無事届きました！＆2020春アニメ最終回⑩

本日、無事に『Ｔｒｕｅ　Ｃｏｎｆｅｓｓｉｏｎの書籍版が届きました！

ドォーーーーーン！（笑）
いや、すんごい分厚い💦嵩張る。厚さ14㎜は伊達じゃないですね＾＾；
折角なので積み重ねてみましたが、まだもう一箱あるんだよなぁ…

ありがたいことに、紙は重くないものを選んだので、これだけ分厚かろうと持つのは苦にならないです。流石に中身が無い文面だけのことはあるｗ
オンデマンドで、一冊からの結構リーズナブルな装丁で作ってもらいましたが、思いのほか奇麗な仕上がりでした。最近のオンデマンドは非常に高度になったなぁ～。
一通り見て、落丁とかはなさそうなので、このまま送付できると思います。
・・・でもやっぱり委託書店に出したほうが早かったか…これを全部ひとりで処理するのは結構な無謀だったともいえる（－－；）
以前は100冊近くを自家通販したこともありましたので、あの時よりすでに15年は年取っていますが（苦笑）やれないことは無かろう！　頑張って封入作業するべ。

そして、昨夜の深夜アニメですが、春からコロナで延長していたものの一つが最終回を迎えましたので、ざっくり感想を。
『文豪とアルケミスト』：原案はＤＭＭのゲームアプリをアニメ化されたものでした。
主人公の一人、太宰治は気づくと自分が書いた本「走れメロス」主人公になっていた。物語の通りに進もうとするが、何故かとことん邪魔が入る。そこに現れたのは彼の敬愛する芥川龍之介。実はこの物語を改変しようとする「侵蝕者」から、作品を守っているのだという。そしてアルケミストによって導かれた太宰は、芥川と同じように侵蝕者から作品を守る文豪の一人となる。
ネコの館長代理の指令の元、様々な作家の作品に現れる侵蝕者を倒し、文豪と作品を救い出す文豪たち。
しかし、ある時図書館内にまで侵蝕者が蝕んでいることを発見。一体どのようにして入り込んでいたのかを島崎藤村が「芥川は偽物で、ここにいるのは侵蝕者」という推理を出す。最初は反論する太宰だったが、ある時図書館に二人の芥川が現れる。そこで本物の芥川を捉え、偽芥川を倒す作戦に出るのだが、この偽芥川によって救い出されていた太宰は、一人この偽芥川を助けようとする。こうして偽芥川擁護派ｖｓ抹殺派によって文豪たちは真っ二つに分かれ、文豪同士での戦いが始まってしまう。その隙を突いた偽芥川は文豪たちを次々と倒し、太宰は辛くも一人脱出することに成功。自身が偽芥川を擁護したことで、文豪たちを抹消してしまったことに愕然とする。それでも必死に偽芥川による芥川の作品の破壊を防ごうと戦いに挑む。圧倒的な力に絶体絶命の危機に陥った太宰の前に、アルケミストによって復活を遂げた文豪たちが加勢に加わり偽芥川を追い詰める。偽芥川は芥川自身が自分の作品を非難することで生まれた存在。名作の著作に追われ、心身を喪失していく芥川を救おうとして発生したのだった。しかし芥川は結局自殺を遂げてしまう。なんとしても彼を助けたい一心で、彼の作品や文豪の存在そのものを消そうとしていた。だが、太宰の「その作品の影響を受けて、感銘した人もいること」という訴えに迷いが生じ、最後は本物の芥川によって倒される。
こうしてまた、作品は守られ、文豪たちは新たな侵蝕者の討伐に勤しむ日々を送るのだった―――というストーリーでした。
文豪ストレイドッグスとは違って、世界観は毎回その文豪の書籍の世界になるので、読んだことあるものないもの含めて「こんな作品だったんだ～」と改めてよく知りました。
でも一番の根本は、「文豪たちの心を救う」という部分が核ですね。かもしたも学生の頃、「何でこんなに文豪の皆さんは自死する人が多いんだろう…」と不思議に思っていました。無論そうでない人もいましたが、そういう方は皆早世してる。結核だとか病気でもって。
多分皆、人の心の奥深くを覗き込みすぎて、人生に絶望しちゃった（いわゆる鬱っぽい）ということでしょうか。そりゃ3度も自死しようとした人もいるくらいですから。芥川さんも亡くなったとき奥さんが「よかったですね…」とおっしゃったそうですけど、家族でさえも救い出せない闇が大きかったのかもしれません。
なので、色々文豪を主人公とした作品はありますが、生前の設定に近い作品だったと思います。これを見てから近代文学に興味を持たれる方もいたんじゃないでしょうか。
とりあえず寂しかったのは、「夏目先生ご本人が登場してこない・・・(ノД`)・゜・。」　なぜかどの作品でも「猫」扱い（笑）なんですよね。そんなに「吾輩は猫である」を代表作にしたいのか。ストレイドッグスの方では猫ではなく本人が登場いたしましたけど。　是非千円札パワーでもって、侵蝕者一掃くらいのことをしでかして登場してほしかったわ（笑）