始められるというメリットがある。

 前回までは、とにかく、ボーカル第一主義。楽器全体のボリュームを抑えて、歌を聞かせるというのが、最優先。

 

 しかし、今年は、先日、メンバー全員で見た「サンハウス」の影響で、ロックらしいエネルギー感を表現しようという方向性にした。
 今までにない大音量。リハーサルも例年に無く、綿密にサウンドチェックをした。
ギター、ベース、ドラムの音量バランス。

 ただ、ひとつのジレンマは、ボーカル。この音量では、どうしてもバックの演奏に埋もれてしまう。そもそも、声量もないし、通る声質でもない。

 リハ終了。

 

 オープニングSEが流れ、本番スタート。

 あっという間の30分。

 いつもは、メンバーだけで反省会だが、今年は趣向を変えて、居酒屋で打ち上げ。
いろんな感想が聞けました。

「楽器の音が、ドーンと前に出てきてた。音は大きかったが、うるさくなかった。」
比較的、このコメントが多かった。狙いは当たったということである。
やろうとしたことが、伝わったと喜んでよいと思う。

 そして、やはり、
「歌が聞こえなかった。」
悔しい気持ちもあるが、今回は、サウンドに賭けたので切り捨てた部分ともいえる。

 しかし、音楽用語に「言い訳」という項目はない。

今日がお正月である。
新しいマリーアンドファナーズの始まりの日である。



 

バラバラ ピンチ 

2010-08-13 22:07:36 | Weblog
 高速が、すごい渋滞しそうだったので、夜に走った。
3:00就寝。

 で、今日は、14:00からスタジオにて練習。

 今日の午前中がお盆休みの最後のリラックスタイム。

 今日は3時間。
アンサンブルは散々で、バラバラ。

 これは、いかにメンバーが、個々の活動をしてきたかの証しなのです。
音楽とは、ずっと同じメンバーで、アンサンブルの練習を重ねれば確実に上達します。

 でも、マリーアンドファナーズのメンバーは、それを許されない状況にいます。
だからダメでは、お話として面白くないでしょ。
 いっぱい練習したバンドが、上手な演奏をしても当たり前でしょ。

 マリーアンドファナーズそれでも小一時間もすると、音楽的に、まとまってきます。
この瞬間こそが僕がこのバンドを続けるという意思を新たにする原動力です。

 それぞれが、久しぶりのスタジオにいろんな経験を持ち寄ってくるわけです。
リズムもテンポもそりゃバラバラですよ。

 でも、




 そんな感じ。


 詳しくは、8/15、塚本 Elevateで。

ライブ やりましょう

2010-08-10 23:59:16 | Weblog
暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。



 もうすぐ、あなたのご先祖様とともに、ヤツらが帰ってくる季節ですね。

 8月15日、マリー・アンド・ファナーズ、ライブ@エレバティ。

JR大阪で乗り換えて一駅、塚本駅より徒歩2分。

8月15日、17:30開場、18:00開演、1番目の登場です。

 チケット取り置きしてますので、受付で、バンド名”マリー&ファナーズ”とおっしゃってください。

 チャージ¥1,000+ドリンク¥500です。これは安い。

 しかも、今回に限り、ご購入をご決断いただいたあなたにのみ、なんと、冷房を通常の20%アップにて
提供させていただきます。

 エコだかなんだか知らないけれど、効いているのか効いてないのか、わかったような、わからないような、
そんなクーラーで、あなたの何が冷えますか。

 どこかで聞いたような、耳ざわりがいいだけの、わかったような、わからないような、
そんなコピーソングで、寝付けぬ熱帯夜にあなたのどんな夢が見えますか。

マリー&ファナーズの曲は全部オリジナルです。

今年のLIVEのテーマは、

「連帯を求めて孤立を恐れず、力を尽くさずして倒れることを拒否する」

http://www.elevate.jp/pc.html

もういちど言おう、”マリー・アンド・ファナーズ”  8/15 ライブ@エレバティ。


And Rock’nroll

2010-08-10 00:49:57 | Weblog
 大学の軽音楽部の同窓会。4年め。
回を経るごとに、楽しくなってきている。

 LIVE BARを貸し切り。
で、いろんなユニットで、バンド演奏するのです。

 今回、私、1回生のときに組んでたブルースバンドを再結成で2曲。
改めて当時の音源をセルフコピーしたわけですが、ああ、これが、自分の
原点だったなとか、メンバー、全員すごいがんばってたなとか思い出したりして。

 で、本番なんか、ほんとにぶっつけで、構成とか、グダグダでしたが、それでも
あのころがよみがえってきて、緊張感とかもあのころの感じで。

 で、ほかにも再結成あり、即席ユニットやら、フリーセッションやら。
6時間ほど、飲む、弾く、聞く、しゃべる。
そして、居酒屋で2次回して、友人宅床に寝て。

 他にこれほど楽しいことなど想像できません。



 よく社会復帰できたなと自分で自分をほめたいと思います。





三岸節子とローリングストーンズ

2010-08-05 00:20:30 | Weblog
 金曜日、映画「ストーンズ・イン・エグザイル~「メイン・ストリートのならず者」の真実」を見に行くことにする。

        

 ローリングストーンズのアルバム「メイン・ストリートのならず者」の制作ドキュメント。上映期間も短いし、20:45からの1回のみ。
 いったん帰宅して食事してからと思ったが、ひょんなことから、松坂屋美術館でやってる三岸節子展のチケットが手に入った。

 定時、速効で松坂屋へ。

         

 数年前に、偶然、一宮市の三岸節子美術館に行った。その作品のインパクトとともに、作品に寄せた自身のキャプションに心ひかれました。

 画家の言葉とは思えない、それはすでに詩なのです。

 今回のは「没後10年記念 満開の桜のもとに」というタイトルで、82点。
なんとなく、三岸節子美術館から持ってきたんだろうと思ってましたが、全国から集めています。三岸節子美術館にほとんどの作品があるのかと思ってましたが、思い違いでした。

 素晴らしい展覧会でした。特に晩年にスポットを当てた構成。
なんとも力強く、そして繊細。作品のそでに、「日記」から抜粋した言葉が添えられています。また、画家の詩にやられてしまいました。
 で、この展覧会のみで販売しているという「日記」を買いました。

 で、餃子とビールのあと、映画館へ。
今池シネマテーク。狭い客席は満員御礼。
62分の短い作品。

 日本版「ROLLING STONE」誌8月号の特集記事で予習済み。

ほとんど、白黒のスチール写真と、メンバー、エンジニアなど関係者へのインタビュー
で構成されたフィルムは、映画としては退屈ではあるが、1971年当時のストーンズの
空気を良く伝えていて、おもしろかった。

 映画館近くの中古盤屋で、

 「メイン・ストリートのならず者」を買った。
ストーンズのアルバムはあまりしっかり聞いてこなかった。

 そうか、このアルバムは、ああやって作ったんだ、と想像しながら何度も聞いている。

キースリチャーズ曰く
「俺がROCKで、ミックがROLLだ。」

 そして、三岸節子もロックンロールだ。