kankoのひとりごと

外出できず、ネットと電話・ラジオで日々が過ぎています

本の片づけ

2023年04月23日 | 日記
仲良し会(小学校の地域保護者会)の廃品回収に間に合うよう
本の整理をした。

4年近く前にもやった。
「きしゃぽん」を利用した。
ISBN(国際標準図書番号)がない本はダメとのこと。
そのバーコードが記されるようになったのは1981年なので
それより前の本にはISBNがなく、寄付できない。

もう読むことのない本を積み上げ、きれいなのを選んで
みかんの段ボール箱に詰めた。
文庫本は小さめの段ボール箱に。
15~20箱できたと思う。
宅配業者が取りに来た。こちらの支払いはゼロ。

後日、美辞麗句を並べた礼状が届き
寄付金額の明細が同封してあった。
5000円余り…😔

「きしゃぽん」に出せる本は、もうない😠
新刊本歓迎とのメールが、しょっちゅう届くが…(-_-;)
少しずつ、廃品回収に出している。
それでも、次の本は残している。

私にとって、特別な本
知人が自費出版した本
昭和25年(1950年)以前の古い本

「古い本」には、昭和9年発行「原色・夏の野外植物」がある。
「定価 一圓五十銭」



子どもの頃、この本をよく見ていた。
夏休みの宿題の「植物採集」では、名前を調べて、押し花を作った。

本の中には、見たことのない花があった。
本の表紙に型押しのイラストがある「ギンリャウサウ」
面白い名前の「ナンバンギセル」も。

ギンリョウソウは、高校でクラスの男の子が、近くの八幡山で見つけて、持ってきた。
担任だった生物の先生が「たまには山にでも行って、ギンリョウソウを探しなさい」
と言ったよね。
珍しいけど、探せば見つかる花なんだ…。
(八幡山は、150m位。頂上に石清水八幡宮と57番札所の栄福寺が並んでいる山)



ナンバンギセルも、その後、どこかで見た




話変わって、自費出版の本では
芭蕉の研究家で岡山大学の先生だった赤羽学さんの
「学句抄」を読み直した。
学(まなぶ)先生が、60代を過ぎて作った俳句を、選んでまとめた小冊子。
句集を渡された頃に、仲間が集まって
自分の好きな句について述べあったなあ🤔

初めに、まなぶ先生はこう挨拶した。

「俳句は、決められたことに拘るのではなく
実感に、季節が感じられればいい」


分かりやすい😊
実感が大切なのだ。
句集には「日常」の件に、こんなのがある。

皿洗ひ温水水に切りかへぬ

菜の花は挿し葉は茹でて朝餉かな

これも俳句なんだ。
そして、平和な暮らし。
海軍兵学校に入学した時期もある方なので
日常の細かな動きにまで、思いが及ぶのだろうなあ。

(こんなわけで、片づけは捗らない🤔)

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