快風丸

俺の船に乗らないか。

音の未来のために

2020-01-29 00:18:29 | Weblog

tc electronic の製品が好きなのは、構造がシンプルなところ。
例えば、BOSSなんかだと、裏ブタと本体をつなぐのは、直方体の下部分の

4済に4つのネジで止める。さらに、電池交換用にもう一つネジがある。

ところが、デンマークのこの筐体は、この従来の5ネジを一つで済ませている。

驚異の北欧デザイン。

で、これをアクリル5mmボードに組んでるのだが、この度新調したオクターバーは、

どうにもうまくいかない。

ホームセンターでピッチと長さを合わせて買ったネジで取り付けると、下記のように

どうしてもすき間が開くのだ。

締めこんでしまえば良いだろうと、素人の力任せで

グイグイと行ったなら「ピキッ」と遠慮がちなサウンドとともに5mmアクリルに

ヒビが入った時点で、まずいなと冷静になったのです。

状況を正確に把握しましょう。

オリジナルのネジは、フタの側にネジの無い部分があることに気付きました。

コレにより、電池交換で開けたときに、ネジが落ちません。

なかなか良く考えられてるなと思うのです。

しかし、このネジを外して、代替のホームセンターで買ったネジは、

当然、全体にネジが切られています。

従って、このフタ部分のネジをつぶしてツルツルにするか、もしくは、

フタのネジ部分をリーマーでバカにしてしまうか。

 

できる限り美しく止めたい。

エフェクトよりも美しさを優先したい。

これが基本の考えなのです。

エフェクターはそもそも邪道。

それを優先することは自らの美意識を否定することなのだから。

 

つづく。


義理と人情とエフェクター

2020-01-27 01:03:48 | Weblog

 たとえば、音楽に興味がなかったり、エレキギターにシビれたり、そんなことのない平凡な日々だったらとか。

そうでなければ、特別な才能に恵まれて、ガットギターですべてを表現できたとしたなら、

かつて邪道であるとさげすんだ安い機械に夢をたくすなどなかりせに。

オクターバーだけは、いつか使ってみたいと思ったのは、ローザルクセンブルグの

玉城さんが使ってたから。しかし、センスがものを言うのよね。

意を決して買ってはみたけど、ドクターミュージックのプロフェッショナリズムで作った

アクリル板のボードに、ギリギリ、収まるか否か。

前のライブでも使わなかった、ロシア製のワウを外すか。

チューナーはクリップで十分か。

そもそも、オクターバーはライブで音楽的に使えるのか、高かったけど。

理想と現実、真実と捏造、本気と遊び、似ているようで少し違う。

違えようで、よく似ている。

tc electronic の SUB'N'UP は、ギターでパイプオルガンの音が出せるのです。

邪道が蛇の道ならば、キングコブラの牙こそ道すれ。