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さいたま市のピアノ教室
カナリア音楽教室の増田玲子です。
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一年生のともき君は入会して一年半、ピアノドリームの「4」をしてます。
順調に進んでいたのですが、ここにきてちょっと停滞気味になり心配してました。
お母さんに伺ったら
苦手な曲があって、弾きたがらなくて、練習時間が短くなってる、との事でした。
そうなると「初見力」も弱くなり、勘も鈍り「負のスパイラル」に入ってしまいます。
新しい曲をやる気になれない時は以前丸になった曲や好きだった曲を弾いて下さい、ともお話ししましたが、そうなった時は、そういう気持ちにもなかなかなれないものです。
こうゆう時は様子をみるしかありません。
幸い、お母さんも、ともき君の様子をきちんと把握し、方向性を考えて下さって、それが、私の考えとも同じでしたので、そんなに時間はかからないと思ってました。
そして昨日のレッスンです。。。
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頑張った事が良く判りました。
この曲です
「発表会用の曲」となってますので、このテキストの中では「弾きごたえ」「聞きごたえ」のある曲です。= やや難しめ、です。
それを「ノーミス」で弾きました!
本人も「自信」があったようです(*^-^*)
2週間で立ち直りました。凄く頑張ったと思います。
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凄いね!よくやったね!えらかったね!
と沢山の言葉、で褒めました。でも、そこで安易に「丸」は付けません。それは、もっと「上手に弾ける」からです。その事が分かってるからです。もっと自信をつけてあげたい、と思いました。
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勿論生徒さんによります。
つっかえないで弾けて「花丸」を付ける時もあります。
それはケースバイ・ケースです。
今回の場合は「まだ行ける、もっと行ける」と確信したので、もうワンランク・アップの演奏を目指しました。
もうワンランク・アップの演奏をさせてあげたい、と思いました。
そうする事によって、本人の「達成感」はもっと大きくなり、自信も歓びも増幅されるからです。
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ベースが出来ててるので、私の伝える言葉&イメージ通りの演奏にどんどん近づいて行きましたので、動画を撮ってお母さんに送りました。
お母さんからは
「家で練習していた弾き方や音色と全く違っていてびっくりしました!ありがとうございます」
とお返事を頂きました。
そのようになれたのは、お家で嫌々ながらも?・・・親子でバトルをしながらも?・・・練習する時間を作って下さったからですし
ともき君が「聞ける&聴ける耳」を持っていて、私の言葉を理解出来て、それを即「音」に出きる力がついていた事と、自分で「頑張りたい」と思えていた事と、色々ありますが、これで「ワン・ステップ」上がれたな、と思いました
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今回のやり方は、どの生徒さんにも上手くいく、ものではありません。似たようなケースはあっても、一人一人全く違います。
最近のお子さんは、良い意味で「個性的」です。ですので、従来の「指導法」では通用しないケースも多々あります。
「こうでなくてはいけない」とか「これが普通」とか「今まではこうやって教えていたから」というのは通用しません。
だからこそ、一人一人の性格・趣味趣向・生活様式等々、よく理解する必用があります。
型にはめるのは無理です。一言で行ったら「個性を大切にする」です。
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ともき君は、ある意味「優等生」です。
頭はいいです。落ち着きがあるし、言葉使いもきちんとしてます。ちょっと「甘えんぼ」の所もあってそこもなんとも言えず可愛いです。
それも、「個性」です。
そうでない子も、それが「個性」です。
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20年後の日本は随分変わってると思います。
学歴が余り重要視されない世界には既になりつつあります。
今の生徒さん達が大人になる頃はもっとそうなってるかもしれません。
私が、ピアノを教えていて、教える中で一番したい事は、その子の「良い所」を見つけて、それを「伸ばしてあげる」事です。
他の子とは違う「いい所」は絶対にあります。私はその事に「気づきやすい」場所にいます。
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「孫は目に入れても可愛い」とよく言われてます。
これは、「孫」を持ってみないと分らない事です。
私は幸い二人の孫に恵まれ、日々この言葉を実感してます。
ですので、生徒さん達の事も「孫」のように思える事が度々あります。
「愛情」は勿論ですが、更に
「理解してあげたい」
「わかってあげたい」
「きづいてあげたい」
と思ってます。
一方通行でなく、その事がとても大切な事、と思えます。
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ともき君、本当に良かったです。
しばらくはこの調子で