息子の英語教室の先生が、ルマン24に出走するとのこと。
モータースポーツは、それほど興味が無かったが、そんな身近な人が、世界3大レースのひとつ、
しかも80年の歴史の中で、女性として初めて走るという。
先週土曜日、Pm 10:00 からスカパーで観戦。
先生は、マシントラブルで、走行することは無かった。
残念だったが、このレースはとても面白かった。
1台につき、3人のドライバーが交代で一周13kmのコースを24時間走り続けるわけです。
巡航速度は350km/h。
ピットもすごい。
優勝したアウディなんて、クラッシュして大破しても、ピットまでヨタヨタと戻れば、10分で
修復して再スタートができるのだ。これはもう、驚異でした。
そして、13年ぶりに復帰したトヨタ、残念ながら2台ともクラッシュによりリタイア。しかし、
一時アウディの前に出て、トップを走るシーンもあり、そのアグレッシブな走りは、興奮と感動
をもたらしてくれました。これが、大クラッシュシーン。
Anthony Davidson Huge Crash 2012 Le Mans 24 Hours
先生のブログ。レースクィーンからレーサーへ転向というエクセレントな経歴の持ち主です。
http://www.hobidas.com/blog/auto/ihara/archives/2012/06/17/
朝日新聞には、写真もない小さな記事でアウディの優勝とトヨタのリタイアのみ報道されてました。
日本では、マイナースポーツなんだなあ。
しかし、たまたまの出会いで、こんな面白いスポーツと出合うことができた。
そう、レーシングカーで超高速で走るとき、心拍数は170より下がらないらしい。想像を超える
重力Gをねじ伏せる筋力が必要。また、前方視界は、10cm四方くらいしか見えないらしい。
目隠しをして、マラソンしながらウェイトリフティングをするような過酷なスポーツであると知った。
この素晴らしいレースの決勝戦に参戦したということは、結果がリタイアであっても、それが偉業で
あることを一点たりとも曇らせるものではない。
ヨーロッパでは、カーレーサーは日本では考えられないほど尊敬を集めているらしいことも知った。
また、新しいドアが開いた。