快風丸

俺の船に乗らないか。

ライド

2009-01-27 23:15:06 | Weblog
 久しぶりに自転車に乗ったんだ。
国道の温度計は0度だった。
 ちゃんと装備しとけば、別にたいして寒くもない。5分も走れば、汗ばんでくる。

 昨日までは、コートにマフラーに手袋で電車でインフルエンザの脅威に怯えながら。
自転車はいい。

 でもね、0度だと、冷気で頭が痛いのです。耳も痛いのです。
定時で会社を出まして、「フクイサイクル」へ。会社から6Kmくらい。なんでも安いのです。
前の名古屋球場、今の名鉄山王駅近くのショップへ。

 自転車って、なんやかんやで消耗品とか、結構ちょこまか需要があるのですよ。
しかし、休日に春日井の自宅からだと半日仕事になってしまいます。だから仕事帰りにトレーニングがてら遠回りをして帰るわけです。
スペアタイヤとヘッドバンド式の耳あてを買いました。
 ほんとは、冬用のウィンドブレークパンツもほしいのだけど、高いので買えません。

 自転車のウェアって、雑誌ではいろんなメーカーのファッショナブルなのが紹介されてますが、
実際に、店には入荷しないんですよ。名古屋の有名大規模店にしてこの状況ということは、東京の限られた店にしかおろしてないのかな、需要の裾野は狭くないと思うんですけどね。

ゲバラとジョンと僕

2009-01-26 00:54:11 | Weblog
 映画を観てきました。
「チェ 28歳の革命」
チェ・ゲバラが如何にしてキューバを独立に導いたのか。
バチスタ政権下の圧政に苦しむ市民を如何にして救ったのか。

 山間部から都市へと進軍してゆくゲリラ兵は82名。迎え撃つ敵は2万余。
革命とは戦争である。武力をもって武力を制する。大スクリーンとサウンドシスムはその恐怖と残酷を増幅する。82名のうち、生還したものは12名という。
 勝利してゲバラは英雄となる。

 ゲバラがなぜ英雄なのか。
もともと医者を目指していたのだが、学生時代、南米をオートバイで旅をした時に、らい病患者の虐げられた姿を見て、深く憤ったことが根底にある。はじめに武力ありきではない。戦場にあっても常に正しい行動をする。隊員の略奪行為を許さず、市民に対しては尊敬の念を持ち続けた。

 ジョンレノンは当時、ゲバラのことを「世界一カッコいい男」と言ったそうである。そしてアメリカでは、ベトナム戦争に反対する若者が、ゲバラのTシャツを着て抗議行動を行ったという。

 僕はと言えば、カッコいいからという理由で、名前しか知らないゲバラのTシャツを買った。
もう5年も前だろうか。それを着て、愛知万博のアルゼンチン館へ行ったとき、若く美しいアルゼンティーナに
「ゲバラはアルゼンチンの英雄です」と教わった。

 そして、映画「モーターサイクルダイアリー」を観た。
そして「チェ 28歳の革命」を観た。
とても良い余韻が残る映画だった。正しいとはどういうことなのか。優しいとはどういうことなのか。
 僕の中で、何かが変わった。

自由を感じたくはないですか

2009-01-22 23:46:44 | Weblog
 今、ジミー・スミスを聞いています。
1950年代の録音でモノラルです。
ジャズのオルガン奏者。

 ジャズは感じる音楽。ロックだとどうしてもパートだったりフレーズだったり、楽しんで聞くというより、分析してしまう。だからジャズは楽しい。
ワケわからんからね。
たぶん、ハモンドオルガンでレズリースピーカー。うねるサウンド。

 つまり、自分の中にコントロールするすべのない音なんですね。もう、今、響いている音に身をゆだねるしかないのです。
なんの責任もなく、わだかまりもなく、邪心のかけらもない。だから自分を解放できるんだな。
 
 自由とはこういうことなのかもしれない。

アガく

2009-01-18 23:21:22 | Weblog
 読みたくてたまらない。そんな種類の衝動は知らなかった。
出張で大阪。文庫本一冊。帰りは飲みながら、MD聞きながら。楽しい。

 半日出張で、19:30には自宅着という奇特なスケジュール。帰ってからも読む。
「子供の科学」、ノーベル賞の原資はダイナマイトで儲けた利子だそうだ。物理学賞と科学賞のあらましを知る。すごい。

 サイクルスポーツもすみずみまで読む。ランスアームストロングが復帰する。1/20のツール・ド・ダウンアンダーかららしい。
どうも本人は、ガン基金のためというのがメインの理由らしい。

 彼の理解者で、所属するチーム監督、アスタナのブリュイネールは深い理解を示しているようだ。
かつて、ツール・ド・フランスをメインに走ってきたランス、ダウンアンダーからクラシックレースから、ジロまで走るらしい。

 面白いのは、自転車イベントで来日した輪聖”エディ・メルクス”の言葉だ。
「がん基金のためだけでなく、勝つために走ってほしい。」
重い言葉である。

 しかし現実には、アスタナはコンタドールをエースに据えると思われる。
’99~’05まで、奇跡のツールドフランス7連覇を成し遂げたリビングレジェンドは、サポート役に回るのではないかと
思われる。しかし、この競技において、途中でエース交代なんてめずらしくもないのだ。

 さて、スポーツはすべからく、勝つために挑むべきものである。ランス、まだ38才。
同い年の伊達公子は全豪オープンの本戦へと駒を進めた。

 勝つことがすべてだ。だから負けるものがいる。正義の味方がいるから悪役がいる。
 悪役はすべからくかっこいい。切られてかっこよく死ぬんだ。
戦わないやつは、いちばんかっこ悪い。だから勝てなくても戦うんだ。 

 今年はレースに復帰したいと思います。

安田講堂やら

2009-01-14 22:52:40 | Weblog
 なんで今、東大紛争なのか。
閉塞した時代背景をして、何がウケるか、の答えがそれなのだ。

 今まで、こんなに学生の側に立った報道はなかった。
まるで「いちご白書」だ。

 TVってもう最低だ。現在の経済状況と若者の徒党を組まない姿勢を批判するつもりか。
事実はあるが、真実なんて無いのだよ。どの立場からどう見るかでことの本質なんか変わってしまうわけですから。

 こんな番組作ったヤツらは恥ずかしいと思えよ。


 

印象 日の出

2009-01-12 23:15:33 | Weblog
 名古屋市美術館へ行ってきました。
「モネ 印象日の出展」。

 なんとなく、きれいな絵を描く人だなという程度の認識でした。
印象派って、なんか退屈な絵だなって思ってました。

 狭い了見であったと反省しました。その単純化された大胆な筆致は、1874当時、
「壁紙のほうがマシだ。」と酷評されたそうである。

 改めてじっくり見てみると、その風景画には、奥行きがあり、広がりがあり、ときに風が吹き、においがする。
水面は揺らめき、人は動き、温度と湿気を感じる。

 もっと激しい絵が好きだ。もっと荒々しいタッチが好きだ。奔放な絵の具の重ね方、破壊する力漲る絵が見たいのだ。
僕の美術観はあまりにも稚拙であった。たいして、絵を見たこともないのに、先入観で憶測していたにすぎない。

 このモネの絵はなんと激しいことか。壮大であることか。ただ綺麗なだけではない。
近づいてみると波間に漂う小舟など、「すっ」と横に筆を滑らせただけだ。

 印象派というのは、日の出を表現した「印象日の出」という画のタイトルから付いた名前だそうだ。
表現主義というのはここからスタートしたということらしい。
 写実から表現へ、芸術としての絵画がここからスタートしたのだな。

 衝撃でした。

外人のはどうなってんの

2009-01-11 16:47:22 | Weblog
 裸の男が立っていた。

 銭湯へ行ってきた。
露天風呂へ出てみたら外人さんが裸で日向ぼっこしてた。
ブロンドのベリーショートで、瞳はブルー。身長は188cm、体脂肪率は23%ちょいメタ、35から38歳。

 俺は傍らをすり抜け、湯船につかった。そしてふと気になった。
「どうなってるんだろう」

 トムは、立ち尽くしたまま、タオルで隠している。じろじろ見るわけにも行かない。じっとチャンスを待つ。

 しかし、トムは、俺に背を向け、内風呂へと向かった。それと気づかれぬよう、さりげなく湯から上がり、あとを追った。
しくじった。見逃してしまった。タッチの差で上がったのだろう。あきらめるしかなかった。
 
 俺はサウナでうなだれながら想像してみた。悔しい。千載一遇のチャンスを逃したのだ。
失意のまま、あぶくの風呂でぶくぶくとてっちりのトラフグになりかけたそのとき、

「トムだっ」。

 洗い場で体を洗っていたのだろう。こっちへ歩いてくるぞ。動揺をさとられてはならない。
タオルで隠してはいるが、あぶくの浴槽へとまっすぐ向かってくるぞ。外人とはいえ、マナーをわきまえているだろう。
すなわち、湯船につかるその時、タオルをどうすべきなのか。頼むぞトム。

 俺は息をのんだ。そしてその時は訪れた。

「おおーーーっ」


ストーンズとマーティン

2009-01-08 21:52:33 | Weblog
 見てきました。「シャイン ア ライツ」。
いやぁ面白かった。

 ただのLIVEフィルムかなって、だとすれば、¥1800は高いかなと。
しかし、監督がマーティンスコセッシっていうじゃない。早く言ってよ。
タクシードライバーで衝撃を受けましたよ。2004年のブルースムービープロジェクトの「フィールライクゴーインホーム」、ブルースのルーツをたどる旅は、勉強になっただけでなく、感動しましたよ。

 チケットショップへ。平日専用優待券は¥1050。素晴らしい。
18:15スタート。定時で飛び出して、ジャスト イン タイム。

 ドキュメンタリー的に、セットリストをなかなか提出しないストーンズに、マーティンが焦る。ジャンピンジャックフラッシュでショウは始まった。

 たとえば、キースがアップになるとキースのギターの音もアップになる。映画ならではの楽しみだ。面白い。

 ところどころにインタビューが挿入されている。その内容、タイミング、素晴らしい。
ただのLIVE記録ではない、ドキュメンタリーでもない、まぎれもなく映画である。
ローリングストーンズは幸せである。素晴らしい作品の主人公に抜擢されたのだから。

 マーティンスコセッシは幸せである。ストーンズのおかげで素晴らしい映画を撮ることができたのだから。

 そして、僕は最も幸せだ。大好きな素晴らしい監督が撮った、大好きな最高のロックバンドの映画を楽しむことができたからだ。

 ロックが好きでよかった。映画が好きでよかった。

クリスマスに余韻を

2009-01-06 23:57:30 | Weblog
 もっとクリスマスの余韻があってしかるべきと思いませんか?
クリスマスの素敵なマジカルな出来事のすべては、その一週間後に訪れる”お正月”に吸収されているのです。

 子供たちは、サンタがくれたPSPはうれしかったけど、お年玉でWiiを買った瞬間にクリスマスの思い出はたった一週間の短い天寿を全うするのです。
悲しくないですか。

 恋人たちは、最高に盛り上がったその一週間後は、家族と初詣、夢から現実へジェットコースターダウン。

 で、あれば、もっとクリスマスの余韻を楽しむすべを考えましょう。
そうです、12/25と決別するのです。一ヶ月早めてみましょう。2009年からは、クリスマスは11月25日とします。
11月って意外と、イベントのない月ではないでしょうか。

 お正月まで、1ヶ月のインターバルですよ。
子供たちも、若いカップルさんも、クリスマスの余韻をグッと楽しめますよ。
そもそも、イエス様の誕生日とか、関係ないですから。日本のクリスマスは11月、いいんじゃないかな。

 世界で一番早いクリスマス、最初の数年は違和感があると思いますが、なーに、3年もすりゃあ、当たり前になってますよ。


子供のころから不思議

2009-01-06 00:56:33 | Weblog
 クリスマスからお正月までのインターバルがあまりにも短いと思うのです。
アメリカなんかだと”Merry X’mas And A Happy New Year”
ということで、お正月はクリスマスの付け足しみたいな感じです。
ところが、日本においては、お正月のほうが、トラディショナルイベントとして、より重要であるのは明白。

 でも、子供たちはどうだろうか。サンタにお願いをして、素敵なプレゼントをもらう胸躍る、楽しい日。
も少しお兄ちゃん、お姉ちゃんになると、それはロマンチックな恋の祭典となり、大人になれば、濡れ手に泡の、それはそれはボロい銭儲けの日となる。

 ま、その精神性は置いといて、どのみち、日本人にとって、一年の中で最もビッグイベントであることに異論はあるまい。

 が、その一週間後にお正月が来るのである。
ビッグイベントのたった7日後に、更なるビッグイベントが追い打ちをかけるのだ。
 いうなれば、オリンピックの翌日にサッカーワールドカップが開催されるようなものなのだ。
 
 今日はもう遅いので続きは明日。