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KANCHAN'S AID STATION 4~感情的マラソン論

マラソンを愛する皆様、こんにちは。
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2011日本マラソン大賞変更のお知らせ

2012年02月07日 | 日本マラソン大賞
2000年からサイト上で公表していた、「日本マラソン大賞」。12年目を迎えた昨年度の受賞者を変更せざるを得ない事態が発生した。

これまでも、同じ人に2年続けて「カムバック賞」や「ベストカップル賞」を進呈したことがあったが、今回は黙って見過ごすわけにはいけないと判断した。

昨年の東京マラソンの女子優勝者であるロシアのタチアナ・アリャソワが、ドーピング検査を受けた際に、禁止薬物が検出されて、国際陸連から2年間の出場停止と昨年の東京マラソン以降の全ての記録を無効とする裁定が発表されたのである。

東京の優勝者として、マラソン大賞の「優秀外国人賞」を彼女に授与したが、今回の裁定を受けて、これを取り消しとすることとした。

それに伴い、いくつかの部門の受賞者を変更させていただくこととした。


☆優秀外国人賞
ウイルソン・キプサング(ケニア) びわ湖優勝 フランクフルト優勝
マーラ・ヤマウチ(英国) 横浜(11月)3位

☆新人賞
尾田賢典(トヨタ自動車) 東京4位 世界選手権29位
ジョセファト・ダビリ(小森コーポレーション) 福岡優勝
永尾 薫(ユニバーサル・エンターテイメント) 横浜(2月)4位 横浜(11月)4位
樋口紀子(ワコール) 東京優勝 アジア選手権1位 北海道12位

☆外国人特別賞
セルオド・バトオチル(モンゴル) ロンドン9位 世界選手権20位 北京6位 防府優勝
マリサ・バロス(ポルトガル) 横浜(2月)2位 世界選手権9位


アリャソワの失格に伴い、樋口紀子が昨年の東京の優勝者となった。彼女はこれが初マラソンであり、その結果で派遣されたパタヤのアジア選手権で優勝(総合2位)。この結果をもって、彼女も新人賞にふさわしいと判断した。優秀外国人選手には、昨秋の横浜で久しぶりに元気な走りを見せたヤマウチに繰り上げた。当初、ヤマウチに進呈した外国人特別賞は2月の横浜で2位のバロスに。日本でも人気の高かった金メダリストのロザ・モタや耐暑レースに強かったマニュエラ・マシャドらを生んだポルトガルから久しぶりに出現した世界レベルのランナーだ。先輩たちと並ぶ成績を残して欲しい。


そして、これは僕の単純ミスである。引退した選手に進呈する「功労賞」を油谷繁ともども、2000年代の日本男子マラソンを牽引した尾方剛に進呈したが、尾方は油谷のように、
「引退」を表明していなかった。年末の福岡で2時間46分台でゴールしたが、彼の口から、これでラストだとは一言も表明しているわけではなかった。

そんな彼を、勝手に「引退」したものと決めつけて、「功労賞」に選んだのは、彼に対して極めて失礼なことだったと反省し、この場を借りて謝罪させていただきたい。

なお、尾方はびわ湖マラソンへの出場を表明。5日には愛媛マラソンに出場し、2時間17分台でゴールしている。尾方のびわ湖での健闘を祈りたい。

☆功労賞
油谷 繁(中国電力)
大平美樹(三井住友海上)



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