安倍首相の中韓訪問を前に、野党は衆議院予算委員会の質問で中韓の代弁、念押しを行った。
安倍首相は、「いわゆるA級戦犯は国内法的には犯罪人ではない」と明言し、戦犯分祀論に釘を刺した。
この時、国民大多数の署名や、与野党とも全員一致で採択されたといわれる。
また共産党の志位委員長同様に民主党菅代表代行も、訪中・訪韓を前にしている安倍首相を歴史認識などで質問していたが、これではまるで中共、韓国の反日歴史認識を援護し、未来志向とは云えない。民主党はこれで政権奪取が出来るつもりなのだろうか。北朝鮮が核実験を予告しているがこれについての質問のニュースはなかったようだが、与党に拮抗する野党には遠い感じがする。
首相 国内法の犯罪人ではない 2006/10/06 NHK
安倍総理大臣は6日午後の衆議院予算委員会で、さきの大戦について、当時の日本の指導者たちには重い責任があるという認識をあらためて示すとともに、「いわゆるA級戦犯は国内法的には犯罪人ではない」と述べました。
民主党の岡田元代表は「小泉前総理大臣は、いわゆるA級戦犯について『戦争犯罪人だ』と断言した。一方、安倍総理大臣は『日本において犯罪人ではない』と発言したことがあるが、その認識は変わらないのか」とただしました。これに対し、安倍総理大臣は「A級戦犯は、いわゆる東京裁判では戦争犯罪人として裁かれたが、国内法的には犯罪人ではない。法律によって裁かれていないにもかかわらず、わたしが総理大臣として、その人が犯罪者かどうかを言うべきではない。ただ、東京裁判については、国と国の関係で異議を申し立てないことをサンフランシスコ講和条約を結ぶことで、日本が受け入れた」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「さきの大戦の結果、多くの日本人が苦しみ、アジアの国々に大きな被害を与え、つめあとを残した。当時の指導者の人たちには、重い責任があるのは事実だ」と述べました。
共産党の志位委員長は「安倍総理大臣は、平成7年の村山元総理大臣の談話で示された『日本は国策を誤り、植民地支配と侵略によって、アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた』という認識を共有しているのか」とただしました。これに対し、安倍総理大臣は「さきの大戦をめぐる認識は、『国策を誤った』という記述を含めて、『村山談話』で示された考え方を内閣総理大臣として、わたしの政府として受け継いでいる」と述べました。
・・・以下略
安倍首相は、「いわゆるA級戦犯は国内法的には犯罪人ではない」と明言し、戦犯分祀論に釘を刺した。
【主張】(2006/07/21 産経)・・・
昭和28年8月の国会で、「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」が全会一致で採択された。これを受け、政府は関係各国の同意を得て、死刑を免れたA級戦犯やアジア各地の裁判で裁かれたBC級戦犯を釈放した。また、刑死・獄死した戦犯の遺族に年金が支給されるようになった。
戦犯は旧厚生省から靖国神社へ送られる祭神名票に加えられ、これに基づき「昭和殉難者」として同神社に合祀された。この事実は重い。
この時、国民大多数の署名や、与野党とも全員一致で採択されたといわれる。
また共産党の志位委員長同様に民主党菅代表代行も、訪中・訪韓を前にしている安倍首相を歴史認識などで質問していたが、これではまるで中共、韓国の反日歴史認識を援護し、未来志向とは云えない。民主党はこれで政権奪取が出来るつもりなのだろうか。北朝鮮が核実験を予告しているがこれについての質問のニュースはなかったようだが、与党に拮抗する野党には遠い感じがする。