先週慌ただしい中、原稿をやり編集をやり、そして脱稿入稿無事完了しました。
なので、10月11日のSPARK15では無事に新刊が発行されます(搬入ミスさえなければv)
はい、『VAMP! Ⅱ』です。第二巻となります。
今作は新作書下ろし+サイト連載されましたものを収録しております。ちなみに時系列が新たに加わったため、サイト連載されました方も、若干の加筆修正があります。
外伝的なストーリーではありますが、よろしければお手に取っていただけると嬉しいです♥
表紙はもちろん、Tamatam様の描きおろしです✨
表紙の姫様もめっちゃかっこいいんです!!―――が!実は裏表紙がもっと凄い✨✨
見ただけで「第2巻の内容がすべて網羅されております!( ゚Д゚)」なので、読む前に見ちゃうと、「こんな話なのね」って分かっちゃう、すんごい表紙です♥ ですが無論、お手に取った方(若しくは当日会場で見かけた方」しかわかりませんw(意地悪♥)
たま様の美しく麗しき吸血姫が目印。―――ガンカフェの吸血鬼はコスプレしたキラですが、こっちの姫様は本物の吸血姫様よ(/≧▽≦)/♥
更に、とらあなさんの方で、委託販売ももう始まっております。自サイトのオフライン更新、ほとんどしていないのに、委託書店さんは仕事が早い💦
https://ec.toranoana.jp/joshi_r/ec/item/040030858768/
こちらからも飛べます。
よろしければチラっと覗いてみてください♪
さて、こうして忙しい忙しい言いながら、アニメは倍速でチェックしました。さらっと感想💦
『魔王学院の不適合者』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
主人公のアノスは生まれてすぐに成長し、高校生年齢になった人間。。しかし真の姿は二千年前に暴挙を重ね君臨した魔王アノス。記憶と能力がそのまま転生したものだった。彼は絶え間なく続く戦争に嫌気がさしたことから、戦争を終結させ、自らは二千年後に転生したのだった。そんなアノスのもとに、「魔王学院」からの招待状が届く。その学院は、かつての魔王城デルゾゲードであった。入学試験でアノスは魔族の少女:ミーシャ・ネクロンと知り合い、二人揃って合格を果たすが、魔力量検査と適性検査で機械を壊し、アノスは学院で初めての「不適合者」の烙印を押されてしまう。そして、転生した時代で「暴虐の魔王」として知られているのが自分ではなく、「アヴォス・ディルヘヴィア」という名前の人物だと知る。その正体を暴くために学院での生活を送るが、一般市民であることで、教師や生徒で貴族の者たちから下げずまれるものの、圧倒的な力で彼らを畏怖していく。やがてミーシャの姉:サーシャや、転校してきたレイ・グランズドリィら、仲間が集まり課題をいとも簡単にこなしていく。そんな中、人間界から「勇者学院」との合同訓練の話がくる。勇者たちは魔族を軽んじていたが、アノスの力に圧倒される。しかし魔族への純情ならざる憎しみを持つジェルガは生徒たちを操り、尚も襲い掛かる。その戦いを止めるため、レイは「アヴォス」となって、自身が撃たれることで人間と魔族の争いを抑えようとしていた。それを知ったアノスは自分がアヴォスとなってレイに撃たれるものの、それでも尚全てを抹殺しようとするジェルガの攻撃はやまない。そこに倒れたかに見えたアノスが再度戦いを挑み、見事にこれを退けたのだった―――というストリーでした。
無論、チートなのは十分に分かっているんですが、見ていて結構爽快でした。というのも、平民であることをバカにする教師や貴族の生徒たち、勇者学院の面々が非常に分かりやすいクズっぷり(苦笑:内面に置いての話)なので、爽快にスカッと一掃してくれるのは、ストレス溜まりまくっているかもしたにしたら気分爽快でした。
でも一番すごいのは、アノスより、アノスのご両親(一般平民で全然力など無し)ではなかろうか。息子がとんでもない力で相手を抑え込もうと、自分たちに危害が及ぼうとも、恐れずひるまず「きのこグラタン作っておいたわよ~♥」「剣つくったぞ~」と爽やかに言ってくれるご両親…愛の力が一番強い!のは伊達じゃないと、心底思いました(笑)
『A.I.C.O. Incarnation』:漫画原作のアニメ化作品でした。Netflixで既に放送済の地デジ発放送でした。
人工生命体暴走事故「バースト」。それにより渓谷一帯は人工生命体「マター」によって埋め尽くされ、政府によって管理がされる危険地帯になってから2年が経過していた。
バーストの事故によって家族を失い、桐生生命工学研究所に併設された桐生病院にて、リハビリを続けながら学校に通っていた橘アイコは、夏休みの1日前に転校してきた神崎雄哉によって突如拉致され、人工生体開発者である黒瀬進に引き合わせられ、信じがたい事実を告げられる。世界初の人工生体を用いた治療を受けたアイコの今の体は、脳を除いてすべて人工生体製で本物の体ではなく、傷ついた体の治療のために一時的に脳を移植している状態ということ。「バースト」が起きたのは、複製の脳を移植したアイコの本物の体に治療で使用していた人工生体細胞が暴走したことで起きたということ。そして、バーストで死亡したと思われていたアイコの母親と弟は、バーストの爆心地、プライマリーポイントでマターに取り込まれながらもまだ生存している、というのだった。黒瀬と神崎より、プライマリーポイントでアイコの本当の体に脳を移植すれば、マターの暴走は止まり、母親と弟を助け、自身も本物の体を手にすることができると言われたアイコは、最初は戸惑うも協力を決意。篠山大輔率いるダイバーチームと共に危険な封鎖地域に入り、プライマリーポイントへ向かう。しかし、マターが襲い掛かり、それだけでなく政府やアイコの主治医である伊佐津が執拗に彼女らを追ってくる。篠山を失いながらもたどり着いた一行、そこでアイコはマターに取り込まれていた本物の橘アイコと出会う。彼女は自身を犠牲にしてでも家族や疑アイコを助けようとしていた。その姿にアイコ(疑)は手術を受け、本物のアイコに脳神経系を返すことを決意。更に脳だけ生身の複合体第1号でだった神崎の正体は人工生体技術を開発した由良俊英だったことが判明。神崎の手で手術が開始されようとしたその時、マターとリンクした伊佐津がアイコを奪いに襲い掛かってくる。実は伊佐津は植物人間となっていた、娘の柚葉を助けるため、唯一に成功例だったアイコを研究に使おうとしていた。しかし、黒崎が先回りしマターの中に取り残されていた柚葉の意識を本体に取り戻したことで伊佐津の意識が混迷する。アイコの意識は本物のアイコの身体に戻ったが、彼女の人工生命体でできた体はまだ生きており、本物のアイコは母と弟とともに、疑アイコはひとりの人格を持った人間として、別の場所で生きていこうとしていた―――というストーリーでした。
最初から登場人物も多く、更に伏線が多数引かれていたので、全部が収束できるまでしっかり見続けていましたが、最後の最後できちんと回収された上、双方のアイコに一番ベストな形でまとめられたので、非常に納得&面白かったです。「とある科学の超電磁砲」でもやっていましたが、「人工物に宿った心は魂がないと言えるのか?」というのが大きなテーマでしたね。万物に魂があるか、と考えると本当に哲学を極めなきゃいけない気がするのですが、ただ「ある」と考えると、そのもの自体を大事にしようとする心が生まれてくると思うので、かもしたは「あり」でいいと思っています。SAOでも人工AIが自我を持ったアリスが登場しましたが、まさにあんな感じ。これからどんどん科学が進んでいくと思うので、そういう倫理観というものを考えさせられる作品でした。
『モンスター娘のお医者さん』:こちらもラノベ原作のアニメ化作品でした。
かつてヴィヴル山脈を境とし100年にわたり人間と魔族が戦争をしていた世界。そんな遺恨が残る世界で人間と魔族が共存できる街リンド・ヴルム。その街で魔族専門の医師として活躍する人間族のグレンは、助手である ラミア族のサーフェと共に診療所を営む。優しく気遣うグレンにモンスター娘たちは心を開き、皆がグレンに惹かれるので、サーフェは毎回気が気ではない。そんな中、リンド・ヴルムの創設者であるスカディの胸の直上に、心臓に酷似した悪性腫瘍が形成されるという奇病に侵され、その影響から大きな声を出す事が出来ず、やるべきことが終わったので、自身の命は尽き果てるべきと思っており、手術を拒否、急な血圧降下を起こし式典の最中に倒れてしまったために病状が大衆に知られてしまうが、グレンから街の行く末を見守って行くべきだと説得されたことで手術を承諾した。そしてモンスター娘たちがそれぞれ得意分野で力を発揮、その甲斐あって見事に手術は成功。街にも活気が戻るが一方、スカディもグレンに好意を寄せ、ますますサーフェの心配は募るのだった―――というストーリーでした。
概ね単発で各々モンスター娘たちの病を発見し、サーフェと協力して治療する、というのが流れでしたが、モンスターもこういう可愛い子たちだと恐くないですねw でも嫉妬の炎は恐ろしい💦
医者、という職業柄、ちょっと色気を交える展開もありましたが(無論、グレンはそんな意識はない)ほのぼのハートフルストーリーでした。ちょっと一息入れるのに、いい感じの作品でしたv
『GOD OF HIGH SCHOOL』:こちらは韓国漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公のジン・モリは育ててくれた行方不明の祖父を探し出してもらうために優勝すればなんでも願いが叶うという、高校生の異種格闘技大会『GOD OF High School』に出場するために会場に向かう途中、ハイ・ディとユ・ミラと出会う。彼らは瀕死の友人を助けるためや、己の武術を絶やさないためといった願いをかけて戦いに挑んでいた。彼らは勝ち進み、決勝トーナメント戦で3人組のチームとなって戦うことに。一方大会の陰で暗躍する集団がいた。彼らは「鍵」を探しており、勝ち進むにつれジンの兄弟子にあたるイピョウにその力が発揮されだす。彼らはジュゴクの下、鍵を奪うためにイピョウのチームに瀕死の重傷を負わせる。ジュゴクたちは鍵の持つ「神の力」を手に、国を手に入れる目的があり、この『GOD OF HighSchool』自体が「カギを見つけ出すための手段」だった。ジュゴクはイピョウから鍵を手に入れ異形の姿となって力を発揮するが、しかし、鍵はジンの手に。するとジンは自身が過去「斉天大聖」だった記憶を僅か取り戻す。その圧倒的な力でジュゴクを倒し、ジンたちが『GOD Of High School』の優勝者となる。大会主催より「祖父テジンは生きている」ことを知らされたジンは、優勝賞品として「参加者全員の治療と完治」を望む。そして改めて祖父を探し出そうと決意するのだった―――というストーリーでした。
最初は「何故に高校生だけ」「命がけのバトルをさせる必要は何故か?」みたいな妙な不自然さがあって、違和感の中で見ていたんですが、隠された真の大会目的がはっきりしたことで、ようやくスムーズに理解できるようになりましたw でなきゃみんな常人じゃないですもの💦 あんな高校生ばっかりだったら、世の中恐ろしすぎるΣ( ̄□ ̄|||) 多分1クールで終わらせるために、人物像をあまり掘り下げずにささっと進めちゃったので、ちょっと淡白になったのかな、と思うところはありますが、とりあえずきれいにまとまりましてスッキリしました。…あ、でもジンのじーちゃんがどこかに捕えられてかなり弱った状態で最後登場していましたので、できたらじーちゃん助けてあげられるところまで放送してもいいかもしれませんね。二期目を匂わせつつ終わりましたので、案外続編を見られるかもしれません。
『バキ~大擂台賽編~』:こちらは漫画原作のアニメ化2期目です。以前一度放送した第1作を含めると4期目に当たります。結構長い事放送されていましたね。
中国武術界最強の「海皇」を決める大会に刃牙が招待される。だが刃牙は毒手に侵され、立つだけでもやっとの状態だった。「勝利すれば解毒剤が得られる可能性」があることを信じ、烈海王が刃牙を中国へ連れて行く。戦いの中で刃牙は毒手を持つ敵と対戦して毒を裏返すことで、毒を乗り越えた。刃牙の他に招待されていた武闘家たちも勝ち進み、追い詰められた「海皇」筆頭候補の中国勢。同じく参加していた刃牙の父:勇次郎の提案でチーム戦となるが、勇次郎の勝利で幕を閉じた。
帰国後の刃牙を待っていたのは、以前より刃牙の彼女:梢江にアピールしていたアライJr.が、最強と最愛の2つを手に入れるために刃牙に勝負を挑む。しかしJr.は以前刃牙と戦った経験のある武闘家たちに事前に勝負を挑むものの、圧倒的な力で完膚なきまでに叩きのめされる。ついに刃牙との戦いにおいても刃牙が圧勝。Jr.は父のムハメド・アライに戦いを止められ、敗戦を期すこととなった。その闘技会場にて、刃牙は勇次郎に挑戦状を叩き付けた―――というストーリーでした。
こっちは完全に人外です(笑) 人間なんですが、もはや人間じゃない!(゚Д゚;) でも登場人物みんなそんな人達ばっかりなので、何故か違和感なく見続けられるのが不思議w かなり放送コードに引っ掛かりそうなバトルシーンがメインですが、かもしたは何が面白くて見ているかというと、医学的な人体の解説が、妙に説得力強くってそっちの興味で見ていました。筋肉や骨の耐久度には限界があるんですが、古谷徹さん(ナレーション担当)で淡々と説明されると「そうなのか!」と思わず信じたくなってくるw 実際本当に医学書・解剖生理学書に掲載されている通りなので、そこに(例)「彼は更にその部分に負荷をかけることで、骨に通常の100倍以上のCaを吸着させたのだ」みたいな説明がスルッと滑らか~に加えられると、そのまま「そうかそうか!」と頷いちゃう💦 そして番組見終わって、冷静になると「…あ。」と思う。その自虐ギャップが楽しくて、ついつい見ちゃいました。しかも原作者さん、リアル人体筋肉図をそのまま筋肉部分だけ倍増させてキャラを描くので、医療職の人は見ると「あー、〇〇筋ね」ってわかると思う。格闘漫画好きさんがメインで見ていると思いますが、番外で「こういう人」もいましたw
なので、10月11日のSPARK15では無事に新刊が発行されます(搬入ミスさえなければv)
はい、『VAMP! Ⅱ』です。第二巻となります。
今作は新作書下ろし+サイト連載されましたものを収録しております。ちなみに時系列が新たに加わったため、サイト連載されました方も、若干の加筆修正があります。
外伝的なストーリーではありますが、よろしければお手に取っていただけると嬉しいです♥
表紙はもちろん、Tamatam様の描きおろしです✨
表紙の姫様もめっちゃかっこいいんです!!―――が!実は裏表紙がもっと凄い✨✨
見ただけで「第2巻の内容がすべて網羅されております!( ゚Д゚)」なので、読む前に見ちゃうと、「こんな話なのね」って分かっちゃう、すんごい表紙です♥ ですが無論、お手に取った方(若しくは当日会場で見かけた方」しかわかりませんw(意地悪♥)
たま様の美しく麗しき吸血姫が目印。―――ガンカフェの吸血鬼はコスプレしたキラですが、こっちの姫様は本物の吸血姫様よ(/≧▽≦)/♥
更に、とらあなさんの方で、委託販売ももう始まっております。自サイトのオフライン更新、ほとんどしていないのに、委託書店さんは仕事が早い💦
https://ec.toranoana.jp/joshi_r/ec/item/040030858768/
こちらからも飛べます。
よろしければチラっと覗いてみてください♪
さて、こうして忙しい忙しい言いながら、アニメは倍速でチェックしました。さらっと感想💦
『魔王学院の不適合者』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
主人公のアノスは生まれてすぐに成長し、高校生年齢になった人間。。しかし真の姿は二千年前に暴挙を重ね君臨した魔王アノス。記憶と能力がそのまま転生したものだった。彼は絶え間なく続く戦争に嫌気がさしたことから、戦争を終結させ、自らは二千年後に転生したのだった。そんなアノスのもとに、「魔王学院」からの招待状が届く。その学院は、かつての魔王城デルゾゲードであった。入学試験でアノスは魔族の少女:ミーシャ・ネクロンと知り合い、二人揃って合格を果たすが、魔力量検査と適性検査で機械を壊し、アノスは学院で初めての「不適合者」の烙印を押されてしまう。そして、転生した時代で「暴虐の魔王」として知られているのが自分ではなく、「アヴォス・ディルヘヴィア」という名前の人物だと知る。その正体を暴くために学院での生活を送るが、一般市民であることで、教師や生徒で貴族の者たちから下げずまれるものの、圧倒的な力で彼らを畏怖していく。やがてミーシャの姉:サーシャや、転校してきたレイ・グランズドリィら、仲間が集まり課題をいとも簡単にこなしていく。そんな中、人間界から「勇者学院」との合同訓練の話がくる。勇者たちは魔族を軽んじていたが、アノスの力に圧倒される。しかし魔族への純情ならざる憎しみを持つジェルガは生徒たちを操り、尚も襲い掛かる。その戦いを止めるため、レイは「アヴォス」となって、自身が撃たれることで人間と魔族の争いを抑えようとしていた。それを知ったアノスは自分がアヴォスとなってレイに撃たれるものの、それでも尚全てを抹殺しようとするジェルガの攻撃はやまない。そこに倒れたかに見えたアノスが再度戦いを挑み、見事にこれを退けたのだった―――というストリーでした。
無論、チートなのは十分に分かっているんですが、見ていて結構爽快でした。というのも、平民であることをバカにする教師や貴族の生徒たち、勇者学院の面々が非常に分かりやすいクズっぷり(苦笑:内面に置いての話)なので、爽快にスカッと一掃してくれるのは、ストレス溜まりまくっているかもしたにしたら気分爽快でした。
でも一番すごいのは、アノスより、アノスのご両親(一般平民で全然力など無し)ではなかろうか。息子がとんでもない力で相手を抑え込もうと、自分たちに危害が及ぼうとも、恐れずひるまず「きのこグラタン作っておいたわよ~♥」「剣つくったぞ~」と爽やかに言ってくれるご両親…愛の力が一番強い!のは伊達じゃないと、心底思いました(笑)
『A.I.C.O. Incarnation』:漫画原作のアニメ化作品でした。Netflixで既に放送済の地デジ発放送でした。
人工生命体暴走事故「バースト」。それにより渓谷一帯は人工生命体「マター」によって埋め尽くされ、政府によって管理がされる危険地帯になってから2年が経過していた。
バーストの事故によって家族を失い、桐生生命工学研究所に併設された桐生病院にて、リハビリを続けながら学校に通っていた橘アイコは、夏休みの1日前に転校してきた神崎雄哉によって突如拉致され、人工生体開発者である黒瀬進に引き合わせられ、信じがたい事実を告げられる。世界初の人工生体を用いた治療を受けたアイコの今の体は、脳を除いてすべて人工生体製で本物の体ではなく、傷ついた体の治療のために一時的に脳を移植している状態ということ。「バースト」が起きたのは、複製の脳を移植したアイコの本物の体に治療で使用していた人工生体細胞が暴走したことで起きたということ。そして、バーストで死亡したと思われていたアイコの母親と弟は、バーストの爆心地、プライマリーポイントでマターに取り込まれながらもまだ生存している、というのだった。黒瀬と神崎より、プライマリーポイントでアイコの本当の体に脳を移植すれば、マターの暴走は止まり、母親と弟を助け、自身も本物の体を手にすることができると言われたアイコは、最初は戸惑うも協力を決意。篠山大輔率いるダイバーチームと共に危険な封鎖地域に入り、プライマリーポイントへ向かう。しかし、マターが襲い掛かり、それだけでなく政府やアイコの主治医である伊佐津が執拗に彼女らを追ってくる。篠山を失いながらもたどり着いた一行、そこでアイコはマターに取り込まれていた本物の橘アイコと出会う。彼女は自身を犠牲にしてでも家族や疑アイコを助けようとしていた。その姿にアイコ(疑)は手術を受け、本物のアイコに脳神経系を返すことを決意。更に脳だけ生身の複合体第1号でだった神崎の正体は人工生体技術を開発した由良俊英だったことが判明。神崎の手で手術が開始されようとしたその時、マターとリンクした伊佐津がアイコを奪いに襲い掛かってくる。実は伊佐津は植物人間となっていた、娘の柚葉を助けるため、唯一に成功例だったアイコを研究に使おうとしていた。しかし、黒崎が先回りしマターの中に取り残されていた柚葉の意識を本体に取り戻したことで伊佐津の意識が混迷する。アイコの意識は本物のアイコの身体に戻ったが、彼女の人工生命体でできた体はまだ生きており、本物のアイコは母と弟とともに、疑アイコはひとりの人格を持った人間として、別の場所で生きていこうとしていた―――というストーリーでした。
最初から登場人物も多く、更に伏線が多数引かれていたので、全部が収束できるまでしっかり見続けていましたが、最後の最後できちんと回収された上、双方のアイコに一番ベストな形でまとめられたので、非常に納得&面白かったです。「とある科学の超電磁砲」でもやっていましたが、「人工物に宿った心は魂がないと言えるのか?」というのが大きなテーマでしたね。万物に魂があるか、と考えると本当に哲学を極めなきゃいけない気がするのですが、ただ「ある」と考えると、そのもの自体を大事にしようとする心が生まれてくると思うので、かもしたは「あり」でいいと思っています。SAOでも人工AIが自我を持ったアリスが登場しましたが、まさにあんな感じ。これからどんどん科学が進んでいくと思うので、そういう倫理観というものを考えさせられる作品でした。
『モンスター娘のお医者さん』:こちらもラノベ原作のアニメ化作品でした。
かつてヴィヴル山脈を境とし100年にわたり人間と魔族が戦争をしていた世界。そんな遺恨が残る世界で人間と魔族が共存できる街リンド・ヴルム。その街で魔族専門の医師として活躍する人間族のグレンは、助手である ラミア族のサーフェと共に診療所を営む。優しく気遣うグレンにモンスター娘たちは心を開き、皆がグレンに惹かれるので、サーフェは毎回気が気ではない。そんな中、リンド・ヴルムの創設者であるスカディの胸の直上に、心臓に酷似した悪性腫瘍が形成されるという奇病に侵され、その影響から大きな声を出す事が出来ず、やるべきことが終わったので、自身の命は尽き果てるべきと思っており、手術を拒否、急な血圧降下を起こし式典の最中に倒れてしまったために病状が大衆に知られてしまうが、グレンから街の行く末を見守って行くべきだと説得されたことで手術を承諾した。そしてモンスター娘たちがそれぞれ得意分野で力を発揮、その甲斐あって見事に手術は成功。街にも活気が戻るが一方、スカディもグレンに好意を寄せ、ますますサーフェの心配は募るのだった―――というストーリーでした。
概ね単発で各々モンスター娘たちの病を発見し、サーフェと協力して治療する、というのが流れでしたが、モンスターもこういう可愛い子たちだと恐くないですねw でも嫉妬の炎は恐ろしい💦
医者、という職業柄、ちょっと色気を交える展開もありましたが(無論、グレンはそんな意識はない)ほのぼのハートフルストーリーでした。ちょっと一息入れるのに、いい感じの作品でしたv
『GOD OF HIGH SCHOOL』:こちらは韓国漫画原作のアニメ化作品でした。
主人公のジン・モリは育ててくれた行方不明の祖父を探し出してもらうために優勝すればなんでも願いが叶うという、高校生の異種格闘技大会『GOD OF High School』に出場するために会場に向かう途中、ハイ・ディとユ・ミラと出会う。彼らは瀕死の友人を助けるためや、己の武術を絶やさないためといった願いをかけて戦いに挑んでいた。彼らは勝ち進み、決勝トーナメント戦で3人組のチームとなって戦うことに。一方大会の陰で暗躍する集団がいた。彼らは「鍵」を探しており、勝ち進むにつれジンの兄弟子にあたるイピョウにその力が発揮されだす。彼らはジュゴクの下、鍵を奪うためにイピョウのチームに瀕死の重傷を負わせる。ジュゴクたちは鍵の持つ「神の力」を手に、国を手に入れる目的があり、この『GOD OF HighSchool』自体が「カギを見つけ出すための手段」だった。ジュゴクはイピョウから鍵を手に入れ異形の姿となって力を発揮するが、しかし、鍵はジンの手に。するとジンは自身が過去「斉天大聖」だった記憶を僅か取り戻す。その圧倒的な力でジュゴクを倒し、ジンたちが『GOD Of High School』の優勝者となる。大会主催より「祖父テジンは生きている」ことを知らされたジンは、優勝賞品として「参加者全員の治療と完治」を望む。そして改めて祖父を探し出そうと決意するのだった―――というストーリーでした。
最初は「何故に高校生だけ」「命がけのバトルをさせる必要は何故か?」みたいな妙な不自然さがあって、違和感の中で見ていたんですが、隠された真の大会目的がはっきりしたことで、ようやくスムーズに理解できるようになりましたw でなきゃみんな常人じゃないですもの💦 あんな高校生ばっかりだったら、世の中恐ろしすぎるΣ( ̄□ ̄|||) 多分1クールで終わらせるために、人物像をあまり掘り下げずにささっと進めちゃったので、ちょっと淡白になったのかな、と思うところはありますが、とりあえずきれいにまとまりましてスッキリしました。…あ、でもジンのじーちゃんがどこかに捕えられてかなり弱った状態で最後登場していましたので、できたらじーちゃん助けてあげられるところまで放送してもいいかもしれませんね。二期目を匂わせつつ終わりましたので、案外続編を見られるかもしれません。
『バキ~大擂台賽編~』:こちらは漫画原作のアニメ化2期目です。以前一度放送した第1作を含めると4期目に当たります。結構長い事放送されていましたね。
中国武術界最強の「海皇」を決める大会に刃牙が招待される。だが刃牙は毒手に侵され、立つだけでもやっとの状態だった。「勝利すれば解毒剤が得られる可能性」があることを信じ、烈海王が刃牙を中国へ連れて行く。戦いの中で刃牙は毒手を持つ敵と対戦して毒を裏返すことで、毒を乗り越えた。刃牙の他に招待されていた武闘家たちも勝ち進み、追い詰められた「海皇」筆頭候補の中国勢。同じく参加していた刃牙の父:勇次郎の提案でチーム戦となるが、勇次郎の勝利で幕を閉じた。
帰国後の刃牙を待っていたのは、以前より刃牙の彼女:梢江にアピールしていたアライJr.が、最強と最愛の2つを手に入れるために刃牙に勝負を挑む。しかしJr.は以前刃牙と戦った経験のある武闘家たちに事前に勝負を挑むものの、圧倒的な力で完膚なきまでに叩きのめされる。ついに刃牙との戦いにおいても刃牙が圧勝。Jr.は父のムハメド・アライに戦いを止められ、敗戦を期すこととなった。その闘技会場にて、刃牙は勇次郎に挑戦状を叩き付けた―――というストーリーでした。
こっちは完全に人外です(笑) 人間なんですが、もはや人間じゃない!(゚Д゚;) でも登場人物みんなそんな人達ばっかりなので、何故か違和感なく見続けられるのが不思議w かなり放送コードに引っ掛かりそうなバトルシーンがメインですが、かもしたは何が面白くて見ているかというと、医学的な人体の解説が、妙に説得力強くってそっちの興味で見ていました。筋肉や骨の耐久度には限界があるんですが、古谷徹さん(ナレーション担当)で淡々と説明されると「そうなのか!」と思わず信じたくなってくるw 実際本当に医学書・解剖生理学書に掲載されている通りなので、そこに(例)「彼は更にその部分に負荷をかけることで、骨に通常の100倍以上のCaを吸着させたのだ」みたいな説明がスルッと滑らか~に加えられると、そのまま「そうかそうか!」と頷いちゃう💦 そして番組見終わって、冷静になると「…あ。」と思う。その自虐ギャップが楽しくて、ついつい見ちゃいました。しかも原作者さん、リアル人体筋肉図をそのまま筋肉部分だけ倍増させてキャラを描くので、医療職の人は見ると「あー、〇〇筋ね」ってわかると思う。格闘漫画好きさんがメインで見ていると思いますが、番外で「こういう人」もいましたw