「日本はいい国だ」といった田母神航空幕僚長が辞めさせられたのは2008年11月、氏は退職して講演活動やメディアに登場して国防についての啓蒙をされている。
ひとつぐらい憲法改正や防衛について正面から取り上げる政党が出てきてよさそうに思うが、まるでタブー視されているかのようだ。
【正論】平松茂雄 (中国の軍事演習は)西太平洋を影響下に置く行動だ 2010.5.21 03:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100521/plc1005210335000-n1.htm
【正論】森本敏 南西防衛戦略を確立し国益守れ 2010.5.20 03:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100520/plc1005200304003-n1.htm
【正論】田久保忠衛 有事の備え強める同盟構築せよ 2010.5.19 03:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100519/plc1005190323001-n1.htm
ひとつぐらい憲法改正や防衛について正面から取り上げる政党が出てきてよさそうに思うが、まるでタブー視されているかのようだ。
【from Editor】本気で防衛論議を 2010.5.24 07:05 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100524/stt1005240708001-n1.htm
普天間基地移設問題は約束の5月末決着が先送りされ、問題の本質がますますぼやけてしまった。
本来は、普天間基地周辺住民の安全と騒音問題を解決することが目的だったのが、鳩山内閣のおかげで、安全問題も騒音問題も解決されないまま、「公約違反の責任論」ばかりがかしましい。周辺住民の方々にはお気の毒というしかない。
しかし、こうなってよかった面もある。それはこの国をどうやって守るのか、という国家防衛の根本問題について、いくばくかの議論が起こっていることである。自民党政権のまま、すんなりと辺野古に移転していたら、鳩山首相も「海兵隊は抑止力のために必要」という認識を持ちえないまま国会議員を続けていただろう。
多くの国会議員をふくむ、平和ボケ、防衛音痴といわれる人々が、少しでも防衛問題に関心をもつようになるのは大歓迎だ。ことのついでにもう一歩踏み込んではどうだろうか。例えば、以下のような問いを設定してみるとよい。
(1)在日米軍は日本の防衛と極東の安定にどれだけ貢献しているのか(抑止力についての勉強です)
(2)国を守るためには軍隊が必要だが、軍隊の保持を禁止している憲法はこのままでいいのか(国民投票法も施行されました)
(3)軍隊があれば基地がある。となれば基地は必要だが、自分の周辺に基地があるのはごめんだ、でいいのか(全体の幸福と地域エゴの矛盾ですね)
まだある。
(4)自分の国を守るのに、いつまでも他国の軍隊に頼っていていいのか。仮に頼るにしても、国家防衛の中心は自国の軍隊ではないのか(誰が何のために国を守るのかということです)
(5)北朝鮮が核の保有を声高にいっているのに、これまで通りの非核三原則でいいのか(国を守るというのは現実論なのです)
かつては非武装中立を叫んだ党も、いまや与党であるし、その昔、ソ連軍を世界の平和を維持する軍と言った政党もあったと記憶する。そうした戦後の残滓(ざんし)を何ら清算せずに、「県外」「国外」と叫んでみても、防衛問題の根本は解決しない。
われわれの住むこのかけがえのない日本をどうやって守るのか、それにはどの程度の武器と人員と予算が必要であるのか、また、国民の防衛意識はどうあるべきなのか、国会はそういうことを、一度ぐらい真剣に、そしてとことん論じあってみたらどうだろう。(編集委員 大野敏明)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100524/stt1005240708001-n1.htm
普天間基地移設問題は約束の5月末決着が先送りされ、問題の本質がますますぼやけてしまった。
本来は、普天間基地周辺住民の安全と騒音問題を解決することが目的だったのが、鳩山内閣のおかげで、安全問題も騒音問題も解決されないまま、「公約違反の責任論」ばかりがかしましい。周辺住民の方々にはお気の毒というしかない。
しかし、こうなってよかった面もある。それはこの国をどうやって守るのか、という国家防衛の根本問題について、いくばくかの議論が起こっていることである。自民党政権のまま、すんなりと辺野古に移転していたら、鳩山首相も「海兵隊は抑止力のために必要」という認識を持ちえないまま国会議員を続けていただろう。
多くの国会議員をふくむ、平和ボケ、防衛音痴といわれる人々が、少しでも防衛問題に関心をもつようになるのは大歓迎だ。ことのついでにもう一歩踏み込んではどうだろうか。例えば、以下のような問いを設定してみるとよい。
(1)在日米軍は日本の防衛と極東の安定にどれだけ貢献しているのか(抑止力についての勉強です)
(2)国を守るためには軍隊が必要だが、軍隊の保持を禁止している憲法はこのままでいいのか(国民投票法も施行されました)
(3)軍隊があれば基地がある。となれば基地は必要だが、自分の周辺に基地があるのはごめんだ、でいいのか(全体の幸福と地域エゴの矛盾ですね)
まだある。
(4)自分の国を守るのに、いつまでも他国の軍隊に頼っていていいのか。仮に頼るにしても、国家防衛の中心は自国の軍隊ではないのか(誰が何のために国を守るのかということです)
(5)北朝鮮が核の保有を声高にいっているのに、これまで通りの非核三原則でいいのか(国を守るというのは現実論なのです)
かつては非武装中立を叫んだ党も、いまや与党であるし、その昔、ソ連軍を世界の平和を維持する軍と言った政党もあったと記憶する。そうした戦後の残滓(ざんし)を何ら清算せずに、「県外」「国外」と叫んでみても、防衛問題の根本は解決しない。
われわれの住むこのかけがえのない日本をどうやって守るのか、それにはどの程度の武器と人員と予算が必要であるのか、また、国民の防衛意識はどうあるべきなのか、国会はそういうことを、一度ぐらい真剣に、そしてとことん論じあってみたらどうだろう。(編集委員 大野敏明)
【正論】平松茂雄 (中国の軍事演習は)西太平洋を影響下に置く行動だ 2010.5.21 03:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100521/plc1005210335000-n1.htm
【正論】森本敏 南西防衛戦略を確立し国益守れ 2010.5.20 03:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100520/plc1005200304003-n1.htm
【正論】田久保忠衛 有事の備え強める同盟構築せよ 2010.5.19 03:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100519/plc1005190323001-n1.htm