https://researchmap.jp/kamoga4ra/published_works?frame_id=842673
専門の研究テーマとは別途、趣味で取り組み平成30年(2018)よりデータ分析の成果を順次公表していく仕事について、あらかじめresearchmapの資料公開コーナーへ投稿してみました。学術誌上では、6年ほどかけ中国四国地方9県と三重県との計10県につき対象資料を分析した成果を公表していますが、このペースだと全47都道府県の分析成果を公表しおえるまであと30年ぐらいもかかってしまいます。調査自体は平成28年度(2016)にすでにおこなっており、調査の成果をこのまま温存しておくのはもったいないので、一部のデータを《予稿資料》として別途公表してみることにしました。ひとまず、北海道内で刊行された自治体史誌につき、近世史用語「異国船」を検索のキーワードに設定して読んだ成果を、一覧表に整理しました。実験の具体的な条件や整理方法は、資料の註に書いております。
北海道の場合は、当初の計画では、在北海道の学会・研究会などで分析内容を口頭発表したうえで学術誌上で論文化することを考えておりました。しかし「平成の大合併」直前に存立していた基礎自治体のうち“海に面するもの”に限定したため、北海道の全体像を正確に説明できるものとまではいえず、断念しました。
researchmapでは公開資料の利用者数をチェックできるので、もし利用者数が予想以上に多ければ、江戸時代に重要な外国船対応の歴史を有するほかの都道府県のものも投稿していこうと思います。
なお、投稿した《予稿資料》はあくまで正式発表の準備段階のものなので、転載は禁止としております。