晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

【情報】 風俗博物館 現在の展示の様子。 その1

2012年07月26日 | 情報
京都にある風俗博物館のご紹介です。

風俗博物館は、京都市下京区の井筒法衣店ビル5階にあります。
6月29日に訪ねました。

 ※風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~ 公式サイト
 ⇒ http://www.iz2.or.jp/



)で示した部分が博物館への入り口です。



エレベーターが5階に到着して、扉が開くと
そこは源氏物語の世界が広がっています。

2012年4月2日~11月30日までの展示は
明石の姫君<父:源氏/母:明石の君>の入内(じゅだい)が中心となっています。


1、明石姫君の入内 ~姫君の通過儀礼・婚礼~ 『源氏物語』「藤裏葉」より


牛車<糸毛車(いとげのくるま)>に乗る明石姫君。



2、明石姫君の裳着 ~姫君の通過儀礼・成人~ 『源氏物語』「藤裏葉」より



明石の姫君の裳の小腰を結ぶ秋好中宮
白い装束に身を包んでいるのが明石の姫君



3、草子つくり ~姫君の通過儀礼・婚礼準備~


明石の姫君の習字の手本となるような草子を集めることに。
草子を書く女房や源氏の姿。



4、 ~明石姫君入内・参入女房の身支度~ 「身嗜み、髪の手入れ・化粧」


装束を誂える女房。



5、薫物合せ ~姫君の通過儀礼・婚礼支度~ 『源氏物語』「梅枝」より


東宮入内準備のために、薫物合せが開催。
中央にいるのが源氏



6、東宮の消息使 ~婚礼作法~ 『源氏物語』「梅枝」より


東宮の消息使と女房




リニューアル後に大きく変わったことは、以下のふたつ。

 ●寝殿造模型の透渡殿(すきわたどの)・渡殿(わたどの)の下、東の対の廂の下をぐぐって
  壺庭や東の対の塗籠(ぬりごめ)の位置から見学可能になりました。

 ●寝殿の上部に鏡が設置されたことで、寝殿の塗籠の内部が見られるようになりました。


くぐる際は、頭をぶつけないようお気をつけて。


鏡に塗籠の様子が映っています。




寝殿造の模型の周囲を飽きることなく
ぐるぐるとまわって見入ってしまいました。

お近くにお住まいの方もそうでない方もぜひどうぞ。


その2に続く




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【本】 大塚ひかりさん著 「女嫌いの平家物語」

2012年07月25日 | 本・漫画
 本のご紹介です。

私が好きな古典エッセイスト 大塚ひかりさんの本が
7月9日・10日と続けて発売されました。

「古事記 いのちと勇気の湧く神話」 (中公新書ラクレ)
「女嫌いの平家物語」 (ちくま文庫) の2冊です。
もちろん、両方購入。


「女嫌いの平家物語」 (ちくま文庫)を先に読み終えました。



この本は、1999年に刊行された
「男は美人の嘘が好き―ひかりと影の平家物語」に加筆・改題されたものです。
そのためか、少し喩えに“古い”と感じる部分もあったものの
全体的にとても楽しめました。

大塚さんならではの着眼点や解釈がおもしろくて
ぐいぐい読めました。

『平家物語』を再び、じっくり最初から最後まで
読み通したいものです。(゜_゜)(。_。)(゜_゜)(。_。) ウンウン


 ※筑摩書房での紹介ページ
 ⇒ http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480429551/






「古事記 いのちと勇気の湧く神話」 (中公新書ラクレ)は今、読んでいるところです。






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【テレビ放送情報】NHK Eテレ「100分 de 名著」 紫式部『源氏物語』アンコール放送 第4回目

2012年07月24日 | 情報
 テレビ放送情報です。

 今年4月に全4回で放送された
 紫式部『源氏物語』が
 アンコール放送されています。

 今回が最終回。


 NHK Eテレ(教育)
 7月25日(水) 午後11時~11時25分 放送

 「100分 de 名著」 紫式部『源氏物語』
  第4回 夢を見られない若者たち

 【ゲスト講師】上智大学文学部教授 三田村雅子
 【特別ゲスト】香山リカ(精神科医)

 ※番組公式サイト
 ⇒ http://www.nhk.or.jp/meicho/
 ⇒ http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/11_genji/index.html#box04



<再放送>

 NHK Eテレ(教育)
 8月1日(水)
  午前5時30分~5時55分
  午後0時25分~0時50分



 番組テキスト、読み応えがあってオススメです。



↑4月放送分のテキストと内容は同じです。(*^-^)b





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【本】 「週刊絵巻で楽しむ源氏物語五十四帖」 33号 三十三帖 藤裏葉

2012年07月24日 | 本・漫画
定期購読している
「週刊 絵巻で楽しむ源氏物語五十四帖」の33号が
昨日届きました。

 ※週刊朝日百科 絵巻で楽しむ源氏物語五十四帖 公式サイト
 ⇒ http://publications.asahi.com/genji/


毎週、源氏物語を各帖ごとに味わえる
幸せをかみしめています。

今回は三十三帖「藤裏葉(ふじのうらば)」です。
<33号 2012年8月5日号/7月24日発売>


表紙のキャッチフレーズは以下のとおり。

  幼なじみの恋が
  実った日

  

光源氏の息子である夕霧が
幼なじみの雲居雁と結婚。

明石の姫君が東宮に入内。

冷泉帝が六条院に行幸
それに伴い、朱雀院も御幸。

・・・と物語は光源氏の栄華が頂点を極めます。

それぞれの場面が描かれた源氏絵も素敵で感動しました。


“平安の大事典”のコーナーでは
神事・神官・神社シンボルについて詳しく紹介されています。

『源氏物語』に登場する神社として
九州の神社では
福岡市にある【筥崎八幡宮】と
佐賀県唐津市にある【鏡神社】が
掲載されていて嬉しかった私です。


今回の号の “リレーとエッセー”コーナーでは
脚本家・作家の内館牧子さんが登場されています。
内館さんは、「弘徽殿大后(こきでんのおおきさき)」が
最も好きなキャラクターだとか。

私にとっても「弘徽殿大后」は気になる存在です。
(゜_゜)(。_。)(゜_゜)(。_。) ウンウン

エッセーで紹介されていた内館さんの著書
「十二単衣を着た悪魔」を読みたいです♪









 当方のサイト内、こちらもどうぞ。

 『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』 > 源氏物語ゆかりの地をめぐる

 ★ “松浦なる鏡の神”鏡神社 ~佐賀県唐津市~





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【本】 「平清盛伝 京都源平地図本―平清盛・平家年表付」

2012年07月23日 | 本・漫画
 本のご紹介です。

先月末、京都へ行った時に
「平清盛伝 京都源平地図本―平清盛・平家年表付」
という本を買いました。


 ※ユニプランの紹介ページ
 ⇒ http://www.uni-plan.co.jp/cp-bin/oscommerce/catalog/product_info.php?products_id=122


平清盛を中心とした源平の史跡を
紹介されている本の中では
わかりやすく、読みやすい本でした。

「現代」の京都の地図に「過去」の京都を重ね合わせた地図本であり
史跡めぐりのガイドブックとしても役立ちそうです。

「平清盛の生涯」と「平家をめぐる女たち」がまとめられているので
読んでいるうちに源平時代の事柄が頭の中で整理できました。

エリアごとの史跡と飲食店が見開きページで
一目でわかり旅情を誘われます。

巻末には、
平清盛・平家年表があるのが嬉しいですね。
これで時代の流れが把握できそうです。

この年表と大河ドラマ「平清盛」を合わせて見ると
より理解が深まりそうですね。







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