日本では腎臓病のため人工透析を受けている人が26万人もおり(昭和53年当時の10倍)、腎臓移植希望者が3万人近くいる。そのうち死体腎移植を受けた人は6%に過ぎないとのこと。(2006/10/02 産経)
食生活が欧米化して糖尿病患者が激増した。若い世代でもでっぷりと脂ぎった肥満体の人が目立つようになった。また、それを売りにしているTVタレントもいるくらいだ。糖尿病は予備軍ともあわせると1370万人もおり益々増える傾向にあり国民病とまで云われるようになってきている。
新聞は腎臓提供者が少ないことを強調しているが、糖尿病殲滅キャンペーンでもやって患者を減らすことが先ではないだろうか。
中共の死刑囚から摘出した臓器売買は法輪功弾圧にもからみ人権問題として各国から批難が起きている。摘出された臓器は外貨獲得の手段にもなっており、韓国や日本からも移植手術を受けに訪中する人がいるという。
そのうち日本でも起きるのではないかと思っていたが、遂に借金を臓器で支払う人が出て、なんとも云えない衝撃だ。
臓器提供は善意で行われるが、死後臓器摘出をしても構わないという意思表示を生きているうちにするというのは、自分自身の心境では中々なれない。親からもらい何十年か生きてきた身体は感謝を持って灰にしてもらいたいとでも云ったらいいだろうか。もっとも、老年にさしかかった臓器が何処まで役に立つかは別だが。また、一応健康体なので、臓器提供を受けなければという生への執着も我が身のように理解することは難しい。精々そのような難病にならないよう気を付けたいと思う。