

風俗博物館は、京都市下京区の井筒法衣店ビル5階にあります。
6月29日に訪ねました。

※風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~ 公式サイト
⇒ http://www.iz2.or.jp/

(↑)で示した部分が博物館への入り口です。
エレベーターが5階に到着して、扉が開くと
そこは源氏物語の世界が広がっています。

2012年4月2日~11月30日までの展示は
明石の姫君<父:源氏/母:明石の君>の入内(じゅだい)が中心となっています。
1、明石姫君の入内 ~姫君の通過儀礼・婚礼~ 『源氏物語』「藤裏葉」より

牛車<糸毛車(いとげのくるま)>に乗る明石姫君。
2、明石姫君の裳着 ~姫君の通過儀礼・成人~ 『源氏物語』「藤裏葉」より

明石の姫君の裳の小腰を結ぶ秋好中宮。
白い装束に身を包んでいるのが明石の姫君。
3、草子つくり ~姫君の通過儀礼・婚礼準備~

明石の姫君の習字の手本となるような草子を集めることに。
草子を書く女房や源氏の姿。
4、局 ~明石姫君入内・参入女房の身支度~ 「身嗜み、髪の手入れ・化粧」

装束を誂える女房。
5、薫物合せ ~姫君の通過儀礼・婚礼支度~ 『源氏物語』「梅枝」より

東宮入内準備のために、薫物合せが開催。
中央にいるのが源氏。
6、東宮の消息使 ~婚礼作法~ 『源氏物語』「梅枝」より

東宮の消息使と女房
リニューアル後に大きく変わったことは、以下のふたつ。
●寝殿造模型の透渡殿(すきわたどの)・渡殿(わたどの)の下、東の対の廂の下をぐぐって
壺庭や東の対の塗籠(ぬりごめ)の位置から見学可能になりました。

●寝殿の上部に鏡が設置されたことで、寝殿の塗籠の内部が見られるようになりました。


くぐる際は、頭をぶつけないようお気をつけて。

鏡に塗籠の様子が映っています。
寝殿造の模型の周囲を飽きることなく
ぐるぐるとまわって見入ってしまいました。

お近くにお住まいの方もそうでない方もぜひどうぞ。


