カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

Hちゃん、意地を見せる

2010年04月24日 | 「レッスン日記」
5年生のHちゃんはとっても大人しいお嬢さんです。

小さな声で恥ずかしそうにお話します。ホワ~ンとした感じです。

イメージでは「テディ・ベア」のよう、お教室に飾っておきたいぐらい可愛いです。

その性格に因るのだと思いますが、ピアノに対してはいたって「マイ・ペース」
頑張って練習して凄く上手になりたい、と思うタイプではありません。

そのHちゃんがお友達を紹介してくれました。
いわゆる「親友」という間柄のようです。

こちらのお嬢さんはHちゃんと一転、非常にハキハキしていて、バイタリティーのある女の子です。

ピアノは初めてですが、非常に勢いがあります。
もしやHちゃんを抜いてしまうのでは?と一抹の不安を感じました。

これはHちゃんの為には絶対に避けたい事です。

Hちゃんに言いました。
「多分無いとは思うけど・・・もし抜かされちゃったらちょっと悔しいよね?」と・・・

Hちゃんは、珍しくはっきりと言いました。
「悔しい、プライドがある」と・・・

Hちゃんの口から「プライド」なんて言葉が出てきたのでビックリしましたが、これは良い事だし、当然、そう思って欲しいです。

翌週、明らかに練習してきたと思える演奏を聞かせてくれました。
「意地をみせたね」と言ったら、嬉しそうに笑っていました。

友達同士って難しい部分があります。

特に5年生ぐらいだと、ちょっとした事で「親友」になったり、又「絶交」したり・・・
非常にコロコロ変わる時期ですよね。

ま~同学年で後から入った子が先に進んでしまう、というケースは良くありますが、「親友同士」だったらそれは極力避けたいです。

せっかく同じお教室になったのですから、仲良くレッスンが出来るような状況にしてあげたいです。

お互いが切磋琢磨して良い方向に向かえるようにきちんと考えてあげる必要があります。

まあ、Hちゃんも「やる気」が出てきたようなので大丈夫だと思いますが(笑)

その内、二人で「連弾」をしましょうね。
きっと「息の合った」演奏になるでしょう。

いつまでも「親友同士」でいてね☆



コメント
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