昨日の名古屋ウィメンズマラソンは衝撃的な結果だった。五輪金メダリストの野口みずき、世界選手権銀メダリストの尾崎好美、昨夏の世界選手権5位の赤羽有紀子、元日本記録保持者の渋井陽子、昨夏の世界選手権代表の伊藤舞、中里麗美、これだけの顔ぶれが揃ったレースにおいて、日本人が優勝出来なかった!!!
3大国際マラソンの中で最も外国人招待選手のレベルが低く、一時は某掲示板に於いて
「名古屋国体マラソン」と揶揄されていたほどだ。キャサリン・ヌデレバ、リディア・シモンといったメダリストも出場していたが、大阪に来たコンスタンティナ・ディタ同様、
「昔の名前で出ています」感は拭えなかった。
前述の日本人トップランナーたちによる目まぐるしい優勝争い。野口みずきや赤羽有紀子が集団から離されても、また追いついてみせるなど、勝負への執念を見せるシーンがいくつもあり、これは語り継がれる名勝負となるかと思われた。
全てをひっくり返したのはロシアのアルビナ・マヨロワだった。後方からじわじわと追い上げ、トップの尾崎好美らを捕らえて一気に抜き去った。バルセロナ五輪以降、代表選考レースの名古屋で外国人選手が優勝するのは初めてのことだ。
中里麗美との日本人1位争いを制した尾崎だが、はたして、五輪代表に選出されるかどうか?
女子の場合、バルセロナ五輪以降、国内の選考レースで優勝を逃したランナーが五輪に選ばれたケースは無い。バルセロナの選考では前年の東京での世界選手権の結果を重視し、国内選考レースの優勝者を落選させられたほどだった。
中里とのマッチレースは制したものの、マヨロワには追いつけなかった。
この結果がどう影響するか。
僕の選択は
重友梨沙(天満屋)
木崎良子(ダイハツ)
尾崎好美(第一生命)
である。しかし、「優勝者以外は、世界選手権の入賞者の方が上」という見方もある。
そうなると、赤羽有紀子も浮上してくる。しかし、もし、赤羽が選出となると、男子は中本健太郎よりも堀端宏行が浮上してくる。
某スポーツ紙のコラムにて、
「どうせ誰を選んでもどんぐりの背比べなら、話題性のある選手を選んだらどうか。」
という記述があった。死に物狂いでトレーニングを続けるランナーたちの想いを踏みにじるような暴言だと僕は感じた。それじゃあ「女子マラソン総選挙」と変りがないじゃないか!
しかし、もし今の女子ランナーで「話題性」で選ぶとしたら、「ママさんランナー」の赤羽になるだろうか。
僕はこれまで一発選考に対して否定的だった。しかし、今は3人の代表を世界選手権を含めて4つの大会で選ぶという方式に無理があるように思えてきた。大規模な市民マラソン大会にリニューアルされた東京と名古屋はもはや「代表選考レース」という錦の御旗がなくなってもやっていけるのではないかと思える。この2つは選考レースとして外してもいいのではないか?
3大国際マラソンの中で最も外国人招待選手のレベルが低く、一時は某掲示板に於いて
「名古屋国体マラソン」と揶揄されていたほどだ。キャサリン・ヌデレバ、リディア・シモンといったメダリストも出場していたが、大阪に来たコンスタンティナ・ディタ同様、
「昔の名前で出ています」感は拭えなかった。
前述の日本人トップランナーたちによる目まぐるしい優勝争い。野口みずきや赤羽有紀子が集団から離されても、また追いついてみせるなど、勝負への執念を見せるシーンがいくつもあり、これは語り継がれる名勝負となるかと思われた。
全てをひっくり返したのはロシアのアルビナ・マヨロワだった。後方からじわじわと追い上げ、トップの尾崎好美らを捕らえて一気に抜き去った。バルセロナ五輪以降、代表選考レースの名古屋で外国人選手が優勝するのは初めてのことだ。
中里麗美との日本人1位争いを制した尾崎だが、はたして、五輪代表に選出されるかどうか?
女子の場合、バルセロナ五輪以降、国内の選考レースで優勝を逃したランナーが五輪に選ばれたケースは無い。バルセロナの選考では前年の東京での世界選手権の結果を重視し、国内選考レースの優勝者を落選させられたほどだった。
中里とのマッチレースは制したものの、マヨロワには追いつけなかった。
この結果がどう影響するか。
僕の選択は
重友梨沙(天満屋)
木崎良子(ダイハツ)
尾崎好美(第一生命)
である。しかし、「優勝者以外は、世界選手権の入賞者の方が上」という見方もある。
そうなると、赤羽有紀子も浮上してくる。しかし、もし、赤羽が選出となると、男子は中本健太郎よりも堀端宏行が浮上してくる。
某スポーツ紙のコラムにて、
「どうせ誰を選んでもどんぐりの背比べなら、話題性のある選手を選んだらどうか。」
という記述があった。死に物狂いでトレーニングを続けるランナーたちの想いを踏みにじるような暴言だと僕は感じた。それじゃあ「女子マラソン総選挙」と変りがないじゃないか!
しかし、もし今の女子ランナーで「話題性」で選ぶとしたら、「ママさんランナー」の赤羽になるだろうか。
僕はこれまで一発選考に対して否定的だった。しかし、今は3人の代表を世界選手権を含めて4つの大会で選ぶという方式に無理があるように思えてきた。大規模な市民マラソン大会にリニューアルされた東京と名古屋はもはや「代表選考レース」という錦の御旗がなくなってもやっていけるのではないかと思える。この2つは選考レースとして外してもいいのではないか?
川内選手ですが、補欠からも漏れてしまいましたが、どうやら本人が辞退したようではないみたいですね。
本人の中では「補欠でも代表に選ばれたい」という気持ちがあったのかもしれません。
私は川内選手には、今度は北海道マラソンに出場してほしいという気持ちもあります。
確かに北海道マラソンも彼を招待しそうですね。と言うか、今、一番注目の高い選手です。デュッセルドルフにも取材が多数訪れるのではないでしょうか?
僕は彼には、実業団ランナーが出場しにくいニューヨークシティマラソンにも走って欲しいと思います。
ある程度「予想通り」ではありましたが、川内選手への報道が「過剰」すぎなのが気になりました。なんだか8年前の「Qちゃん落選」を思い起こさせました。早朝に自宅から通勤するところからカメラが追いかけてましたし。
ただ川内選手サイドのほうも、会見の際に生徒たちの寄せ書きボードらしきものを背にしていましたが、あれは必要あったのだろうかと思います。佐川急便や安川電機などの「企業チーム」の選手が、自社の名前が入ったボードを背に会見したのに対抗したかったのかもしれませんが、今まで通りの公務員ランナーらしく「自然体」で会見に臨んでほしかったとも思います。
選ばれた選手への「五輪への期待」という視点では、4年前までだったら圧倒的に女子に重点が置かれていたのですが、「すぽると」は藤原選手に生出演してもらい話を聞くなど、けっこう藤原選手への期待度も高かったような気がします。
ただ藤原選手ですが、「プロ・ランナー」というよりもプロ野球開幕戦の始球式に起用されるなど「タレント化」しているのが気がかりです。それこそ赤坂ミニマラソン出場の可能性もあるし、五輪前には「秘密のケンミンショー」に長崎ケンミンとして出演もあるかも?
それから世界陸上入賞の男女の各選手がが以降の選考レースで「失敗」したにもかかわらず補欠になれたということは、五輪前年の世界陸上で(日本人トップで)入賞すればかなりの「アドバンテージ」になることがはっきりしました。ただそう考えると、この2人は選考レースに出場していなかったら中本選手や尾崎選手よりも選考上「優位」に立っていた可能性もあり、今後は
「五輪前年の世界陸上で(日本人トップで)入賞すれば、あとは待った方がいいんだな。」
という考え方になってしまい、以降の選考レースには出ない方針になりそうな気もします。
フジテレビは系列局の関西テレビが大阪国際を主催し、東海テレビが名古屋ウィメンズの前身の名古屋国際を後援し、福島テレビが東日本女子駅伝を主催するなど、女子ロードレース中継のノウハウは豊富です!それにしても「ここまで騒がれなかった」のは意外でしたねぇ・・・。
久しぶりに、男子のマラソン代表が脚光を浴びていますね。「公務員」と「無職」というのが、世間の注目を浴びたのでしょうか?それ自体は悪くないのですが、結局代表選考についての報道がいつも批判的になるのは、それぞれのメディアの「推しメン」が落選した場合に、
「○○選手が落選するような選考方式がおかしい。」
という論調になってししまう、ということなんですね。
藤原選手は企業所属でないだけに、いろんなイベントにも参加しやすいのでしょう。今のマスコミは自分たちの取材に協力的な選手は好意的に書きますからね。川内選手も最近はマスコミへのサービスが過剰じゃないかと感じます。
愛媛新聞など、多くの一般紙が代表選考発表の翌日、川内選手の写真を掲載しなかったのは良かったと思います。
女子は「話題性」に乏しいのか、マスコミへの露出も少ないですね。Qちゃんの「熱愛報道」の方が今回の代表よりも注目度が高いというのもいかがなものかと思います。
フジテレビ系列のマラソン中継、僕はあまり買っていないんですね。今回の東海テレビにしても、北海道マラソンを中継する北海道文化放送にしても、肝心なところでCMを入れたり、上空からのカメラに切り替えたりして、スパートりの瞬間を映し損ないますし。陸上競技の知識は抜群の近田アナや、
「土佐礼子はやはり土佐礼子でした。」
の名実況を生んだ森脇アナら、アナウンサーにはいい人もいますけどね。やはり、小倉さんも出てくるのでしょうか?