晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

新マンガ日本史6号 「阿倍仲麻呂」

2010年11月29日 | 本・漫画
『朝日新聞出版社』から発売されている 朝日ジュニアシリーズ週刊「新マンガ日本史」のvol,6 “阿倍仲麻呂(あべのなかまろ) 留学生、科挙に挑む(かきょにいどむ)”<11月22日発売>を読みました。
(↑リンク先は公式サイト)

※個人の感想です。(`・ω・´)シャキーン


漫画担当は、朱鱶マサムネさん。

努力と情熱の人!という印象の阿倍仲麻呂さんでした。
・・・仲麻呂のことはよく知らなくて。
でも、漫画も解説もすんなり読める作品で全体的にとてもよかったです。

百人一首で知られる阿倍仲麻呂が詠んだ歌
“天(あま)の原ふりさけみれば春日なる 三笠の山にいでし月かも”
の重みを感じますね。

遣唐使ひとりひとりの人生や遣唐使船そのものに興味があるので、ワクワクドキドキしながら読みました。
阿倍仲麻呂はもちろん、井真成や吉備真備も生きる姿勢がカッコイイ!

恥ずかしながら、井真成の存在は『奈良国立博物館』で今年開催された「大遣唐使展」の展示を見て知りました。
井真成が漫画に登場していて嬉しかったのでした。





どうしよう。
新マンガ日本史シリーズのほかの号も読んでみたくてうずうず。
嬉しい悩みです。(笑)



*** 以下、恒例(?)の余談 ***

新マンガ日本史 6号のインフォメーションに紹介されている『九州国立博物館』<福岡県太宰府市>の文化交流展示室、オススメです。

文化交流展示室は館内の4階にあり、全部で12室あるのですが、その中の1室が「遣唐使とシルクロード」のコーナー。

潮騒やカモメの鳴き声が聞こえて、日本から唐へ運ばれたものや唐から日本へ運ばれたものが展示されています。
遣唐使船上(船内?)にいるかのような気分を味わえますよ。
一部の展示品は、実際に手で触ったり香ったりできます♪



 上海万博へ行った遣唐使船と平城宮跡で展示された遣唐使船

復元・再現 遣唐使船 <福岡県北九州市・奈良市>

門司港に寄港した再現遣唐使船と平城遷都1300年祭で展示された復元遣唐使船をそれぞれ見ました。
どちらも目の前にできて、感動しました。

今のBGMは、「遣唐使船再現プロジェクト」テーマソングで坂本真綾さんの歌「美しい人」の着うたフル。
坂本真綾+菅野よう子+遣唐使船という私には嬉しすぎるコラボでした。
(「美しい人」は来年発売のCDに収録!CD化、待ってました♪)

平城京歴史館(奈良市・平城宮跡)は1300年祭終了後、休館されていますが、平成23年度の早い時期に(?)再開されるのだとか。
見に行きたいです。



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【情報】映画「源氏物語」 オープンセット「土御門邸」

2010年11月29日 | 情報
2010年11月25日・26日付で、来年2011年12月公開予定の映画「源氏物語」に関するニュースが報じられました。

11月23日、滋賀県の琵琶湖畔にて
総工費約2億円、約150日を費やして設営された
藤原道長の邸宅「土御門邸(つちみかどてい)」のセットや庭園が報道陣に公開されたようです。

セットの「土御門邸」を見てみたい~~~。
映画公開後に、「土御門邸」が一般に公開されたらいいのに~と勝手に願っています。

※土御門邸<土御門第>跡(京都市)=現在の京都御苑内、京都迎賓館の南で仙洞御所の北に邸宅跡をしめす説明板がありますよ♪
(私が2008年に撮影。クリックで拡大。↓)



遅ればせながら、いくつかのニュース記事に以下リンクしています。
ネット上の全部のニュース記事に目を通していないので偏りがあるかも。


<ニュース記事>

『源氏物語』、総工費2億円のオープンセット初披露!生田斗真、光源氏役に「ラブシーンに緊張して眠れない日も」
シネマトゥデイ -2010年11月25日⇒http://www.cinematoday.jp/page/N0028616

[生田斗真]「ラブシーンの緊張で眠れない日も」2億円のオープンセットで「源氏物語」製作報告
マイコミジャーナル-2010年11月25日⇒http://journal.mycom.co.jp/news/2010/11/26/006/

光源氏役の生田斗真、次々登場のラブシーンに緊張!?
MOVIE Collection [ムビコレ]- ‎2010年11月26日⇒http://www.moviecollection.jp/news/detail.html?p=1910

生田“源氏”、ラブシーンの連続に「緊張して眠れない」
エイガドットコム-2010年11月25日⇒http://eiga.com/news/20101126/1/

生田“光源氏”、ラブシーンの連続に「緊張して眠れない日もあった」
ORICON STYLE-2010年11月25日⇒http://www.oricon.co.jp/news/movie/82404/full/



ニュース記事のタイトルだけ見ていると、ポ●ノ映画のような印象がありますが、それだけじゃないはず・・・。
ネット検索してみたら、もっとすごいタイトルの記事も上位にヒットしましたが、あえてリンクしていません。(笑)

記事には、光源氏役の生田斗真・紫式部役の中谷美紀・安倍晴明役の窪塚洋介・藤原道長役の東山紀之のコメントが掲載されていて、記事内の写真には中谷美紀と窪塚洋介のツーショットが掲載。
生田くんとヒガシの写真はなっしんぐ。

セットの「土御門邸」もなんだかすごいです。
*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*




 当ブログ内、関連記事

映画「源氏物語」女優6名、発表 (2010年10月11日)

映画「源氏物語」配役少しずつ明らかに (2010年9月20日)



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大津は古津だった。

2010年11月27日 | 近江路・歴女ブロガー旅紀行
ブログ記事 近江大津宮(おうみおおつのみや)錦織遺跡 に関連して小話。

滋賀県大津市の「大津」という地名は、かつて「古津」と表記されていました。
全国的にも「大津」という地名は多くあり、津とは港のことなので、“大きい港”という意味に由来するのだとか。
琵琶湖にはたくさんの港(万葉集によると80ヶ所!)があったので、大津は琵琶湖における代表的な港のひとつであったようです。

天智天皇によって営まれた「近江大津宮<通称:大津京/日本書紀:近江京>」によって物資の集散地として「大津」<港>は栄えたものの、ミヤコが廃されてのち「古津(こづ・こつ)」と称されるようになりました。
これは、古都の港・古い港という意味だと思われます。


「大津」の名が復活するのは、平安時代初期のこと。

平安京<京都>へ都を遷した桓武天皇によって、以下のような詔(みことのり=天皇の命令)が、794年11月8日に発されました。

「近江国滋賀郡古津者、先帝旧都、今接輦下、可追昔号、改称大津」

(近江国滋賀郡古津は、先帝の旧都にして、今 輦下に接す、昔の号を追いて、改めて大津と称すべし)



※先帝(せんてい)=桓武天皇の曽祖父である天智天皇のこと。
※輦下(れんか)=天皇のおひざもと。


ようするに、“古津は天智天皇の旧都で、今は平安京にとっても重要な港であるから、昔の呼び名で大津と改称しなさい!!”ということですよね。
ざっくり解釈☆


この詔(みことのり)がなかったら、大津の名はなく、古津のままだったのかも・・・
なーんてことを思うのでした。



 天智天皇~桓武天皇の系図。




*☆*―――――――――――――――――――――――――――*☆*

■参考

・「図説 大津の歴史」上巻 
 (編集:大津市歴史博物館市史編さん室/発行:大津市)
・「平安時代史事典CD-ROM版」
 (監修:角田文衛/編:古代学協会・古代学研究所/発行:角川学芸出版)

*☆*―――――――――――――――――――――――――――*☆*



近江路・歴女ブロガー旅紀行(ブログ「晴れのち平安」編) INDEXに戻る




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新マンガ日本史 4号 「額田王」

2010年11月25日 | 本・漫画
週刊誌なのに、今頃書くのは遅れていますが、おもしろかったので書きます。
※個人の感想です。

『朝日新聞出版社』から発売されている 朝日ジュニアシリーズ週刊「新マンガ日本史」のvol,4“額田王(ぬかたのおおきみ) 言霊の幸う国(ことだまのさきわうくに)”<11月9日発売>を読みました。
(↑リンク先は公式サイト)

めっちゃ、おもしろかったです
家で声を出して笑ってしまいました。

漫画担当は、二ノ宮知子さん。
「のだめカンタービレ」の作者といえば、ご存知の方も多いはず。

額田王はもちろん、斉明天皇(宝皇女)も天智天皇(中大兄皇子)&のちの天武天皇(大海人皇子)の兄弟も、こんなキャラで描かれるとは想像していませんでした。
いい意味でサイコーっす!!

漫画のラストで、「ん?」と思いましたが、これはこれでイイのかも。ヽ(´ω`)ノ

人物クローズアップ・歴史コボレ話・歴史ピックアック!
といった解説ページもおもしろかったです。




新マンガ日本史、ほかの号も気になる人物をチェックします。
全号買ってコンプリートするのは、お財布的にきびしい・・・。



*** 以下、恒例(?)の余談 ***

新マンガ日本史 4号を読みつつ、先月、滋賀県大津市で額田王や天智天皇・のちの天武天皇の歌碑を見たことが思い出されて、懐かしい気持ちになりました。

 新マンガ日本史 4号に歌碑そのものは登場していませんが、歌は登場していましたよ♪

・額田王と大海人皇子が交わした歌の歌碑 “あかねさす・・・”
JR 「大津京」駅と万葉歌碑(額田王・大海人皇子)

・額田王が天智天皇へ詠んだ歌の歌碑 “君待つと・・・”
大津京シンボル緑地


新マンガ日本史 4号で紹介されていた滋賀県東近江市の「万葉の森 船岡山」や富山県高岡市の「高岡市万葉歴史館」にも行ってみたいな~。

奈良県の明日香村にある「奈良県立万葉文化館」には、今年5月に初めて訪ねました。開催中だった平山郁夫展にときめきまくり。
人形と映像による歌劇「額田王」と「柿本人麻呂」も鑑賞。

「奈良県立万葉文化館」は、一日いてもいいと思いました。パラダイス!
ミュージアムショップで買った麦縄菓子は、時代は違うものの
『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』「源氏物語追体験」平安時代の菓子「唐菓子」麦縄菓子(むぎなわかし)
にて、ざっくりご紹介しています。



 数年前に訪ねて作成。斉明天皇(宝皇女)のこと。

斉明女帝の朝倉橘広庭宮と木の丸殿 <福岡県朝倉市>

5年くらい前(?)に撮影。現況と違っているかも
ものすごく好き放題に書いていますね、私。
知識はないけど暴走しています。(笑)



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「幻想ラビリンス」 vol.4 琥珀宮

2010年11月25日 | 本・漫画
先週、ホーム社から出ている『幻想ラビリンス』vol.4 琥珀宮 (アイズコミックス)を読みました。
(↑リンク先は公式サイトと紹介ページ)

「幻想ラビリンス」というアンソロジー本が発売されていることも知らなかったのですが、和風やオリエンタル風(?)なファンタジー漫画が好きな方は楽しめると思います~。

※個人の感想です。(笑)

豪華執筆陣で、びっくりだったのでした。
 著者:今市子/桑原祐子/後藤星/佐久間智代/秋乃茉莉/かまたきみこ/佐野絵理子

佐野絵里子さんの「時を翔る絵師」 (アイズコミックス)を読んでいたので、絵師さんの新作が読みたかったのです♪

短編って、限られたページの中で起承転結のストーリーを構成されているので、おもしろいなぁと。
(゜_゜)(。_。)(゜_゜)(。_。) ウンウン

こういったアンソロジー漫画本を読むのも久しぶりだったので、新鮮でした。

今市子さんによる美しすぎる表紙絵が目印。


今 市子,秋乃 茉莉,桑原 祐子,かまた きみこ,後藤 星,佐久間 智代,佐野 絵里子
ホーム社
発売日:2010-10-25






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