あまりにも時が行くのが速すぎて、もう年末が通り過ぎてしまった。
別に掃除なんだから、年末にやろうが、一月末だろうが、時期の問題ではないのだ。
今日は半分だけ。
家具を動かす大規模な大掃除は、おそらく2年+ぶりである。
このあたりが、チリが積もって山になっている。
この2年ほど、見て見ぬふりをして生きてきた。
はい、こんなにキレイになりました。
できた。
12時間ほどかかりました。
あまりにも時が行くのが速すぎて、もう年末が通り過ぎてしまった。
別に掃除なんだから、年末にやろうが、一月末だろうが、時期の問題ではないのだ。
今日は半分だけ。
家具を動かす大規模な大掃除は、おそらく2年+ぶりである。
このあたりが、チリが積もって山になっている。
この2年ほど、見て見ぬふりをして生きてきた。
はい、こんなにキレイになりました。
できた。
12時間ほどかかりました。
タイツをはくようになった。
ひまわり保育園さくら組のころ以来だ。
子供のころ、母は好んでお坊ちゃま服を着せようとした。
第一次産業従事者のご子息が多い土地柄ではどうにもこうにも浮いてしまう。
ツバのあるハットよりも野球帽、コートじゃなくてジャンバーが着たかった。
タイツはそれらの大いなる象徴であり、並み居る野生児の中で異彩を放っていること、
子供は敏感である。
パンツの下に何かをはくなんぞというのは、パンツを作っておられる職人さんに対しての
冒涜ではなかろうかとも考えていた。
ビジネス用のスラックス、冬用は、キチンと裏地が貼ってある。
そんなものはくのは軟弱者だと中途半端な九州男児スピリットが小さな声で叫んでいた。
あれから幾星霜、このたび、ユニクロのヒートテックタイツのお世話になることにした。
テニス中に軽い肉離れを起こし、整骨院で治療を受けた時に、「冷やさないように」と
注意された。
もっとも効果的で安価な方法がおそらくタイツだ。
吸湿速乾、肌触り、そして、静電気防止まで機能しているという。
¥990。
自転車で風を切るとその通気性の高さが実感できた。
テニスの時にもはいてみた。
暖かいうえにムレないというのは、まったくもって素晴らしいと言わざるを得ない。
さようなら、野生児のわたし。
市営コートで2時間走り回ると、それなりに疲労する。
たまたま、土曜日と日曜日、連続して予約が取れた。
日曜日、インパクトの瞬間、右のふくらはぎに違和感が走った。
それほどではないとかばいながら続けていると、痛みに変わった。
初めて感じる鈍く重い痛みだが、それでも少しパフォーマンスを落とせば、プレイは続行できた。
しかし、さして強くはないが、気になる痛みは変わらない。
ネットで調べてみると、どうも軽い肉離れらしいと分かった。
整形外科だとMRIを撮られて、リハビリが長く、料金も高いと聞いた。
スポーツ従事者が多く利用する近所の整骨院へ。
アイシングとマッサージ。
整骨院もはじめて、プロのマッサージも人生初だった。
ベッドで待っていると、カーテンで仕切られた隣で、先生が施術している。
「はい、では、上を向いて、コレで決まりますよ。」
「あ、治りました、先生、ありがとうございました。」
そんなにすごいのか、いやサクラかもしれぬ。
先ずは電気から。
これが、電極を付けて電流を流しているのだが、まるで人の手でもんでいるような複雑な動きをする。
そして、初めてのマッサージ。
結構強い力だが、イタ気持ちいい。
なんか軽くなった。
3回通って、次の土曜日にはすっかり痛みは消えていた。
先生と相談の上、日曜日のテニスはキャンセルした。
その次の週、また2時間、コートを走り続けた。
で、昨日、見極め。
「もう、大丈夫です。今まで右足をかばって走っていたので、全体的に歪んでいるのを直します。」
で、全身にマッサージを施していただいたら、驚いた。
まるで生まれかわったように体が軽い。
人の手って、すごい。
道具もなしでこんなことができるなんて、人間の能力の極致だと思います。
石ノ森章太郎先生の仮面ライダー、改造人間という発想は、実はこのあたりから着想を得たのではないのかと
想像してしまう。
それほどまでに楽になった。
「改造した」
と言われたなら、きっと信じてしまうだろう。
ヒートテックのインナーを使い始めて一週間となる。
ユニクロ以前にも機能性衣料としてスポーツ用品メーカーなどが、類似のアイテムを発売していた。
保温、吸湿速乾。
しかし、価格が高かった。
自転車用で、パールイズミ製だと5,000円ほどだった。
それが、ユニクロ、安い。
このたび購入したロングスリーブの極暖シャツ、正札¥1,790、ワゴンセールで、¥500。
ヒートテックを着てみたという人にその感想を求めると、おもしろいことに、正反対とも思える2つの意見に別れる。
とても暖かいという人と、そうでもないという人。
このたび、実感したのは、そのどちらも正解であるということ。
マイナス4℃の日、手袋の下で手がかじかんでも、不思議なほど寒さは感じなかった。
極暖の耐寒機能は、外の寒気を遮断して、身体に伝えないことである。
当然、シャツ自体が発熱するわけではない。
着心地は主観に基づく感想であり、「暖かい」も「そうでもない」も表現の違いであって、じつは
どちらもその性能をプラスに評価しているのではないかと思うに至ったわけです。
体温以上に温度が上昇するわけではないので、「そうでもない」。
しかし、マイナス4℃の寒気を遮断するので、「暖かい」。
こういうの着るのは軟弱であるという的外れな九州男児スピリットが邪魔して、スタートが遅くなってしまったが、
もうこれなしでは生きていけそうにない。
マイナス6℃の朝、寝室の窓の内側に水滴が、と思ったら凍っていた。
電車は定刻どおりでひと安心。
ヒートテックインナーで寒さ知らず。
天気予報の雪が当たって朝から15cmも積もった。
駅のホームには人があふれ、例によって中央本線は止まっているとわかった。
ネットも放送も情報としては遅れが発生しているとだけ。
日本人は忍耐強いと言うが、はじめてそれを実感した。
凍える駅の吹きさらしのホームでいつ来るともしれぬ電車をひたすら待つ大勢の
通勤者たちには怒りのかけらも無い。
気温も感情の温度もマイナス1℃。
最初の電車は、一時間後に来た。
すでに満員で到着する電車が連れて行くのはわずかな人数だった。
その後、5分おきに来る電車はすべて超満員。
7本の電車をやり過ごした。
8本目に乗れたのはホームに着いてから1時間40分後だった。
ユニクロに極暖ヒートテックを買いに行った。