kankoのひとりごと

外出できず、ネットと電話・ラジオで日々が過ぎています

昔も今も、政治的課題

2022年07月04日 | 古典聞きかじり
また、万葉集の話。

NHKラジオの「古典講読」6月25日と7月2日は、柿本人麻呂の和歌でした。
講師の説明です。

政治的課題などとと言うと、芸術性や感動は無縁と思われがちだが、
それは、近代以来の、西洋由来の文学概念で考えるからそうなる。

和歌は、宮廷で生まれ、宮廷を中心に維持されてきたので、
政治と拘わりがないはずがない。

人々の前で歌われ、共感を引き出して集団を一体化させるためのツールであるから、
人々を感動させなければならないし、
高い芸術性を持っていなければならない。

そのような和歌を作る役割を担っていたのが、柿本人麻呂だった。


「令和」を発表したときの政府の説明、記憶にありますか?
ウソの説明でも真に受けて、感動して喜んでたなあ…。

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