KANCHAN'S AID STATION 4~感情的マラソン論

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北海道マラソン、このあとすぐスタート!

2005年08月28日 | マラソン時評
今日は8月の最終日曜日、北海道マラソンが開催される。世界選手権後、最初の国内メジャー大会となるわけだが、今回は男女ともに実に興味深い顔ぶれが揃った。

男子の注目点は、「日本在住のケニア人と、ベテランランナーの対決」と言えよう。

山梨学院大出身のステファン・マヤカ、オンベチェ・モカンバ、デビッド・カリウキ、仙台育英出身のジェームス・ワイナイナなど駅伝でおなじみの面々が登場。過去にこの大会で優勝したエリック・ワイナイナに続け、という気持ちもあるだろう。最年長のマヤカは、大学時代の同期の尾方剛の銅メダルも刺激になっているだろう。

10年前の世界選手権イェーデボリ大会女子マラソン代表の盛山玲世さんを妻に持つ彼は、今月11日に日本国籍を取得したという。家族のために、日本への永住を決意した彼の走りに注目してみたい。

昨年の東京国際で、エリックに先着したジェームス・ワイナイナ。偉大なる先輩と同姓だが、
「ジェームスもお忘れなく!」
とアピールしたいところだろう。小森コーポレーションに移籍後、目立った実績が無い中、今春にはダビリというスーパー・ルーキーが加入した。ニューイヤー駅伝には外国人選手が1人しか出場できないだけに、マラソンで実績を見せて欲しい。

ケニア人ランナーたちの「ハングリー」な争いのみならず、日本のベテラン・ランナーたちもこのレースに並々ならぬ決意で望んでいる。

シドニー五輪マラソン代表補欠の小島宗幸、世界選手権3度出場の清水康次、防府マラソン初のサブテン・ランナー、渡邊共則。今年旭化成からトヨタ紡織に移籍した、セビリア世界選手権銅メダリストの佐藤信之も一般参加で出場するようである。

世界選手権大阪大会、北京五輪を見据えれば、新人の到来も望ましいが、ベテラン・ランナーたちがもう一花咲かせる姿もまた、見たい。

女子はテレビのスポットCMでも紹介されている千葉真子の3度目の優勝なるかどうかに注目が集まっているようだ。小出門下から離れ、最初のマラソン出場となる。テレビのトーク番組にも何度か出演し、新たなファンも獲得しているようだ。

対するは、昨年の東京国際女子で、彼女に先着し、世界選手権の補欠代表となった嶋原清子。今春のロードレースで何度か両者は一緒に走っているが、そこでは千葉が先着しているが今回はどこまで仕上げてきているか?

「世界陸上」の女子マラソンのレポーターに登場した彼女を見て、
「おいおい、北海道マラソンが迫っているのに、何しとんや?」
と思った人も多い(僕もそう)と思うが、あのコースを約40km試走したという、練習の成果がどう出るか?

若手実業ランナーが多数参加する中、個人的に親交がある、今年の長野マラソン日本選手トップのママさんランナー、星野芳美さんがどこまで上位に食い込めるかも注目している。

そして、陸上記者寺田辰朗氏のホーム・ページによると、シドニー五輪代表の市橋有里が出走するようである!

「彼女が北海道を走る。」
という情報は入手していたのだが、事前に発表された「招待選手」の中に彼女の名前は無く、
同日、スタート地点の真駒内屋外競技場周辺で行われるファミリー・マラソンのゲストかと思っていたが、どうやら、マラソンに出る模様である。さらに、パリの世界選手権をリタイアし、アテネの代表選考レースを棒に振った松岡理恵も出走するようだし、大会記録保持者の堀江知佳も一般参加で出走するようだ。

スタートはこのあとすぐ!ではなくて、12時5分から。あと1時間20分後です。ハイ。



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